第2話 ダイエット

 相方さんは、まだ実感はわからないながらも、まずダイエットを始めた。職場で1600カロリーに計算された料理本と、オートミールの料理本を買って食事を作り始め、僕も付き合わされた。あと、ウォーキングを始め、毎日一万歩を歩くようになった。それまで駅まで通勤に使っていた自転車も、歩くようになったので、ギアが故障している僕の自転車を自宅に置き、僕が相方さんのを乗るようになった。家では10種類程のストレッチ運動を何セットかしていた。仕事に行く日は、職場との往復でいつも一万歩を超えるようなので、わざわざウォーキングには行かず、ストレッチを寝る前にしていた。側で見ている僕は、食事の後片付け等をして、相方さんの負担を少しでも減らすように協力した。


 今日は相方さんがお休みだ。最近相方さんは大掃除に向けて道具を揃えている。大掃除といえば十二月にするものとイメージがあるが、我が家は年末仕事が忙しく疲れて帰るので、大掃除は十一月に行なっている。

 僕が休憩に入った時、LINEをみると相方さんからメッセージが入っていた。

「たっくん、今日歯医者さん電話したら予約取れたから行ってくる。」

「歯医者さん終わったよ。歯垢とってもらった。歯は綺麗だって。」

行く前と行った後のメッセージ、病院から歯医者さん行っといてねとは言われたみたいだけど早くないか?まぁ相方さんらしいけど、また帰ってから聞けばいいか。僕は了解とLINEスタンプで返答し、昼食を済ませた。


 帰ってから歯医者での話を聞いた。

「歯医者さんまで歩いたの?」

「うん。早めに出てゆっくり歩いたよ。次はね一月に行けばいいらしいんだけど、私忘れそうだから直近になってから予約入れますって言ったの。」

そこまで保つんなら心配いらないかと、話を切り上げて僕はシャワーを浴びに行った。


 今日の晩御飯はお好み焼きだった。

「ねぇねぇ、味どう?」

「ん?美味しいよ?」

「いつもと違うんだよ。何が入ってると思う?」

「えっ?わからない。」

「お豆腐入ってるの。」

「そうなの?全くわからないよ。美味しいよ。」

「また作っても大丈夫?」

「うん。いいよ。」

今日の食事も買った本の通りに作っているらしい。美味しく頂けるのであれば、僕は何でもいいので付き合っている。僕も痩せるだろうか?ただ、量は僕は多めで作ってくれているので、一か月後がどうなるか楽しみだ。

「そういえば、大掃除に使う物買ったの?」

「うん、今日ホームセンターも行ってきたよ。」

「いつする予定?大掃除。」

「今度の二連休かな。始めるの。」

「無理しないで休憩しながらしてな。僕仕事で一緒にできなくて申し訳ないけど。手術前に倒れられたら困るよ。」

「大丈夫だよ。ありがとう。」そして僕らはテレビを見て時間を過ごした。


 相方さんがダイエットを始めて、最初の頃はウォーキングなどで筋肉痛になり足が痛かったようだが、最近は筋肉もついてきて体力もあり、歩かないと気がすまなくなっているようだ。我が家の近くには川が流れていて、ウォーキングができるような道が整備されている。いつもその道を歩いていると言っていた。夜も寝る前に冊子をみながら運動をしていた。


 一週間もするとだんだんと体重も落ちてきたようだ。見ていると、朝や昼はオートミールを使用して、おにぎらずを作ったり、ジャーに入れてスープ風にしたり、色々工夫を凝らして作っているみたいだ。毎日前日から準備して、カロリーを考えながら作っているのと有酸素運動等も欠かさずしていて、続くんだろうかと心配していた。


 ニ週間程経つと3kg程体重が減ったようだ。減り出すとやっぱり嬉しいようで、僕に報告してきた。継続は力なり、僕は頭が下がる。最低目標値は達成しているのだが、5kg目指して頑張ると宣言していた。ただ少しでも走ったり、たまに自転車に乗るとお腹に痛みが出るようで、お腹をさすっていた。

「かなはん、無理したら駄目だよ。」

「無理はしてないよ。この前痛みがでた時は行かなかったよ。」

「それならいいけど。」

「大丈夫だよ、ありがとう。」

相方さんはそういったが心配だ。自分で何でも動こうとしてストレスを溜めてしまうのだ。

 結婚前、仕事で理不尽なことがあっても我慢して頑張っていたが、心が壊れて見ていられなくなったことがあった。僕の家に泊まりにきた時、外に出るのが怖いとさえ言って、僕の家にいる間中引きこもっていた。僕は寄り添い、彼女のしたいようにさせた。帰る頃には少しましにはなっていったが、その後身体に不調をきたした。線維筋痛症になったのもその頃だった。だから、無理をさせられない。

 雨の日にも僕の母から貰ったカッパを着てウォーキングをしている。ちなみに僕の母は隣県に住んでいる。父は今年の初めに亡くなった。相方さんの方も両親共に亡くなっている。相方さんの両親も僕の母と同じ隣県に住んでいた。結婚した時には既に義父は亡くなっていたので知らないが、義母は穏やかな方だった。父が亡くなる前年に病気で他界されている。

「そういえば入院の保証人欄、お母さんに書いてもらわないといけないね。」

「うん。母さんには次の連休の時に行くって連絡してあるよ。」

「ありがとう。私からもお母さんに連絡したよ。お母さんに会えるの楽しみ。」

「向こうで温泉行こうか。」

「うん。」

「じゃあ、母さんにも言っとく。」

「お願いします。」

「そうそう今度一緒に診察行くのって、いつだった?」

「十一月一日だよ。」

「休み入れとくね。」

「お願いします。いつもありがとうたっくん。」

「いいえ。」

 来月の手術までまだひと月以上ある。この間に進行しないのだろうか?心配してもどうにもならないことだが、やはり不安に感じる。



 十月の初め頃に、相方さんと僕の実家に帰った。実家では愛犬であるダックスフンドの優がいる。名付けは母だ。凄く母べったりの犬で、少しでも母の姿が見えないと探し回り、涙を流してクンクンと泣く。

 実家では相方さんが母と話してる事が多い。たまに二人で出かける時は親子として見られたりするらしい。嫁ですというと驚かれる。それぐらい仲がいい。僕としては嫁姑のいざこざがないので、凄く助かっている。

「お母さん、これお父さんにお供え。」

「まぁ〜ありがとう。あんたらご飯まだやろ?カレー作ってあるから温めるわ。」

「うん。」

「じゃあ私は仏壇にお供えしてくる。たっくんは二階に荷物お願いします。」そして、用事を済ませて一階に降り、カレーを食べた。

 食事の後、入院の書類にサインをもらい、その後お風呂に入ってから、布団に入り眠りについた。

 翌日は午前中にスーパー銭湯の温泉に入り、早めに帰路についた。


 家に帰ってきた翌日からしばらくは、遅番と早番が交互にくる勤務だった。勤務が終わり自宅に着くのは十時過ぎになる。この時間でも帰ってから食事をするので、簡単なものをいつも用意してくれている。例えば、丼物やパスタ等1品で済ませることができるものだ。遅番の翌日早番とかだと、さっさと布団に入りたいので、相方さんにお願いしてそうしてもらっている。相方さんも少しは楽できるだろう。


 今日から二連休の相方さんは、リビングルームの大掃除をするようだ。我が家の大掃除は天井、壁の拭き掃除からはじまり、家具を全て移動させ床なども掃除をする。もちろん家具や棚類もクローゼットの中までも一度出して、拭くのだ。最初はそうすることに驚いたけれど、毎年のことなので慣れてしまった。洗剤は水に重曹を混ぜたものを使うらしく、匂いも気にならないので助かっている。

 僕は仕事なので、掃除を一緒にはできない。相方さんと休みが重なれば僕もできるけれど、今月に限っては、相方さんのニ連休の休みが重ならず、相方さん一人で行っている。

 仕事が終わり帰ろうとすると、相方さんよりLINEが入っていた。

「たっくん申し訳ないんだけど、今日帰りにお弁当買ってきてください。ウォーキングと大掃除で疲れちゃった。ごめんね。」

「了解です。ゆっくりしときなさい。」

また無理をしたんだなぁ。無理をするなと言っても、相方さんは大掃除の拘りが強いので、いつも通りしたんだろう。ウォーキングまで行くとは思わなかった。僕は相方さんが頑張っている時には、労いの為にゼリーやケーキ等甘いものを買って帰ったりするが、今はダイエット中なので相方さんは口にしない。僕は何もしてあげれなくてモヤッとしている。


 僕は最寄駅に着き、家に帰る前にホカ弁屋に立ち寄った。帰ってすぐ温かいまま食べれるので、たまに買ったりする。今日は焼肉弁当を買って行こう。相方さんは鮭弁にしようか、ダイエット中だし。

料金を払い自転車にお弁当を積み込み、自転車を走らせた。ここからは5分程で家に着く。

自宅に着き、インターホンを鳴らした。

「おかえり。」

「ただいま。はい、お弁当。」

「ありがとう。」

「かなはん、無理したらだめだよ。」

「ごめんね。明日も休みやから、明日はゆっくりするね。」

そして先にシャワーを浴びてから、食卓についた。

「かなはんは、鮭弁にしたよ。」

「うん。嬉しい、ありがとう。」

「僕は焼肉弁当だけど。」

「たっくんは、力つけないといけないんだから、それでいいよ。」

僕らは一緒に弁当を食べた。相方さんは少しご飯を残していた。


 次の日、余程疲れたのか相方さんは起きれなかったようだ。身体が痛いと言っていた。今日は無理せず大人しくすることと、今日も作れないようだったら、弁当買うからLINEしてと伝えた。

 今日の勤務は昨日と同じだ。出勤時間がたまたま中原くんと同じだったので挨拶を交わした。それぞれが朝の準備をし、食材やパッケージを配置。パートやアルバイトの従業員が直ぐに惣菜作りができるようにした後、僕は事務連絡の確認の為、中原くんに声をかけフロア事務所に向かった。棚にある連絡事項を確認し、自分の席でパソコンを立ち上げ、前日売上や本部からのメールの確認、材料の発注や入荷日確認等色々なことを朝に行っている。

 事務所作業が終わると、惣菜部へ戻り円滑に進むよう、売り場とバックヤードを行き来する。コミュニケーションをとりながら、働く人の動きを確認して人を配置する。ずっと動き回っていると、あっと言う間に時間は経つもので、順番に昼休憩をとっていった。


 食堂で日替り定食を食べていると、野間課長が前の席に座った。食べている間は黙食だが、食べ終わるとマスクをして話しかけられるので、なるべく携帯をさわっていた。

「奥さんとこの前どこに出かけたんだ?」

「ちょっと、用事です。」

「用事って、そんな話せないことなのか?」

「プライベートなことなので。」

「あー、奥さんのことか?」

「もうよろしいですか?」そう言って話を切り上げようとしたが、さらにくいさがってきた。

「何があったんや。」

「…あんまり詮索しないで頂けますか。課長にお話するようなことは何も在りません。失礼します。」

この課長は噂話好きなので、気をつけなければならない。今の段階で言ってしまうと、尾ひれがついて相方さんの耳に入るかもしれないので、業務以外では極力近寄らないようにしている。以前、課長に話したことで人間関係がギクシャクするようなことが起きた。最後は部長が出てきて間をとりもってくれたが、その時から信用はできないと思っている。


 売り場に戻り午後の業務をこなした。気がつけば勤務終了の時間になっていた。LINEを確認すると、相方さんから今日は晩御飯作ってると入っていた。一応帰る時は相方さんへ帰るコールをするようにしてるので、いるものはないかその時に確認をしている。たまに、買い忘れ等があると頼まれたりする。今日はそのまま帰っていいようだ。


「ただいま。」

「お帰り。今日はお鍋にした。」

「はいよ。先にシャワー浴びてくる。」

シャワーを浴びている間に、食卓には鍋の用意がされていた。相方さんは、少し疲れた顔をしていた。

「今日は一日家にいたの?」

「いや、歩きにだけは行った。でも疲れちゃったから、たっくん申し訳ないんだけど、後片付けお願いします。」

「わかったよ。何度も言うけど、無理したらだめだよ。身体休めないと。」

「ごめんなさい。今日は早めに寝ます。」

「そうしてください。」

「今日は仕事どうやった?」

「いつもどおり変わらずだけど、食堂で課長が前に座ってこの前のこと色々聞いてきたから、プライベートなことなので詮索しないでくださいって言って逃げた。」

「そうなんやー。明日職場で私何か言われるかなぁ?」

「逃げてください。」

「了解。」

「あっ、そうそう。今日病院から電話あって、二十七日に呼吸器の診察受けてくださいって。丁度血液検査とかで行く日だったから合わせてくれたみたい。」

「仕事休みだっけ?」

「早めに休みもらうことにしたの。二十一日から。」

「そうだったっけ?じゃあもうすぐだね。」

「うん、それまでにダイエットあと2kgくらい頑張ろうと思う。今で3Kgちょっとだからね。」

僕は心の中で頑張れと呟いた。直接言うと頑張り過ぎるから、言わないようにした。



 今日二十二日は線維筋痛症の診察でかかりつけ医にいくらしい。朝早くから起きて準備していた。隣県にクリニックがあるので、行くのに時間がかかる。

僕は遅番の仕事だったので、相方さんが出発する時にはまだ家にいた。出勤前にくつろいでると、今どのあたりなのとLINEが来るので、感染症にならずに無事に到着し帰ってきますようにと心の中で呟いた。

 クリニックの診察は予約制で、最近は予定時間くらいに呼ばれるようだが、相方さんの病気が発覚した頃は予定時間を大幅にずれて、一時間待ちは当たり前だった。ただ今は世の中に流行っている病の影響は大きいだろう。

 診察はお昼前なので、診察終わってから昼食を食べるようだ。電車の乗り換え駅改札出たところにあるうどん屋さんで、いつも食べてから帰るらしい。クリニックの近辺は都会な上におしゃれな店もあるのに、何故途中で食べるの?と聞いたことがある。帰ってきた答えが、今は人混み避けたいし食べてすぐ帰りたいからと言われた。クリニックのあと、院外処方箋を薬局へ持って行き、薬を貰って帰り立ち寄るので、時間的にも空いているのかもしれない。

「今から電車乗って帰るね。」二時前にLINEが入っていたようだが、休憩中に気づいたので、もうすぐ地元の駅に着く頃かもしれないけれど、「気をつけて」と返信して売場に戻った。


 勤務が終わり自宅に着いたのは十時を少し回ったところだった。帰ってから準備してくれた晩御飯を食べた。

「たっくん、今日クリニックとの往復で一万歩超えたから、歩きに行かなかった。」

「おつかれさん。」

「次の診察ね、十一月の末にしたよ。」

「えっ、大丈夫なんか?」

「たぶん、大丈夫だと思う。」

「身体の状態次第やなぁ〜。無理はしないようにね。」

「うん、ありがとう。」

その後僕の仕事の話になり、少し愚痴を聞いてもらい、あっという間に十二時になったので、布団に入って寝た。

 相方さんからは、毎日ウォーキング一万歩完了報告がLINEで届く。ウォーキングすることにより以前よりだいぶ体力もついてきたようだ。見た目も少し痩せた気はする。昨日はまた大掃除をしていたようで、ウォーキングはお休みしたらしい。

 今日は五日ぶりの休みで、僕は家でゆっくりしていた。相方さんは相変わらずウォーキングに行く準備をしていた。

「たっくん、聞いて〜。」

「んっ?どうしたの?」

「あのさぁ、このセーターピチピチだったの。でもね、5kgちょっと痩せてね、普通に着れてるの。私太って着れてなかったことに気付いた〜。」嬉しそうでビックリしたような表情だった。

「よかったね。あと目標達成したんだね。」

「うん。でももうちょっと頑張るけどね。」

「ここから維持できるかだね。」

「うん。じゃあ、ウォーキング行ってくる。」そして相方さんは出かけて行った。



 あっと言う間に月末だ。相方さんの検査と呼吸器の診察日。血液検査や肺活量などの呼吸器検査や心電図等、手術前の検査を受けるようだ。疲れて帰って来るだろうな。僕は心配しながらも、仕事に向かった。

「今日晩御飯、弁当でもいいからね。」

「ありがとう。でも大丈夫よ。昨日の内に作ってあるから。」

LINEで割とすぐ返事がきた。今は家にまだいる時間だ。一時間後のバスに乗ると言っていた。始発場所からバスに乗るので必ず座れるし、しかも病院前まで凄く空いている。感染症が流行っているので、人混みを避けなければならないけれど、そういった点では助かっている。手術前に感染症に罹ると困るので、マスクも不織布にしている。一緒に住む僕もこのご時世なので、自分自身の感染についても対策をとっている。手洗いうがいは勿論のこと、家の中でもマスクをなるべくしている。相方さんの手術が無事行われるまでは、移るわけにいかない。


 仕事中、リーダーの河野さんから奥様どうですか?と尋ねられた。丁度いい機会なので、河野さんには病気のことを話しておくことにした。

「実は、来月癌の手術するんです。」

「えっ、ご心配ですね。」

「はい。ただ初期で見つかったし、転移もないようなのでよかったんですが、なので来月入院と手術、退院と付き添わなければいけないので、またシフトでご無理言うかもしれません。ご迷惑をお掛けします。」

「それは構いません。お互い様ですから。奥様お大事になさって下さいね。」

「ありがとうございます。ただ、ここだけの話にしてください。あまり周りに言いたくないので。」

「わかりました。」そしてお互い業務に戻った。


 仕事が終わり家に着くと、相方さんはぐったりしていた。余程疲れたんだなぁ〜と思いながら、先にシャワーを浴びに行った。

「かなはん、大丈夫か?」

「あのさぁ、診察終わったあとにまた入退院センター行かなければいけなくて、帰ったの四時過ぎだったよ。」

「えっ、そうなんだ。それはお疲れさん。」

「あっ今日ね、お昼にPET棟の所にある店に入ったの。ご飯大分残した。食べれなかったんよお腹いっぱいで。」

「ダイエットして胃が小さくなったんかな?」

「そうなのかもね。ご飯準備するね。」

「もう少しゆっくりでもいいよ。」

「大丈夫。もう出来てて温めるだけだから。」そして僕らは食事をし、今日あったことや仕事のことをお互い話して過ごした。

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