第6話 自分の意思…
「今日、学校に行きたくねぇなぁー」
つい言葉をこぼしてしまった。
昨日天乃さんと小学生以来二人で一緒に帰ったのだが、多分クラスメイトに俺と天乃さんが付き合ってると、薄々気付かれているだろう…
「はぁー」
何回目のため息だろうか…仕方ないとしか言えないとば仕方ないのだが…
ピンポーン
「一緒に行こう〜」
もうそんな時間か…急いで準備をして家を出た。
✴︎
天乃さんとは今日の放課後一緒に帰ろうと誘われたのだった。
〜昼休憩〜
やはりと言えざるを得ないが、周囲からの反応は良いものではなかった…
「なんでアイツが…」
「天乃さん何か弱みを握られてるんじゃ…」
「えっ?それだったらサイテーそこまでして欲しいのって感じ…そもそもみんなの天乃さんだし。」
こんな陰口全部無視してしまえばいい。関わるだけ無駄だ…
カタン、カタン歩く音が段々近づいてきた…
「ねぇ、アンタが山田優也で合ってるわよね?」
少し背の小さい女子が話しかけてきた、見た感じクラスメイトではないようだ…
「あぁ、そうだ何か用でもあるのか?」
「そう…なら話は早いわついてきて」
どうやら面倒な事になりそうだ
「ここは…空き教室か?」
「えぇ、そんな所よここなら誰の目もつかないでしょ…」
「あぁ、そうだな」
「まず私の名前は浅田 凛よ。」
「浅田さん何か用件でもあるんだろ、早く話してくれ」
彼女はどうやら少し威圧的な態度で話しかけてきた。きっと天乃さん関連なんだろうと思った
「そうね、手短に伝えるわ…天野結衣と別れて欲しい。」
予想はしていた、が何故見ず知らずの人に別れろなんて事を言われないといけないのか正直分からなかった…
「理由は?」
「アンタは結衣に見合う男じゃない。」
「じゃあ聞くが、見合う男はどんな奴なんだ?」
「それは…」
「そ、そんな事より結衣と別れなさい‼︎」
「なんなんだあの人…」
ガタン
一人取り残された空き教室で俺は…
〜放課後〜
「ねぇゆーくん、今日も一緒に帰ろうね」
と朝約束したのだが、肝心の本人が来ていない…
「何かあったのだろうか?」
校門付近で待っていたのだが、心配になった俺は1年4組へ向った…
私、天乃結衣はHRが終わり日直の仕事も終え帰ろうとした時に声をかけられた…
「天乃さん!」
あの人…じゃない他の男の声が聞こえた。もっと野太い声でどこか怒っているようなそんな声のトーンだった。
「どうかしたのですか?」
「天乃さん…なんで」
瞬間手首を掴まれた
「ちょ、ちょっと‼︎」
教室内には私一人だった為助けを呼ぼうにも呼べない状態だった。更に握る力だんだん強くなり振りほどこうとしたが、手の力を緩める事はなかった…
「天乃さんなんで…なんであんなに冴えない奴と付き合ってるんだ!」
用件は私の彼氏に文句を言いに来たらしい。
「何故、見ず知らずの人にそこまで言われないといけないのでしょうか…」
「なんでって俺は天乃さんの事が好きだからだよ‼︎」
「私のどこが好きになったのですか?」
「覚えていないのか?俺だよ中学の時に一緒のクラスメイト、葛木だよ…」
「葛木さん?……ごめんなさい貴方のこと覚えていないの…」
「そうか…やっぱり噂通りだな…」
「どうゆう事です?」
「知らなくていい…それよりも…無理矢理 俺の女に…」
握る力は更に強くなる
「ちょ、ちょっと本当にこれ以上は先生を呼びますよ…」
「どうせ君は‘忘れる’…」
助けてゆーくん……私…もう…
ガタン‼︎
「おい………
〜あとがき〜
一つ相談と言いますか、キャッチコピーを迷ってまして…今、君のこと…もっと、とかだと思うんですけど何かいいのありませんか?コメント等で募集したいなぁーと考えています。これいいなって思ったら採用します。
最後の人物誰なんでしょうね…
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