EXパート2 最近出番なくない?
「最近出番なくない⁇」
教室内で声を大にして言う高田修斗。(一応俺の親友)
「そうか?てかお前扱いに困るんだよ…」
「え〜そうか?」
「キャラが独特だし、なんか登場させづらいんだよなぁ〜」
「いや、お前どうした急に…メタイかと言いやがって」
「まぁ、一応俺が主人公の物語だし…修斗ばかり出てもらうと…困るって言うか。うん。なんだその…ドンマイ!」
と言い俺は、親指を立てる。
いわゆるサムズアップという奴だ。それを修斗に向ける。
「クッ…ドヤ顔しやがって…」
「あっ!いた!!」
俺達は、声のする方へと向いた。
すると結衣と…ん?
身長の小さい子がいる…。
え〜と確かあの子は…浅田さんだったけ?
「何よ…」
「い、いや…」
「今、身長小さいのと、名前忘れてたでしょ?」
「エスパーか?」
「なんとなくよ。」
「なぁ優也、俺と凛は久しぶりの登場だけどよ、何話ぶりなんだ?」
「あぁ、そうゆうと思って調べてきたんだよ…。え〜と最後に出たのが16話みたいだね。多分」
「多分って…まぁいいけどよ、にしても久しぶりだな。」
「まぁ俺と、結衣の話が最近中心だったからね…。」
「はい…私のせいで申し訳ないです。」
結衣がうるっと目に涙を溜める。
「あ〜修斗のせいで結衣が泣いた〜いけないんだー」
「なッ…何もしてないだろ!」
「まぁまぁ落ち着けよ修斗…ドンマイ!」
また同じポーズで修斗に向ける。
「てか、修斗と、浅田さんってそんなに仲良かったの?もうちょっと、オドオドしてたと思うんだけど…」
「まぁ、色々あってな…。」
「えぇ。」
どうやら俺の知らないところで何かが起きてるみたいだ。
「そう言えば全員同じ「」だと見ずらいので今回だけ変えてみませんか?」
結衣が少し緊張しているのか弱々しい声で提案をする。
「確かに俺も見ずらいと思ってたんだ。結衣ナイス提案‼︎」
「えぇいい提案ね。」
「あぁ俺も賛成だぜ!」
満場一致という訳で話し合って決めた訳なんだけど…
「俺だけ変わってなくない⁉︎」
[いやだって主人公だし?]
{じゃんけんで負けたし?}
『自分でも、これが慣れてるからいい。とかって言ってたじゃないですか?』
「あーあー聞こえないー。」
[逃げた。]
{強がっちゃうから…}
『ゆーくん…。』
「」が山田優也
[]が高田修斗
{}が浅田凛
『』が天乃結衣
こんな配分になった…俺も変わりたかった。
「そういえば、こんな紙を渡されたんだった。」
『どんな手紙です?』
俺は、手に持っていた手紙を皆んなに見せる
手紙には、
「本日皆さんに集まってもらったのは、次回予告?してもらう為です。この紙の下に台本あるので読んで‼︎」
匿名希望より
[なんだこれ?]
「うーん俺もわからない。」
{これ本当に読むの?}
『まぁまぁ皆さんで読んだ方が楽しいですよ!』
笑顔で3人を見る結衣。
これには、俺含め同意せざるを得なかった。
「よし…行くぞ! 3、2、1…」
[次回予告‼︎]
{優也と結衣の偽りの恋から本当の恋がスタートした今…二人が今度遊びに行くのは?}
『プ、プール…』
[プールにトラブルはつきもの⁉︎優也は、一体どう対処するのか?]
「さらに、修斗と浅田さんの関係が…?」
「せーの」
《ウキウキドキドキ夏の開幕‼︎》
「おー上手くいったな。」
『意外と楽しいですね』
{まぁ、いいじゃない?}
[あぁ、結構良かったな。]
こうやってバカみたいな話を数時間ぐらいして俺達は帰った。
〜あとがき〜
今回は、今までと少し変えてみんなで次回予告をするという回にしました〜。いかがだったでしょうか?
最近出番が少ないと言うことで二人からクレームが来てたんですよね〜。
次回予告もした通り、ウキウキドキドキ夏の開幕という事で、結衣と優也のプールや、修斗と凛は、空白の期間に何をしていたのか?についてなどなど、盛り上げていきます‼︎
夏が終われば季節は変わり、物語も終盤へと向かっていきますので、これからもよろしくお願いします。
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