今回の作戦

響さんが説明してくれた作戦はこうだ


まず、私達は建設依頼を例の組織に

依頼しに来た社長一家を演じるらしい

…ちなみに響さんが社長で私が社長夫人…

魅里ちゃんが娘らしい

そこが凄く揉めたけど

魅里ちゃんごめん流石に私が子供は無理があるよ


社長一家ってなに?とは思ったけど

そこはメリーさんが秘書を演じてうまいこと

やってくれたらしいメリーさんが一晩でやってくれましたってね。


こほん

それから潜入したあと魅里ちゃんが

飽きちゃった演技をしビル内を冒険(探索)し

それを止める演技をして私も付いて行き

二人でビル内を探索

怪しい場所を見つけ次第響さんにワンコール

それが合図


最悪運べなくても場所を記録し

例のお爺ちゃんに知らせる。


問題はここから…


《スピア》ってやつがおじいちゃんの

持ってきた針を飛ばすやつらしいんだけど

そいつをどうにかしないといけないみたい…


100%交渉の場には自分から出てくるらしくて

自分の目で見て聞いたものしか信用しないらしい

つまり



「僕とスピアが同じ部屋で話す可能性が非常に高いって事だね。」  




「響…大丈夫なの?やっぱり皆で部屋にいた方が…」


「ありがとう魅里…大丈夫、僕のこと信用して?」


「そう…ね」


心配だけど仕方ないわよね…

三人でずっと一緒だと何も進まないものね


こうして、作戦を決めた私達は

それぞれの衣装に着替えるのだった


ちなみにどうしてもスーツを着たかった

魅里ちゃんがスーツを無理矢理着て

ダボダボな姿を響さんが爆笑したら

殴られたのは内緒の話し



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