Kobe Zentral
Ich will am Strand!
Strandは浜辺で、神戸の港には浜はなかったんですけれどね。
神戸旅情の続きです♪ 御影から電車に乗ります。ものすごい汗かいてました。ノースリーブのロンスカワンピースにリュックサックだったのですが、背中汗だくな上にリュックが重くて肩に食い込む(一応、仕事道具を入れているので重い)。車内で恥ずかしかった……。
お昼を食べていないし三ノ宮あたりでカフェでも? と思いつつも、まずはお目当ての「とんぼ玉ミュージアム」へ。ぼんやりとしか旅程を思い描いていなかったものの、ここは見たかったのです。ちょうど企画展でガラスペンの展示もやっているって言いますし、とんぼ玉のような宝玉は創作に使えそう(取材と化している)と思って。
展示室は部屋ひとつ。思ったより小さかった。けれど所蔵展示品が劣っているわけではありません。そもそもとんぼ玉はサイズが小さいので、陳列されている数もそれなりにあります。
しかも古代から! ヨーロッパ、アジアの紀元前の石からありました。フェニキアとかヘレニズムとか。装飾品は日本も世界でも、昔は守護のためや位を示すために着けていたと読んだことがあるのですが、古代文明において着けられていた玉はやはりその類だったようです。
心臓に知が宿るという考えから心臓をかたどったものがあったのはちょっと気持ち悪かった。コアガラスやモザイクガラス、金太郎飴方式のガラスなど、技法の説明も丁寧でした。綺麗、というよりは見事、という感想の方が強いかな。
それでここではおまけがありまして。
当初は見るだけの予定でした。しかしとんぼ玉製作体験というのがあり……神戸でなくても体験できるとは思いつつも、つい作ってしまいました。普段の旅行では見る方を優先して体験教室系はあまりやらないのですけれど。
地になる玉の色を選び、模様にするパーツを一種類選びます。地の色は薄いピンク、パーツは花などの絵柄を四つ溶かし混むもの、ドット、華などありました。私が選んだのはパウダー。細かい色付き粉です。どの色が入るかは運次第。
まずはガラスを溶かします。棒状になったガラスをバーナーの火に当てて、少し溶けたらもう一つの棒に巻き付ける要領で球状にしていきます。棒を回すのは止めずに、均一な速さで回す回す。
玉の形が出来たら熱いうちにパウダーの上で一回転。溶けた球にパウダーがくっついてくれます。それを再びバーナーに当てて、くるくる。そうすると模様が中に溶けて入ってくれるみたい。
回して形が整ったら終わり。一時間冷やします。
一時間も冷やすのか! というのを知らなかったので翌日取りにこようかな、と一旦外に出まして、お隣のらんぷミュージアムへ。
閉館……。
調べたら、経営難でこの二月に閉じてしまったそう。残念。らんぷの類も見たかったのに(創作の種に←取材)。
仕方ないので花時計を見に。これが正解でした。
花時計が綺麗なのももちろんですが、花時計がある東遊園地には子供のための図書館みたいなのがあって、その本のモニュメントも素敵でした。さらにフレンチレストランや周辺建物は、その昔そこにあった外国人倶楽部の建物を模したもの。すごく素敵なイギリス風洋館で、調べてみたらアレクサンダー・ネルソン・ハンセルという建築士の手によるものだったとか。
美しかったです。一部のみの復元とはいえ、建築は経年劣化による変化を除けば、設計図によって元のものが再現できる芸術だなぁと改めて思ったり。
あ、花時計を見る前に偶然、パール・ミュージアムという小さな真珠の展示室も見つけたのでみてきました。神戸は真珠産業が栄えたそうで、その理由に真珠生産加工技術向上があったみたいです。
さて、そんなこんなで時間になったのでとんぼ玉をピックアップし、街をそぞろ歩きます。
神戸はパティスリーの街ですから、カフェでケーキも気になりました。フランスパティスリーウィークでしたし(参加店は神戸中央には少なかったけれど)。
Patisserie Tooth & Tooth、ボックサンなどあったのですが。
残っている商品も少なかったし、海見たいし、まあいっか、って。
元町の南京町に入るところまで歩いていって(そういえば横浜も元町だなぁ)、南京町へ踏み入れずに左折。海へ。メリケンパークへ向かいます。
海だー!
わぁー夕方の海だあー!! 開放感。開放感! この上なく気持ちいいですね。暑いけど。
その間、実は震災の傷跡が残るところも通りました。
時間は経っていても、やはり目に痛い現実ですね。当時の写真が貼ってあったこともあり、その現地に立つと生々しく迫ってくる感じがします。
今は再建されたけれど、当時の通りに再び建ったわけではなく、戻らないものがどれだけあったか。
お悔やみ申し上げます。
さてメリケンパークを歩いていたら、海洋博物館なるものを発見。船などについて学べるみたいで、すっごく興味ありましたが(取材)、閉まっていました。五時前なのに早い。そして併設しているのがバイク、モーターの「KAWASAKI」のミュージアム。
私はえーきちさんしか思い浮かびませんでした。
えーきちさんのバイクはKAWASAKIでライダースジャケットを一年中着ていらして、冬場はライダースで防御力が上がるそうです。某リレーの際にお聞きしてから、私の中でカワサキ=えーきちさんです。
そんなことを思いながら海洋博物館外に展示してあった十字型の錨(大きい! 錨ってこんなに大きなものなのですね!? ほんとびっくり)、蒸気タービンとかトリガー装置なるものを見学し、船ひとつ動かすのに複雑だなぁとあまり理解できないながらに感動しておりました。
カメラのシャッターを切りつつ海に無性に心躍りつつ、海辺を歩きますよ〜。歩いている横に、前に海があるって素晴らしい。船も停泊していました。漁船ではなく客船です。
お約束場所のモザイクたる場所に向かいます。時間的には余裕ですが……ちょっと急いでました。
ソフマ◯プに行くために。
カメラのSDカードのメモリが切れそうだったのですよね。設定間違えて大容量で撮影しちゃったもので。近くに家電量販店あってよかった〜。
すいません、薮坂さん。ゆっくりお越しくださいと言いながら何してたって、実はSDカード買っていました(笑)
そんなこんなで、次回へ続く。薮坂さんにお会いしましたよ! ご当人の自己紹介の正誤は次回、明らかに!(勝手に)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます