第3話 摘出手術
今朝は早めに目が覚めた。今日相方さんの付き添いで病院に行く。手術前に受ける外来診察最後の日だ。言われていたダイエットも目標を達成しているようだ。ただ手術日まで維持しなければいけないが、それは大丈夫だろう。相方さんも準備を終えて、ゆっくり駅向こうのバス停まで歩いた。途中川沿いを歩きながら、緑から黄色に変わる景色を感じていた。
バス停に着いたが、発車時刻までまだ時間があったので、近くのスーパーで飲み物を買った。しばらくするとバスが到着し、前の方に座った。僕たちの他は乗客はおらず、バスは定刻に発車した。いくつかの停留所で人の乗り降りがあったが、座席が数席埋まる位でほとんど空いていた。だが病院前にバスが到着すると、僕たちと入れ替わりに沢山の人が乗り込んできた。
病院に到着し、いつものように診察券を通し産婦人科外来へ行く。月初めなので保険証も確認してもらった。しばらくそこで待っていると、今から麻酔科の診察を受けてきてくださいと言われ、待合のソファを挟んで反対側の麻酔科受付へ向かった。
相方さんと並んで座り、受付番号が呼び出されるまではそんなに時間はかからなかった。診察室へ入ると麻酔科の先生より、麻酔の同意書の書類とセットになった説明書に沿って、手術に使う麻酔薬の説明をしてくれた。先生から何か質問はありますか?と言われたが、質問内容も思い浮かばすありませんと答えた。麻酔科診察が終わり産婦人科の受付へ行き診察の順番を待った。
今日は産婦人科の待合にいる人も多かった。産科で順番を待っている人、婦人科で順番を待っている人、それぞれの理由で受診するので、一人一人時間がかかる。僕たちも然りだ。
どれくらいまっただろう、モニターに受付番号が表示され、診察室に入った。
「お名前お願いします。」
「山辺加奈子です。」
「先に内診するので、一旦旦那さんは外に出てください。奥さんは内診しますからそちらへ。」
僕は一旦出て、内診が終わるのを待った。終わったら看護師の方が扉を開けてくれたので再度入室した。
「予定通り十八日に手術します。前日の十七日に入院準備してきてください。」
「はい。」
「これが手術の同意書と輸血の同意書です。」
「輸血するんですか?」
「今のところは輸血はしないです。出血量も輸血する程でないです。ただ開腹手術に切り替えた場合に輸血する場合もあるので、同意書を貰ってます。」
そして、手術の説明を受け麻酔の同意書と同じようなものを貰った。
「手術について何か質問はありますか?」
「先生、手術後に更年期障害ってどうなりますか?」
「変わらずでますよ。今はどんな感じ?」
「たまに身体が暑くなったりします。」
「手術後も今と同じ感じだと思ってください。」
「はい。」
「あと山辺さん線維筋痛症があるから、手術後痛みの出方がわからないので、山金先生と連絡とりあってフォローしていきますね。」
「はい。」
「仕事復帰はいつできますか?」相方さんは次々に質問していく。僕は隣で座って会話を聞いているだけだった。
「十二月入ってからかな。あと、退院後の診察だけど、十二月一日にきてください。」
「はい。」
「他に聞いておきたいことはありますか?」相方さんは僕の方を向いて確認し、いいえと答えた。
「では、手術まで感染症とかにならないように気をつけてください。」
「はい。」
「では待合でお待ちください。」そして僕らは挨拶をして診察室を後にした。
産婦人科の受付で待っていると、看護師さんから同意書について、各二部ずつ渡してますので入院の際に忘れずお持ちくださいと言われた。その後産婦人科受付で診察券を貰った時に、入退院センターへ行ってくださいとも言われた。また行くのかと、僕はしんどくなった。毎回病院の付き添いのたびに、入退院センターに行っている。何をそんなに話すことがあるのか?そう思ってしまう。
入退院センターへ行くと、術衣やパジャマ、タオル類を借りる為の申込書類の提出や、入院日に病院にくる時間と当日持ってくる書類の確認等された。あとは、二日前にPCR検査を受けなければいけないので、時間と場所や持参する用紙の確認。入院となると本当に大変だ。後入院から退院までのスケジュールも渡された。全て無くさないように入院関連の書類は大きい封筒にまとめて入れてあるので、帰ってから全て確認しなければいけない。
簡単にランチを済ませた後バスで元来た道を戻り、買い物をしてから家に戻ってきた。やはり病院に行くと滞在時間が長いので疲れてしまう。いつものように横になり、いつの間にか二人して眠っていた。
ふと目を覚ますと、相方さんは食事の準備をしていた。前日に作っていたのか温めるだけのようだが、毎日温かいご飯が食べれるのは有り難い。
「たっくん、ご飯できたよ。」
「はい。」
僕は眠い目を擦りながら、食卓についた。
食事の後、お風呂に入り身体を癒した。お風呂から上がった後も普段の疲れもあってか、すぐに眠りについた。
今日は僕は朝から出勤だったが、相変わらず相方さんは、先月末から始めている大掃除をするようだ。手術も近くなってきたので、それまでに全て終わらせたいらしい。ベッドルームなど居室は先月中に終わらせたので、今日はユーティリティスペースと玄関をするらしい。相方さんに帰り晩御飯お弁当にする?って聞くと、いつものお鍋にするから大丈夫と言われた。僕は味噌鍋が好きなので、いつも何味がいいか聞かれるとこれをリクエストする。
僕は仕事に行きいつも通り仕事をしていると、相方さんからLINEが入っていた。今日はウォーキングも行ってきたようだ。僕はため息をついた。言うこと聞かないなぁ。僕はお疲れさんとだけ返信した。
今日は部長と面談があった。僕らの職場は時折上司面談がある。課長以上は店長と、主任及びリーダーは部長とその他は各部主任が行う。部長の佐伯さんは、周りから信頼されている人だ。以前に課長との件も間に入り話をつけてもらった経緯もある。
「山辺くん、年末に向けて予約商品等売上はどうだ?」
「感染症の影響もあり、予約数が去年より現時点で上回っておりますし、外出を控える為か高級な物が特に多いです。」
「そうだな。受注数に対して供給はまだまだいけそうか?」
「例年より少し多めにはMAXを増やしてます。今のところ順調に推移しております。」
「そうか、バックヤードで働いている中で、困ったことは起きてないか?」
「リーダーの河野さんにも聞いてみましたが、何も問題は起こっておりません。ただ、中原くんは余計な一言があったりするので、注意して見ています。」
「そうか。何か困ったことになりそうだったら、報告頼む。」
「はい。かしこまりました。」
「あと、何か伝えることとかはないか?」
「実は私事なのですが、今月十八日に妻の手術が控えています。」
「えっ?どこが悪いんだ?聞いても大丈夫か?」
「はい。癌です。幸いステージ1らしく、子宮と卵巣等付随臓器を摘出します。リーダーの河野さんだけには伝えていました。十七日入院ですので、連休でお休みと退院時にもシフト変更をお願いするかもしれませんので、ご迷惑をおかけしますと伝えました。」
「わかった。奥さん大事にな。こちらからもフォロー入るようにするよ。」
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
そして面談は終わった。
仕事が終わり家へ着くと、案の定相方さんはぐったりしていた。僕は鞄を置き、風呂場に行き湯船にお湯を溜めた。
「かなはん、お風呂お湯溜めてるからゆっくり入ろう。」
「うん。ありがとう。」
「動けるか?」そうして相方さんを起こし、着替えを準備し一緒に入った。
ゆっくりお湯に浸かりながら、部長と面談したことを話したり、大掃除やウォーキングでの出来事を話したりした。お風呂はいつも僕が先に上がるが、今日は一緒に出た。着替えてドライヤーで髪を乾かしたりした後、相方さんはお鍋に火をつけ、出来上がりを食卓に並べた。
徐々に外気温も下がってきているので、お鍋は温まっていい。
今日は食事の後片付けは、僕がした。相方さんにはもうベッドで寝るように言った。素直に従ったが、ベッドで携帯を触っているようだった。
「かなはん、今日は疲れてるやろ?早く寝なさい。」
「はーい。」そして携帯を置き、そのうち眠りについていた。
相方さんは、入院に持って行く荷物を鞄に詰め始めていた。下着類、靴下やレッグウォーマー、化粧品類、シャワーに必要なもの、生理用品やその他にも色んなものを入れていた。ショーツは1サイズ大きめを用意しなければならないようだ。手術時にお腹にガスを入れて膨らますので、ガスがぬけるまで通常サイズは入らないらしい。入院時に必要な書類にもサインや印鑑がぬけていないか確認していた。
大掃除はこの数日で殆ど終わらせたようだ。大掃除のたびにぐったりしていたが、入院前に終わったのは良かったのではないかと思う。
「パパちゃん、もうすぐ入院だから寂しいな。」
「大丈夫。」
「何が大丈夫なの?今のうちに、いっぱいくっついとこっと。」そういって甘えモードの相方さんは、僕に抱きついてきた。
「明後日PCR検査だっけ?」
「うん、十時から始まるみたいだけど、十時半くらいがいいらしいよ。」
「そうなん?気をつけてね。何もないことを祈るよ。」ここで引っかかってしまえば、検査も一からになりそうで嫌だし、何せ癌が進行しないかが不安なのだ。無事に検査をパスしますようにと願った。
PCR検査当日、相方さんはいつも通りバスで向かい、終わるとすぐに帰ったようだった。
僕はいつも通り出勤で今日は遅番なので、帰るのは十時を回る。結果は帰ってから聞くことにして、今は仕事に集中した。僕が材料庫で在チェックをしていた時だった。
「山辺さん、また二連休ですね。奥さんとまた出かけるんですか?」中原くんがまた例に漏れず詮索してきた。だがその時、その後ろから中原くんの肩を叩く人がいた。
「中原くん、君はここで何をしてる?皆さん作業中ではないのか?持ち場に戻りなさい。あと人のプライベートを詮索するものではない。君もプライベートなことをあれこれ聞かれると嫌な思いするのではないか?」部長がそういうと、気まずそうな顔をしていた。
「自分がされて嫌なことは、他人にするべきでない。わかったかね。」
「はい、申し訳ありません。」
「では戻りなさい。」中原くんは、頭を下げて持ち場に戻っていった。
「部長、ありがとうございます。」
「いや、礼を言われることではない。君から聞いていたことだから、釘をさすのに丁度よかっただけだよ。」そういって、佐伯部長は去っていった。
その後部長からの苦言が聞いたのか、中原くんは大人しくなった。
仕事が終わり家に帰ると、相方さんはキッチンにいた。水回りの掃除をしていた。
「ただいま。」
「おかえり。今日はミートソースのパスタだよ。」
「うん、ありがとう。それで結果はどうだったの?」
「四時頃に陽性の人だけ連絡って言われて、連絡無かったから大丈夫だよ。」
「じゃあ予定通りだね。」
「うん。たっくん、シャワー浴びておいで。パスタ準備しとくから。」
僕はうんと返事し、風呂場にむかった。
ついに入院する日が来た。この日まで長かった。昼からの入院なので、午前中に忘れ物はないか荷物の確認をし、少し早めに家を出た。バスに乗る前にバス停近くのお店で昼食を済ませた。あとスーパーで入院中の水やお茶を数日分調達していた。手術すると中々買いに行けないだろうから、荷物にはなるが仕方ない。
バスに荷物を抱えて乗り込み、前の方に座った。病院に行く時に乗り慣れたバスなのに、今日はいつもと違っていた。バスが病院に近づくにつれ、顔が強張ってきたように思う。
病院前のバス停は、相変わらず人が多い。バスが到着したので相方さんの荷物を持ち、病院の入口へ歩いていった。
病院へ入ると、入院受付へ向かった。手続きが済むと荷物を持って六階の産婦人科ナースセンターへ行き、入院に必要な書類を渡し、明日の手術時間を確認し僕は病院を後にした。
バスで来た道を戻り、帰りにスーパーにより晩御飯の弁当を買って家に戻った。
「今家に着いたよ。」
「たっくん、ありがとうね。明日13時から手術やから早めにきてね。」
「今日からしばらくたっくんの顔見れないのはさびしい。」
次々相方さんからLINEが入った。
「大丈夫。」
「何が大丈夫なん?」
「一週間程やろ?頑張りなされ。」そう送ると、プーっと拗ねたスタンプが送られてきた。なのでこちらもスタンプで返した。
「しばらく一人暮らし楽しみます。」たまに意地悪なLINEを送ってみたりしながら、少しの時間会話を楽しんだ。
夕方頃、早めにシャワーを浴びた。その後炬燵に入りながら、携帯小説を読んでいたが眠気がでてきたので、晩御飯前まで寝ていた。明日は十二時には病院に到着しておかなければならないので、それより一時間前に行き、早めにお昼をすませてから病院に向かおうと思う。
十八時を回ったあたりに、相方さんからLINEが入っていた。
「たっくん、言うの忘れてたんだけど、冷凍庫に冷凍おかずのセットとか牛丼とかチャーハンとか入れてあるよ。この前ネットスーパーで買っといた。」
「了解です。」
「私、今から晩御飯だよ。この後、明後日のお昼まで食べれないんだって。お腹空きそう。」
「頑張ってください。」その後時間をおいてから、またLINEが入った。
「今日はゆっくり噛み締めて食べた。全部食べたよ。お腹いっぱい。」
「こっちももう少ししたら、お弁当食べます。」
「たっくん、今日寝れるかな〜?」
「目を瞑っておきなさい。」
僕は食事の後、早めに眠りについた。
朝から相方さんからLINE。あんまり眠れなかったようだ。どうやら食後に下剤を飲んだらしく、夜中に何度もトイレに行っていたようだ。それに緊張もあるだろうし、仕方ないのかもしれない。あと水を買っていったものがもうすぐなくなるようで、水を買うのとスーパーの袋サイズのゴミ袋もお願いされた。
僕は顔を洗い身支度をし、行く準備を整えた。冷蔵庫に入っているコーヒー牛乳をコップに注ぎ、ソファに座ってテレビの朝の情報番組を見ていた。朝食は朝昼兼用で食べようと思っているので、昨日買ったスナック菓子を少し摘んだ。毎日のように感染症関連のニュースで、いつになったら治るんだろうと考えていた。僕は接客の仕事なので、人と接する機会が多い。僕が感染してしまうと仕事に迷惑をかけるし、相方さんに移してしまうと、相方さんが命をおとしかねない。僕はマスクをするのはもちろん、うがい手洗い消毒を徹底した。
十時過ぎに僕は家を出た。駅前に自転車を置き、まずスーパーで頼まれてた物を買い込んで、バス停へと向かった。バスが来る時間までまだ時間があったので、ベンチに腰掛けた。十分程待ったところでバスが到着した。
バスに乗り込んでしばらくすると発車した。病院に近づくにつれて、現実感が増して行く。僕は携帯を触りながら病院前の停留所まで乗り、近くのハンバーガーショップで時間を潰した。
十二時近くになり、病院に向かった。向かってる途中で病院より電話があり、手術時間が遅くなるとのことだった。相方さんにもその連絡があったようで、LINEが来ていた。ただもう病院に着いていたので、ナースステーションに声をかけ、相方さんから頼まれたものを看護師の方にお願いし渡してもらった。その時に手術後に先生よりPHSに連絡が入りますということで、PHSを渡された。僕はナースステーション横にある待合所で待たせてもらい、相方さんにLINEした。
「今待合所にいるよ。ただ携帯の充電無くなってきた。」
「そうなん?」
「今ね、看護師さん来てくれて、水とか貰ったよ。ありがとう。あとね、主人の携帯の充電ないらしいんですっていったら、待合で私の充電器使って充電していいって言ってもらったから、私の充電器預けたよ。」
「うん。わかった。」
しばらくすると看護師の方が、奥様より預かりましたと充電器を渡してくれたので、コンセントをお借りして充電させてもらった。
今日は手術なので、通常だと直前まで側にいることができると思うが、今は感染症対策で会うことができない。なのでしばらくLINEで会話していた。
「たっくんに会いたいな〜。」
「仕方ないですな。我慢してくだされ。」
「まだまだだね。」
「時間なったら教えてくだされ。」そういって一旦話を終えた。相方さんはベッドで横になって休んでいるようだった。僕は充電しながら携帯小説を読んでいた。
「一時間経過。」相方さんからLINEがはいる。
「前の手術が長引いてるってことは、余程大手術なんかね〜」
「そうなのかもね〜」時計を見ると十四時を過ぎたあたりだった。看護師さんが来てくれて、時間がずれることの謝罪があった。怒ることでもないので、笑顔でわかりましたと答えた。僕に声をかけたあと、相方さんにも同じ看護師さんが声をかけに行くのか、相方さんからもずれる連絡がきた。
「たっくん、長時間でごめんね。」
「大丈夫だよ。」
「私の手術あっという間に終わるかもね〜。」
「そうだといいね。前の人どんな手術なんかな。」
「個人情報だからわからないけど、婦人科の患者さんらしいよ。」
「そらそうだろ。携帯見過ぎて頭が痛くなってきた。寝よかな〜。」
「うん、寝とき。」そしてこのLINEがあってすぐ、三十分後の十五時から手術開始と連絡が入った。
行く時に少しでも顔見れたらいいなと思っていたが、それは叶わなかった。僕は待合所から移動するわけにもいかず、ずっと携帯を触って時間を潰した。
手術室に入り四時間半程経った時PHSが鳴った。
「山辺加奈子さんのご主人ですか?」
「はいそうです。」
「手術は無事に終わりました。手術は予定通り腹腔鏡で行いまして、子宮と付随臓器もとりました。問題なければ明日には歩き回れるようになります。あと病理検査をしまして、数週間で結果がでますので分かり次第癌の状態をお伝えできると思います。」
「はい、わかりました。ありがとうございました。」そして話を終えた。僕はナースステーションでPHSをお返しし、看護師の方に声をかけて家路についた。
僕はバスに揺られながら、手術が無事終わって安堵すると共に、疲労感が襲ってきた。
家に着くと、相方さんは今日見れるかわからないが、LINEを入れた。
「お疲れ様でした。今家に着いたよ。手術は無事終わったって。先生からまた説明あると思うけど、今日はゆっくり休んでください。退院の日決まったら教えて。」
その後先にシャワーを浴び、スーパーで買ってきたお弁当を食べてすぐに横になった。
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