第2話 参戦枠

部屋に入ってみるとそこは雑談中だった。

ゲームサイトなんだからゲームしろよ。と、内心思いつつも会話を目で辿る。どうもこの部屋は常連が多いらしく、ネット上で家族ごっこを出来る程の仲の良さだった。


ただ、雑談に夢中になりゲームが始まるのが遅く、1人参加者がぬけて空きができてしまっていた。その部屋のRM(ルームマスター)が参戦枠にいる人らに説教しつつも観戦にいる人から1人一緒にゲームをする人を募集していたので、とりあえず動画では見たことあるし何とかなるだろ精神で参戦枠に潜り込む。


そこからはトントン拍子でゲームの準備が進み、『点呼』と呼ばれる謎の儀式を終え、ゲームは開始した。


しかし、問題はここからだった。

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