高1 8月中編

今日はバスケ部のインターハイ俺たちは和馬の応援をするため集まった。

「お前ら来てくれてありがとな!うちの高校この試合の後だから」

「頑張れよ和馬!サッカー部は予選敗退したんだから」

「任せとけ!!」

「ほい!これ差し入れ!ウチと皐月と弥生で作ったのまた後で食べな!」

「サンキュー!」

「「小野~そろそろ行くぞ~!!」」

「「は~い!!すぐ行きま~す!!」」

「っじゃ!行くわ!」


バスケの試合が始まり客席からは凄い歓声が飛び交っていた。


和馬…バスケやってるときちょ~別人じゃん!!マジなに!?なんであんなにかっこよく見えんのよ!!!

なにドキドキしてんの!!

もしかしてウチ和馬の事好きになってる!!!!マジ!マジ!!マジ!!!


もこはそんなことを考えるうちに顔が赤くなっていた。

///かァーーーーーーーーーーー///

「もこちゃん顔赤いよ大丈夫?暑いの?」

「だ、大丈夫だよ、弥生」

なんと和馬達バスケ部は試合に勝利し決勝戦まで勝ち進んだ。

「見たか!?俺のレイアップシュート!!」

「見た見た!お前ほんとバスケだけは上手いよな!」

皐月は体育館に張られた一枚のポスターに目が行った。

「ね~!!見てみて!」

「あ!花火大会か!」

「みんなで行こうよ?」

「いいね!行こうぜ!この日ならバスケの大会も終わってるし」

こうして俺たちは花火大会に行くことになった。

その日俺は一ノ瀬弥生の過去を知る…


「ちょっと早く来すぎたな。さすがにまだ誰も来てないか」

それにしても人多いな~ちゃんと見つけられるかな

「如月君早いね」

「お!一ノ瀬」

浴衣姿の一ノ瀬も可愛い…

「お、俺の家ここから近いから」

「そうだったんだ、人おお…」

この街では有名な花火大会ってこともあり人込みは凄かった。

その人込みの中にいた人物を見るなり弥生は。

「ん?一ノ瀬?」

どうしたんだろ?いきなり俺の後ろに隠れるみたいに…小さくなって、、?

「「あれーーーーぇ??」」「弥生じゃん!!?」「久しぶりだな!?」

誰だこいつら…一ノ瀬の友達…?…に、しては一ノ瀬怖がってる…?

「あれ?あれ?弥生の彼氏さん?」

「い、いや、そんなんじゃ、、」

「彼氏さん気を付けたほうがイイよ!こいつ尻軽女だから!」

イラ!!!!!!はァ!!!??

「は!なにお前!?一ノ瀬の何知ってんの!?」

「なんだよ!女の前だからカッコつけてんの?お兄さん怖いねぇ~」

「お兄さん俺たちと裏行く??」


弥生は拓也の服を強く握った。

一ノ瀬?俺の服握ってる手から一ノ瀬の体の震えを感じる…

「何?ビビっちゃった?」

「「「おーい!拓也!」」」

和馬!?早乙女、二階堂も!

「ッチ!もういいや!行こーぜ!」

「拓也!誰?あいつら?」

「しらねー」

「マジめんご!駅もすごい人で!全然進まなくて」

「じゃ!みんな揃ったし行こうぜ」

ボソ…「一ノ瀬、大丈夫か?」

「う、うん、ありがとう…」

そのあとも一ノ瀬は俺の服を離さなかった


「あ、あの~あれ…」

ん?りんご飴?買いたいのか?

「買いに行こっか」

「2つください」

「あいよー!!800円ね」

「いいよ!俺出すよ!」

「え!でも…」

「いいの!いいの!」

「ありがとう…」

「りんご飴とか久しぶりに食べたわ」

「「ちょっと!どこ行ってたの?っあ!りんご飴!」

「弥生りんご飴好きだよね」

「もうそろそろ花火の時間じゃね?いい場所早めに取りに行こうぜ!」

「その前にちょっとトイレ」「俺も」「うちも行っとく」

「ごめん!拓也、弥生先行ってて」

「早くこいよ!」

「一ノ瀬行こうか」

「…うん」

・・・・・・・・・・・・・・

「あ、あの…如月君…?」

「ん!?」

「さっきのこと…」

「あ~気にしなくてもいいよ!俺もあいつらの言ったこと気にしてないし」

「あ、あのね…私が中学2年の時・・・・

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