仲間外れ
その後、私達は買い物を終え
【タマノコシ】に帰ってきた
「あんらぁ~デートだったのアキアキ?やけちゃうわセツナっち♥️」
……危ない貴重な胃液が吹き出るところだった
「なんか、非常に失礼な顔ねセツナっち?」
「許してやってくれ死ぬほど吐き気がしただけだろう。」
「失礼しちゃうわ!」
腰に手を当て少し前屈みでぷんすこしてる。
仕草はかわいいなこのゴリラさん。
「誰がゴリラじゃ!」
「心の声が聞こえてる!?」
「……当たったのだとしたらワタシは悲しいわ、セツナっち」
当てずっぽうだった。
「で?仕事、どうだったの?」
うわっいきなり落ち着かないでよ
ビックリするじゃない!
「問題なく…まぁ、当たりだったよ」
「それはそれは…これから大変ね」
二人ともため息を付き
「ねぇ…秋兎」
「ん?」
「結局、メリーさんのところには何をしに行ったの?」
「あぁ~…秘密だ。依頼主のことは話せない」
「なるほど?…依頼主ってナナシさんじゃないの?」
「黙秘します。」
「ぐぬぬ!」
私だけ仲間はずれで少し寂しい!
「嫉妬深いわね…まったく」
タマさんは私を見ながら
少し笑ってそう言った。
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