第70話 朝ドラゴン⑤
「スー……スー……」
規則正しく寝息を立てるブランカの横顔を見て思う。ブランカはやっぱり寝不足だったのだろう。昨日はベッドに入って横になるなり、すぐに眠ってしまった。そして、もう朝の10時になろうかというのに、一向に起きる気配が無い。深く寝入っているみたいだ。
昨日は野宿で大丈夫と騒いでいたが、野宿では落ち着いて寝られるわけがない。ブランカ本人が自覚していないだけで、疲れは着実に溜まっていたのだろう。目元に刻まれていた濃いクマがその証拠だ。
そして、突然現れた安全に寝られる機会に、ブランカの張っていた緊張の糸が切れて爆睡というわけだ。ブランカにとって、ここは安心して眠れる場所として認識されたようで嬉しい。ブランカのリラックスできる空間になれればいいなと思う。
まぁそれはそれとしてだ。
僕は今、大きな問題を抱えている。ここ数日、女の子のおっぱいに触れていない。由々しき事態だ。
今まで、神聖ルシウス神国の神殿では、僕は巫女さんたちのおっぱいを触りたい放題だった。僕がおっぱいを触ると、巫女さんたちも喜んでいた。触ると喜ばれるのだから僕も気兼ねなくおっぱいを堪能できていた。まさにWIN-WINの関係が築かれていたのだ。
そんなおっぱい触りたい放題のパラダイスから、パパドラゴンによって無人の海上へと飛ばされてしまったのだ。100からいきなり0になってしまったのである。僕は今、女の子のおっぱいに触りたくて触りたくて堪らない。禁断症状のような状態だ。
でも、僕にだって常識や良心があるつもりだ。眠っている女の子の胸を無断で触るのはいかがなものだろう。
しかし、もう我慢できそうにない。
「クー…」
僕はブランカに心の中で詫びながら布団を捲る。ブランカの平坦な胸元が露わになると、彼女のワンピースの薄い生地を健気に押し上げる2つのポッチが姿を現した。ブランカのおっぱいは全然膨らんでいない絶壁だが、その乳輪だけはぷっくりと膨らんだパフィーニップルとなっている。薄いワンピースの生地も手伝い、ブランカの胸元には、よくこうしてポッチが浮いていることが多い。
僕はゴクリと固唾を飲む。僕もかつてはYESロリータNOタッチの紳士だったのだが、100年前にヴィオによってその信条を破壊され、今ではYESロリータYESタッチの変態になってしまった。ブランカの全く無いおっぱいも、僕にとっては余裕で守備範囲なのだ。普通に触りたい、舐めたいと思ってしまう。
僕はブランカのワンピースに浮き出たポッチに手を伸ばすと、掌で優しく揉む。僕の手は小さいので、ブランカの胸のポッチは、丁度掌に収まる程好いのサイズだ。ワンピースの生地越しにふにゅふにゅとした柔らかい感触が返ってくる。思った以上に柔らかい。どこまでも指が沈んでいきそうなほどの柔らかさだ。
しかし、ふにゅふにゅとポッチを弄っていると、だんだんと弾力が増してきた。ふにゅふにゅだったポッチが、ぷにぷにとなり、今ではぷりぷりとなっている。大きさも一回り大きくなったような気がする。刺激に反応して血が集まってきたのだろう。いわゆる勃起だ。
僅かに掌から余る程の大きさになったブランカの胸のポッチ。その硬度も増し、ぷりぷりの強い弾力も感じるようになったポッチ。しかし、変化はそれだけではない。ごく僅かな変化だけど、ポッチの上に更に小さなポッチの存在が確認できた。僅かな段差と、ぷりぷりよりも更に硬いぐにぐにとしたグミみたいな弾力を感じた。
ブランカのお胸は、乳輪がぷっくりと膨らんだパフィーニップルだ。ぷりぷりの乳輪の上にある小さな突起……つまりそういうことだろう。
僕は爪でカリカリと段差を引っ掻いて、その小さな突起を刺激する。
「ぁ……っ……」
ブランカの呼吸が僅かに乱れ、小さく甘さを含んだ声が漏れた。
そのことに気を良くした僕は、さらに大胆な行動に出る。ブランカのワンピースのノースリーブの袖から腕を入れて、直接ポッチをいじめる作戦だ。
「クー…!」
僕はブランカが起きないことを願いつつ、ワンピースの袖へと手を滑らせた。
◇
「ぁっ……あぁー…んっ!?」
ブランカが僅かに目を開けたと思ったら、次の瞬間には目を見開いて飛び起きて上体を起こした。
「ここは…?そうだ……昨日はルーの魔法で……」
ブランカは、そう呟くと辺りを見渡す。
「あんっ……え?」
ブランカの口から明確に甘い声が漏れ、そのことにブランカ自身が信じられないと疑問の声を上げる。たぶんカチカチになった乳首にワンピースの生地が擦れて、思わず声が漏れてしまったのだろう。ブランカが起きる10秒くらい前まで弄っていたからね。まだビンビンになっていることだろう。
「何?今の…?」
ブランカが自分の胸に手を伸ばす。ブランカの指がポッチに触れた瞬間…!
「あんっ!……何?これ…?胸が変…!」
初めての経験なのか、戸惑いの声を上げるブランカ。
「あっ……んんっ!……気持ち、いい…?」
くりくりと自分でポッチと弄り始めたブランカ。その表情が、だんだんと恍惚に染まっていく。
「ぅんっ……ふっ……んんっ!?」
その目をうっとりと細め、甘い吐息を吐いたブランカが大きくビクリと震え、その大きな瞳が見開かれ、僕と目が合う。僕の存在に気が付いたらしい。しまったな。こんなことなら姿を消しておくべきだった。そうしたらブランカの面白い姿が見られたかもしれないのに……。
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