長編読了御礼、エッセイの読者様が増えました
Guten Abend! Heute habe ich so viel gearbeitet, und bin jetzt endlich in der Lage, dieses Essay zu schreiben.
こんばんは。昨日と本日、レビューをいただきましたおかげでこのエッセイの読者様が増えました。ありがとうございます。突然ドイツ語で始まりましたのは、エッセイのドイツ語に興味を持ってくださった方もいらっしゃるようなので。ただいまタイムリーにもドイツ語を友人に見てもらって、その返事を待っております。
というわけで改めまして佐倉奈津でございます。蜜柑桜とお呼びください。佐倉奈津は仮の名でして、如月芳美様(シレア国親善大使)のシリーズ連載を読み終わりましたら蜜柑桜に戻ります。
*
ご新規様も増えたし久々に旅の話を。
ちょうど留学最後の頃の四月の今日にイタリアにいました。列車とバスを乗り継いで、何時間もかけてイタリアに初遊び旅行! です。留学時期は諸事情で絶対に遊びの旅行をしない、としていたのですが、とあるきっかけで外に出られました。
そして論文も先生に添削をお願いして、出かけたのが北イタリア。
ヴェネツィア(ドイツ語ではVenedigと言います)は家族で子供の頃に行ったことがあったものの、そこまで覚えていなかったのですよね。嘆きの橋がとにかく悲しくて怖くて、中を見るのを断固拒否したくらい…………
他に北イタリアは学問関連で回りました。パルマ、ボローニャ、フィレンツェなどのエミリア・ロマーナとトスカーナを。
北イタリアはドイツ語圏がすぐなので、ドイツ語が通じる方がちらほら。ヴェネツィアに泊まるのは高いので、本島に泊まって観光へはバスで行ったのですが、民宿はドイツ人のお婆様がなさっていたので会話がドイツ語で成立しました。そういえばニュージーランドでペンションに泊まった時もドイツ人画家の方のおうちでしたね。泊まるまで知らなかったけど。
イタリアのホテルでびっくりしたのは朝ごはん。ちょうどそのホテルが改修中? で、食堂が使えないから、ビュッフェの代わりに朝ごはんは部屋に持ってきてくれるということだったのですよ。メニューのうち、オムレツとかがつくセイボリー系と甘いのと選ぶとかで、写真を見て甘いのにしたんですよね。
そうしたらすごかった。
ワゴン(二段)に載せられてきました。一人ぶんのはずなのに、クラッカーやら何やらどれもこれも二人分あるでしょう、ってくらいに。安宿なのにルームサービス。
確か、普通のイタリア人ならカフェでエスプレッソとパーネ(デニッシュ)食べて仕事いくって感じだったと思いますが、ホテルに泊まるととにかく多いんですよね。エミリア・ロマーニャに泊まった時も、朝のビュッフェからケーキが何種類も出ていました。その時は時間なくて急いでいたので、その旨を話したらやっぱり二人分くらいをテイクアウトできるよう紙のバッグに入れて用意してくださったから、ありがたくいただいて半分を夕飯に食べました。
イタリアの四月はとても空が高くて、青々としていて気持ちがいいです。紫外線は強いですが。気温は綿のパーカーでちょうどいいくらい。そしてジェラートが美味しい。ヴェネツィアは水上バスに乗ってしまうとやや寒いけれど、それでもジャケットはいらなかったのでは。
イタリアの街は比較的入り組んだ小路が多い印象があります。したがって地図をちゃんと確認しないと迷いそうになります。フィレンツェなんて特にそう。フィレンツェは二回行って、どちらも何泊かしましたが、まだ覚えきれません。観光地に出てしまえばいいけれど、私が泊まるような安価な宿だったり、その時泊めてもらった知人の家はひっそりした住宅街の中にありましたから。
なんで思い出したのかって写真が出てきたからですね。パドヴァ(?)の植物園に訪れたので、鮮やかな花の写真がたくさん出てきたのです。目に鮮やかとはこのことを言うんだと思うくらい。
イタリア紀行から結構経ってしまったので、整理して話せるほど思い出せていないのですが……春のイタリアはおすすめです! 六月頃にボローニャに行ったこともありますが(やはりこちらも学問上のついでに足を運びました)、この時も日差しの強さに驚きました。そしてボローニャではヨーロッパ最古の総合大学、ボローニャ大学の中を見学し、ロッシーニの曲が初演されたところ! と感動し、各専攻の棚の本を見て「天文学」「占星術」に心ときめかせていました。
♪♪♪
ご新規様がいらっしゃるので簡単に自己紹介。紹介って英語だとIntroduceですけれど、ドイツ語でも似たようなものです。Einführung ですね。Ein≒inです。
先述の「シレア国親善大使」ってなんぞやとお思いになられたかもしれません。蜜柑桜代表作ファンタジー「シレア国シリーズ」を推してくださっているのが如月さんです。ツイッターにて「#シレア国親善大使公式ツイート」と検索してみてください。
現在三作の長編と短編が大量にありますが、長編は昨今、第一作と第二作のPVが増えておりまして……どなたかわからないPVが多いのですが、ありがたいことです。「時」をテーマにしたのが第一作、「天」の理をモチーフにしたのが第二作です。第三作は「均衡」。
他に長編ジュブナイルは「楽園の果実」。神話とお伽話がモチーフの冒険譚です。
短編は色々……「匠響子」「美味しければいいってもんじゃない!」「天文馬鹿夫婦」がシリーズ化しています。あとはKACや筆致企画、同題異話で増えていっている感じ。
長編最新作は「月色の瞳の乙女」。直前のエッセイで書いたので詳細は割愛します、が。
昨日、とても嬉しいことが。
読了してくださった方がお二人いまして! お一人はFAを描いてくださったMACK様。ご感想が嬉しすぎました。
「複雑な世界設定を物語でうまく描き出しており、神話のように壮大でありながら人間側に大きくスポットが当たっていて、ファンタジーでありながらリアリティも感じる読後感のとても良い作品だったと思います。」
と。
これは嬉しかったです。自信をなくしかけていたところを浮上しました。ありがとうございます。
結局のところ、ファンタジー世界においても書きたいのは一人一人の人間の思考や行動なのですよね。そのためにファンタジー世界を借りているのかなと思います。
そして新たにお星様を入れていただいたので星が92になりました! カクヨムコン後は新規レビューもなかったので、もう伸びないかなぁと思っていましたが(お星様は完結時にゆうすけ様から新規に。ありがとうございます)、よかった。
こちらの方はスピンオフも無言で伸びています。みんなに覗き見されるお二人(笑)
未読の方も、ご興味ありましたら本編、スピンオフ、どうぞです!
コレクションページを貼っておきます。
https://kakuyomu.jp/users/Mican-Sakura/collections
ではではみなさま、Schlaf gut!
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