第16話脳科学的に当たり前行動

『メスは本能的に免疫力の高いオスを求める』

ん?いまいちピンとこない。

『人で言えば、背が高くて脚が長くて首が太く、胸郭が広くて声が低くて甘い』

はっ!『彼』じゃん。笑。

免疫力の高い男性を本能的に求めてる女性にどはまりしていた。

おしどり夫婦というけれど、実際のオシドリはパートナーを絶対固定しているわけじゃないという話は案外有名だったりするけど、ツバメは平気で浮気をする上に、違うオスの卵を産んじゃうんだとか。より免疫力の高いオスがいたらだけど。

そんな感じで人もよりよい遺伝子を求めているらしく、特に子供が歩き始めるような時期までくると、女性は最も効率のよい生殖と子孫繁栄の本能的な使命から脳が次の生殖相手を探すのだとか。つまり、たった一人の人に生涯を注げることも、浮気をしないことを貫くことも、脳科学的にはスーパー困難なのだそうだ。

これは私が今体験していることを責められたときの都合のよい言い訳になるなー。笑。それにしても、私は常に容姿で男性にひかれることはなかったのに、今回ばかりは免疫力の高い人の見た目にまんまとひかれたなと、ちょっとびっくりした。そんでもってこんなに免疫力が高いから女性が求めてしまう男性の特徴にどはまりしてる彼は、今までにどれくらい女性から声をかけられたんだろうかと新たな興味深い疑問がわいた。モテる男であろうけど、その割に女性を喜ばせるテクニックを使わないのかもってないのかで、本とにミステリアス。そこがまた魅力なんだろうか。私は個人的にこの歳になるまでは、そういうミステリアスは煩わしくて相手にできないタイプだったから、どんな女性がお相手できていたんだろうかっていう問題にも興味あるな。

それにしても、本とに生物ってよくできてるもんですね。無意識のうちに生殖につながっていくなんて、やっぱりロマンチックに言えば『恋の魔法』だけど、社会的に言われるのは理性が勝てなかった結果の『ゲス不倫』。あぁなんと悲しきこと。笑。人類(浮気・不倫がアウトな者たちのみ?)戦わなくてはいけない永遠のテーマであることに変わりないのかなと思った。

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