情報通
ジョッシュ君がキメ顔でつれてきた
とんかつ君ことミニブタを眺めながら
私達は通されたリビングでコーヒーを
頂いていた。
「…で?今日はどうしたのかな?」
メリーさんはコーヒーを飲んでいる
私達を見ながら不思議そうに首をかしげた
「あのね…」
深花ちゃんは守秘義務など知らぬと
言わんばかりにメリーさんにすべての事情を話した
…い、いいのかな?
「…なるほど、来た理由は分かった…しかし妙だね」
「妙?」
「あぁ、妙だ。その件ならあの男の子に昨日渡したはずだがね…」
「…え?」
昨日…つまり秋兎が何かをあの面白ポーズ
されてるときに渡されたってこと?
なら…
「解決してない?」
「おー…本当だね」
深花ちゃんも分かったらしく
不思議そうにしている。
「いやいや、解決はしていないよ?」
「え?そうなんですか?」
「ワタシが渡したのはあくまで猫の情報だけだからね。…あ、こうゆうのあんまり言わない方がいいんだっけか助手君?」
「そうですね、情報漏洩です先生」
「ワタシとしたことが…」
「いつものことじゃないですか。」
「助手君は辛辣だな…」
「まぁ、1つだけ言えるのは…」
そう言うとメリーさんは
すこし複雑そうな雰囲気をだし
「この件はあからさまに可笑しい箇所があるってことだけ」
そう言うと部屋から出ていった
「トイレかな?」
深花ちゃん?デリカシー!
…そう言えば
「とんかつは何をするの?」
先程がらジョッシュ君といる、とんかつ君
オムツ履いたミニブタ…かわいいんだけど
君はなぜ連れてこられたんだい?
「ふふふ…それはねセツナちゃん」
深花ちゃんはすごく得意気に胸を張ると
「とんかつはこの辺りの動物さんと仲良しだから、ネコタロの居場所を聞くために来て貰ったんだよ!」
そう、得意気に言った
Dr.ドリトルか!
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