第4話同じことを三人にやってみた件〜彼の場合〜
カラオケ行っても歌わない人。ずっとなぜかそう思い込んでたけど、誘ってみたら歌ってくれた。やっぱり自分が一番好意が強い人と過ごす時間は違った。全然違った!
彼も客観的判断では格別歌が上手いわけでもなく、普通で、よくいえば普通の上くらいだったと思う。それでも自分が彼のパーソナリティにしごくひかれている分、そんな人の歌声を聞いている!という状況だけでも特別感を得られてキュンキュンしてしまった。それにプラスアルファで、一緒に歌ってもらえたという経験がより嬉しくて、とにかく自分が終始ニコニコしっぱなしだったのが、自分わかるくらい楽しんでいた。
彼と行ったときは、席が離れたタイプの部屋だったこともあって、スキンシップは一切なかったけど、思い返せばここ最近は彼の方からの接触希望の表れ自体が一切なかったので、この日も私から行くまで彼は何もしてこなかった。
同じ体験(カラオケする)をしただけなのに、こんなにも相手によって自分の幸福感とか過ごした時間に対する満足度が違うんだなー。ただ、どの相手とが駄目で、どの相手とがいいとかではなく、学べることが違って、自分の考えることも違って、どれも貴重な体験の一つ一つなんだとは思うから、こんな比較実証体験も自己成長につながっていくはず!?
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