第3話 僕の救世主【zi過去編】
初めての中間考査が終わって、久しぶりに、ziを起動する。
この前、昔の事を思い出したから、ziに、入りたての頃を思い出す……
僕が、ziで話しているのは、主に5人で、「ハル」「ナイト」「シンタ」「イト」「ヤグ」の、5人だ。
「ハル」は、高校2年生でいつも明るい、ムードメーカーのような存在だ
「ナイト」は、高校2年生で、暗いような感じがする。
「シンタ」は、中学3年生で、明るい人とも、暗い人とも、話せるような人で、色々な人と仲良くなっているのを見る。
「イト」は、高校1年生で、誰にでも優しく接している。しかし、悩みを隠しているようにも見える。
「ヤグ」は、大学2年生で、みんなの相談役のような感じがする。僕も色々なアドバイスを貰っている。
この5人の人に、出会ったのは、中学校の入学式の日だ
────────回想─────────
「今日は、ついに入学式だ」
そう思いながら、僕の中にある不安な気持ちをかき消して、慣れない電車で学校へ向かった。
電車の窓で外の景色を見ていると、ついに、目的地に着いた。
電車から降りて、学校まで、スマホのマップを見ながら歩いていく、「ここか……」僕は自然とそう言った。
案内の人が言っていた通りに進んで、ついに、自分の教室に着いた。
慣れない教室の大量の席から、僕の席を探す。
席に座り、先生を待つ、そして、先生の話が終わり、入学式の準備をして、ついに入学式が始まった、校長先生の話などが、淡々の流れて行き、入学式が終わった
入学式の後に、先生と話す時間が数分あり、帰りの会を行った。
帰りの会が終わったので、帰ろうとすると、先生に呼ばれた。
「君、精神障害なのは本当?」
と訊ねられる、はい、と答えたい、だけれどなかなか口に出ない。
その様子を見て、先生は察してくれたらしい
僕は、わざわざ入学前に言っていたのに、今ここで聞く必要なんて、ないだろと思いながら帰った。
母の帰りを待っていると、ついに母が帰ってきた。
母は重い口を開けて「また、教室が分けられるって……」
今日は、保護者の面談?のようなものがあって、そこで言われたと聞いた。
絶望した、何が悪いんだと、ひたすら怒りが湧いてきた。
そう思いながら、自室に行った。
自室で、パソコンで意味もなく「悩み相談」
と調べていた。
すると、そこに「zi」のグループが見つかった。
恐る恐る、そのページを開くと、会員登録の画面が出てきた。
すると、僕は勝手に会員登録をして、あのグループに入った。
「よろしくお願いします」と言う文字が、並べられていて、僕もそれに「よろしくお願いします」と返した。
すると、僕は何を思ったのか、このグループに、「少し相談いいですか?」と送った後に、今日の出来事を話したすると、ある5人の人が、それぞれ個性的な考え方でアドバイスをしてくれた。
嬉しかった。
そして、ここの人が好きだと思った。
────────回想終わり───────
このような出来事があって、このグループにいる。
僕は、このグループの皆のことを、「救世主」だと思っている。
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