　前稿までの設定でゲストOSの設定が出来ますが、本番環境ではサーバー室などにサーバーを隔離してある場合が殆どで、直接サーバーを設定する機会は少なく、通常ターミナルソフトを使用して離れた場所から設定を行います。

　また、ログの記録やファイル転送なども行えるので、サーバー設定を行う前にPCにターミナルソフトをインストールしてssh接続で設定を行いましょう。

①以下のサイトの「最新リリース」下のTera Termをダウンロードし、ダブルクリックしてインストールを行います。設定は既定で構いません。

https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/

②デスクトップのショートカットからTera Termをダブルクリックして起動します。

③「ホスト」隣のテキストボックスに操作する仮想マシンのIPアドレスを入力します。

④セキュリティの警告が表示されますが、「続行」をクリックします。

⑤「ユーザー名」に仮想マシンのユーザー名（本稿ではroot）と「パスワード」に仮想マシンで設定したパスワードを入力し、「OK」をクリックします。

　上記で仮想マシンにログイン出来ます。

　本稿では以降は基本的にTera Termを使用して仮想マシンの設定を行います。

　但し、セキュリティ的にはあまり宜しくないので、本番環境の場合はrootはロックして、パスワード認証ではなく公開鍵認証を使用するのが基本です。

　rootをロックして管理者ユーザーが設定を行う場合はroot権限の操作を行う場合はsudo コマンドを使用しますが、本稿ではrootが使える前提で設定を行います。

　あくまでも本稿の設定はテスト用の物と思ってください。

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