第一章

とある海の真ん中にある孤島。ここは『ソルノクティス』という名の王国である。ソルノクティス王国は島の中心にある、王都『シーフレラ』を囲むようにして、四つの領地があり、王都と領地、それぞれを治める一族が存在している……。



 ある年の晩秋の頃。一人の女の赤子が誕生した。この王国の第一王女である。『フィオーレ』と名付けられた王女は、両親である国王と王妃、彼女専属の近衛騎士たち、城の者や島に住む民など大勢の者からたくさんの愛情を受けて、すくすくと育っていった。


成長するにつれ、いろいろなものに興味を持つようになったフィオーレ王女。中でも、スイーツ好きが高じて、王女という立場でありながら、スイーツ作りが趣味となり、さらには作ったスイーツを周りに振舞ったりしていた。


 そうして年月が過ぎていき……王女は容姿端麗、才色兼備の女性へと成長していった。

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