第17話屈辱的だった件について
「おもてで頂きます」
なんとまぁ、お上品なお代の頂戴の仕方だこと。あはは。苦笑いだわさ。
食事に行きましょうと誘われたので行きましたわよ。お会計になったので後ろでつん立ちしてるのも気が引けるし失礼だと思うので、いつものごとく、さっと「私の分です」と差し出したときに初めて耳にする台詞だった。そんでもって本当にお店の外に出たら代金を頂戴された!
なんだろ?自分の行きたいお店で、食べたい物を、相手にお願いして行ったならまだしも、誘ったのも向こう、お店もお料理(コース)も決めたのも向こうなのにご馳走してもらえなかったのは正直憤慨だった。しかも、コースのお値段より2割くらい安い料金を請求されたので、その言い方が「○○円でいいですよ」だった。「で」いいですよ、ときたか。ご馳走してやった気はムンムンなわけね。苦笑。
とにかく私は性格が悪いことはさておき、10以上も歳の離れた女性に、しかもパートのしょぼい給料しかないのに、3000円以上もするコース料理を誘っておいて払わせるって…私の中ではかっこいい男性ではなかった。なので、何でこうなったのか私なりに考えた。
理由1、私が相手の男性にべた惚れしていると彼は思っているので、私には貢ぐ必要がないと思ったから。
理由2、相手の男性はいわゆる付き合ってはいけない男性の職業3Bの一人なので、そもそも女性側に貢がれてなんぼだと思っているので、女性にご馳走するという感覚がないから。
理由3、私のことを単なる並立的友達と思っているので、ランチの割り勘は友達間でする自然なことだと思っているから。
理由としてはこんなもんだろう。
それにしても、あんなふうに請求されたことも屈辱的だったし、結局自分がお金を出すなら、もっと料理内容や場所に注文をつけたかったのにという後悔と不満が積もって腹が立った。
また行きましょうとか言われたけど、今のところ二度とこの人とは行くかと思っている。そして密かに反撃を試みようと企んでいる。この人も飲食店で働いているので、そのお店に羽振りのいい別の男性と行って、その人に全額出してもらっているのが当たり前づらを見せつけて、あなたにご馳走してもらわなくても
、私にご馳走してくれるくらい私を価値ある女性だと思ってくれている男性もいるのよということをみせつけるという、いやみったらしい仕返しだ。笑。それでも、そんなみみっちーことをする男性には仕返しに取れられない可能性もありそうではある。尊敬する大好きな彼はそんなことしなくて本とによかった。私の目にくるいはないかな?笑。
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