人生最大出力
「何、タマノコシって?玉の輿?」
やっぱりそうゆうこと?
「ねぇ、ナンパマン」
「……もしかして俺のことか?」
「そうよナンパマン。」
「男女平等ラリアットしてやろうか?」
「やってみなさいよ。今度はわざと叩き付けてやるわ。」
今なら任意で出せそうな気がする。
「……気持ちは分からなくもない。」
そうナンパマンが言うと
「確かに店名がヤバイのは分かる。」
そう頷くと溜め息を付き
「いや…ここが俺らの職場なんだわ」
「……は?」
は?
「心の底からだな。まぁ…そうだよな。
と、取り敢えず入ろう?…だ、大丈夫だから」
「……せっかくいい人かと思ったのに」
「何か言ったか?」
難聴系主人公か。
ま、いっか
「分かったわよ、入るわよ…ただし」
「ただし?」
私はイケナンパの方を向き
「何かあったらぶん殴るからね?」
拳を握りしめて睨み付けた
「安心しろよ。何かあったら護ってやるから」
少し笑いながらイケメンパはそんなことを言い
扉を開けた
……よくもまぁ、恥ずかしげもなく…
まぁ、いいやつなのかもね
「あんらぁ~お帰りアキアキ♪」
扉を開けたらそこには
巨漢オカマがシェイカー振りながら
腰振ってこちらを見ていた
……前言撤回
こいつやっぱ嫌い。
私はスーパーナンパマンを
人生最大出力でぶん殴った。
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