第2話 特別な仲【学校編】
今日は、考査前日なのでziは、起動せずに過ごそうと思う。(さすがに勉強をしなさすぎかな……と思ったからだ)
起動せずに行くのは、少し違和感があった(今回が初考査で、起動しない日がなかったからだと思う)が、そのまま学校へ向かった。
すると、いつものように、けんとが話しかけてきた、その話にいつものように返事をする。
そして、ホームルームが始まった、自分で言っちゃあなんだが、僕とけんとは、周りとは違う特別な関係だと思っている。
今から話すのは僕は小学生だった頃の話だ。
────回想─────
僕は今日、病院に連れていかれた、何故か分からないまま、病院の椅子で順番を待った。
そして、いよいよ僕の番だ、お母さんに「行くわよ」とだけ言われた、そのままお母さんについて行く、中に入ると、色々な事を聞かれたり、何かの検査をされた。そして、なにか分からないまま、全ての検査が終わった。
すると、医師の口から「あなたの子供は精神障害です」と聞こえた。
お母さんは、開いた口が塞がらないようだった。
僕は心の中でセイシンショウガイ?と感じた
その日から、僕は、みんなとは別の教室に行くこととなった。
結局、何があったのかは、分からなかった。
僕が、そこの人の仲良くなるまでは時間がかかった。
慣れるまでは、ほんとに居ずらかった。
学校が嫌いになりそうだった。
そのような生活が2年ほど続いた所で、僕は、親友と出会った。
そう、けんとだ、けんとは休み時間、いつもこの教室に来てくれた。僕は、けんとと話すのが楽しみだった、それから学校が楽しくなった。
そして、そのまま僕達は、卒業した。
しかし、中学校に上がり、ある事件があった
特別な教室に行く人と、普通に学校に行く人が、完全に別れてしまったのだ
それを知った時は、ひたすらに泣いていた。
そして、初めての登校日、そこで、特別な教室に行くのは、ホームルームが終わってからだと知った……
そして、今に至る
僕と、けんとはホームルームでしか、話すことができないが、離れていても、僕達は繋がっている。
僕とけんとは特別な仲間だ!
僕は、自信を持ってそう言える
これからも、この仲を崩さずに過ごしたい
いや、崩れることはないか……
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