02-12 自護院練成所遠征実習 (一)
十二月中旬、オレは自護院練成所の実習に参加した。
行き帰りにそれぞれ二日間、現地に三日間、合計七日間の遠征実習である。
自護院練成所に入って最初の実習が遠征というのも何だが、だからこそ参加したというのもあった。
いろいろと、イヤになっていたんだよね。
一向に進展しない製薬授業。
継続する嫌がらせというかテロ。
施薬院の上の方からの圧力。
見つからない家政婦。
見つからない彼女。
揉めないおっぱい。
それで、タイジからの誘いにオレは乗った。
遠征実習となれば施薬院の上の方も文句は言えない。
家の大家も「遠征実習」と言えば家の管理を約束してくれた。
しぶしぶだが。
急遽、自護院の制服、要するに軍人の制服まで買って、オレは一週間の休暇と洒落込んだ。
え、実習だろって?
分かってるよ、そんなの。
美人局と怒鳴り散らす生徒から離れられればそれだけで休暇気分なのだ。
自護院練成所所属のオレたちは、”代理坊尉”という階級になる。
普通の軍隊だと代理少尉とか准尉とか呼ばれる最下級士官である。
この国の軍人は下士官以下の兵士は武器制服国家支給だが、士官以上は個人負担となる。
そーゆーことでオレも制服を買ったわけである。
軍人の制服に関しては需要が多いためカゲシトでも既製品があって助かった。
武器と防具だが、これも既製品を適当に買った。
片手剣と弓と小盾、それに既製品の汎用皮鎧一式とローマ風の兜だ。
武器屋によれば中級貴族の次男か下級貴族の長男ぐらいのレベルらしい。
亜空間ボックス内の物は見た目からして派手なので使い辛い。
代理坊尉でも一人は認められる、正確には一人は連れて行かねばならない従卒だが、タイジに頼った。
オレの従卒にスタイさんが付き、タイジにはナムジョンが付く。
タイジと組になって活動する予定なので問題は無い。
まあ、テントはオレ一人の予定だ。
迷惑かと思ったが、二人ともタイジに付いていきたかったようでむしろ感謝された。
そーゆーことで、オレたちは今、マリセア教導国の田舎道を歩いている。
背嚢を背負って行軍中だ。
当然ながら、この行軍自体が訓練である。
今は一二月。
けっこうな冬である。
積雪は無いが、朝方は霜もある。
尤も古参の下士官によれば夏場の暑さよりは余程マシらしい。
前方から太鼓の音が聞こえる。
それと共に「休憩、大休憩」の掛け声が伝わって来た。
「第四小隊第三第四分隊、大休憩だ。
その木の根元に荷物を置け」
オレとタイジはそれぞれ一個分隊十名の兵士を率いている。
兵士は、狭い道では二列縦隊、広い道では四列縦隊で行軍する。
それで二個の分隊が組になる。
新米士官も二名で組になる。
朝から行軍を続けているが、タイジは号令をかけるどころか、そもそも声が出ない。
スタイによると、屈強な兵士にビビッているらしい。
確かにこれではタイジだけで実習に出るのは無理だ。
まあ、今日の所はオレが何とかしよう。
慣れていけば何とかなる、・・・のかな。
タイジにはかなり世話になっている。
オレは色々あって講義をかなりさぼっているのだが、その分のノートをタイジが見せてくれている。
彼のノートは完璧だ。
教科書の参照ページに講師のグチまで書いてある。
地球での知識があるとはいえ、オレが順調に履修証をゲットし続けているのはタイジによるところが大きい。
このくらいはオレがやろう。
夕方、完全に日が暮れる前に行軍は停止する。
野営の準備である。
ローマ軍団みたいに堀付き土塁付きの野営地を作るのかと期待したが、流石にそんなことは無かった。
一応周りに柵を廻らし出入り口を作り歩哨を立てるが、その程度だ。
驚いたのは、分隊長クラスのオレ達にまで個別のテントがあたることだ。
それぞれ従卒の女性を伴うので、必要らしい。
・・・みんなよくやるよ。
兵士たちは十人用の大型テントで一個分隊ごとだ。
一個分隊には必ず男性が一人は含まれる。
多くの場合は下士官だ。
男女混合で大丈夫なのかと思ったら、心配ご無用で普通にヤっていた。
こちらの軍隊はどこの国も基本男女混合だ。
そうしないと兵士数が確保できない。
一見すれば、ハーレムで男がうはうはに見えるが、現実は逆らしい。
男が女の相手を強要されるのだ。
何でも、ある程度してやらないと女性兵士から不平が出るとか。
男性下士官の重要な『任務』で規則にまで定められている。
そちらの士官用テントで何人か使いますかと丁寧に聞かれたのには驚いた。
つーか、あんたも手伝え、頼むから手伝ってくれと下士官の目が言っていた。
無視したけど。
ハートマン軍曹の相手は無理だよ。
テントが張り終わったら就寝前の時間を使って、タイジたちに魔法講義を行った。
手のひらにファイアーボールを出しての実践だ。
「ファイアーボールだけど、基本的にはマナで球体を形成し、そのマナ密度を高め、球体内のエネルギー密度がある程度以上高まったらそれを発火させて投げつける、というところだ。
エネルギー密度というかマナ密度の上げ方だけど、おおざっぱに言って、球体を形成してから更にマナを追加して密度を上げる方法と、大きめのマナ球体を形成してそれを圧縮・縮小する方法がある。
大差ないので好きな方というか、やりやすい方でいいと思う」
説明しながら手の上のファイアーボールの大きさを変化させる。
「まず、これが基本形態ね。
球体だけでまだマナ密度は低い。
このままだと、ふわっとした花火みたいにしかならない」
スタイ、タイジ、ナムジョンと三人並んでコクコクと頷く。
「じゃあ少し、マナを増やすぞ。
これがさっきの五倍ぐらいのマナ量だ。
大きさは変わっていないがマナ密度が変化しているのが分かると思う」
三人とも耳がピンと立っている。
緊張すると耳が立つらしい。
左右の長さが違うため、高さがデコボコで何か面白い。
「じゃあ、発火させるぞ」
断ってから火をつける。
マナの球体が赤々と燃えだした。
いわゆる、ファイアーボールと呼ばれる状態である。
「今は圧縮を継続しているから爆発しない。
この状態で投げると爆発する。
手から離れれば自動的に圧縮が中断するから数秒で爆発する。
このエネルギー量だと、半径五メートルぐらいの爆発になるはずだ」
慣れれば手から放しても一定時間は圧縮を継続できるから、爆発のタイミングを調節することもできるが、まだ早いだろう。
三人が両目を開いて口をあんぐりと開けている。
「じゃあ、一旦止めて、最初からやり直すぞ」
オレがファイアーボールを消すと三人が盛大に息を吐いた。
「ちょっとキョウスケ、びっくりさせないでよ。
爆発すると思ったじゃないか!」
「いや、テントの中で爆発させるわけにはいかないだろう」
「すいません、取り乱しました。
ファイアーボールというのは出したら爆発するものだと思っていましたので。
消すこともできるのですね」
消すことができない?
あー、確かにそういう人もいるだろう。
呪文を唱えるだけの初心者は消せないかもしれない。
「個人的な考えだが、ファイアーボールは最初に消し方を覚えてから練習した方がいいと思う。
暴発して火事になったらヤバいだろ」
「うん、普通は屋外で練習するよね。
キョウスケがテントの中で練習するって言った時は何をするのかと思ったけど、・・・そうか、消せるんだね」
「最悪、風魔法で酸素供給をカットしてやれば絶対に消えるよ」
「それ、短時間、無詠唱で風魔法を使えるのが前提じゃない。
普通はできないの」
おお、そうか。
「じゃあ、正統派の消し方。
ファイアーボールに流れるマナをカットして、固まっているマナを散らす。
それで消える。
理想的にはマナを吸収する方がお得だけど、ちょっと難しいから、まずは散らすので覚えよう」
「マナの供給を止めるだけじゃ消えないの?」
「ああ、消えない」
再び右手の上に小型のファイアーボールを出して説明する。
「燃焼状態のファイアーボールを子細に見ればわかるが、ファイアーボールは一旦着火状態になったら周囲のマナを巻き込んで燃焼し続ける。
だから術者が自分のマナをカットしても周囲の空気中にマナがあればなかなか消えない。
術者のマナ供給を止めると共に燃焼中のマナのバランスを崩してやる。
これで消火だ」
分かりやすいように、ゆっくりと消火のプロセスを見せる。
「じゃあ、最初からやるぞ!」
「あ、ちょっと待って、」
慌てたようにタイジが口を出す。
「その、キョウスケは呪文を使わないのかな」
「呪文はなんでもいいぞ。
呪文はイメージを具体化する補助だから自分が使いやすい言葉が良いと思う」
「火の精霊には祈らないの?
練成所の講義でやってたでしょ」
そー言えば、そんなのがあったような、・・・。
「講師の先生が言ってたよ。
『着火』の魔法ぐらいならともかく、『ファイアーボール』になると火の精霊に対する呼びかけが重要で、そのためには精霊に対する信仰心が大事だって」
「うーん、どちらかと言うと、マナの取り扱い技術と術を形成するイメージの方が大事だと思うぞ。
あと魔力量」
「精霊は、関係ないの?」
「まあ、好きなら祈ってもいいけど」
「あのさぁ、僕は外国人だけど、キョウスケはこの国の出身だよね。
そんな不信心でいいの?
宗教本科、中級までやったよね?」
やりました。
マリセア教導国学問所では宗教本科は必修科目である。
宗教本科を中級まで履修しないと上級講義は入講資格が得られない。
「はい、『精霊の七カ条』、言ってみて」
「ごめん、忘れた。試験終わった瞬間に忘れた」
「キョウスケ、それ、このテントの外では絶対に言わない方がいいよ」
ジト目で怒られました。
「現実問題として、僕は何れ故郷に帰るけど、キョウスケはこの国にいるんでしょ。
この国で出世するには宗教本科を上級まで履修しないとダメだよね」
「それ無しで出世するために施薬院なんだけどな」
マリセア教導国は宗教国家だ。
公共部門だけでなく関連機関も上の地位に就くには僧侶資格が必要となる。
その僧侶資格を手っ取り早く取る方法が教導院学問所だ。
宗教本科を上級まで履修すれば僧侶資格が得られる。
早い人でも五年はかかるという講義だが、それでも他よりは早く確実である。
マリセア教導国でも軍人と医者、つまり自護院と施薬院は僧侶資格が無くてもそこそこ出世できるが、最上位層は僧侶資格保持者で埋められている。
シャイフ・ソユルガトミシュ施薬院主席医療魔導士も僧侶資格保持者のはずだ。
「学問所にいるうちに宗教本科も上級まで頑張ればいいじゃない。
キョウスケなら問題なくできるよ」
タイジが言っていることは正論だ。
しかしだ。
オレは将来的にこの国に住み続けるのだろうか。
何か宗教国家って胡散臭い気がして、・・・。
いや、オレの偏見なんだろうけど。
そもそも、宗教学科なんてやる気ゼロだ。
精霊の正しき教えについてオレが説教する?
イヤイヤイヤ、ナイナイナイ。
ナディア姫が嫁に来てくれるなら死ぬ気で頑張れるけど、・・・可能性ゼロだよな。
「まあ、それについてはおいおい考えるとして、だな。
話を戻すと、火の精霊に祈って、というのはいまいちだと思う。
あの呪文だと、発火状態のマナで球体を形成することになる。
爆発寸前のファイアーボールが出来上がるから直ぐに投げないとだめだ。
ファイアーボールを一動作で作る方法としては簡便だが、呪文を唱えるから時間短縮にはならない。
球体の大きさやマナ量も固定だから何時も同じ大きさで同じ威力のファイアーボールになる。
結論として言えば、講師の方法は初心者向けの誰でもどこでもファイアーボール講座だな」
「僕、初心者だよ」
「まあ、それはそうだけど、・・・」
「僕、一人で練習してたけど、何度やってもポヤポヤした威力の低いファイアーボールしかできなかったんだよ。そんな僕がいきなり呪文なしでいいの?」
練成所で教えている呪文だと圧縮の要素が入っていない。
不審に思っていたが、多分その要素は口伝で先輩から教わるのだろう。
タイジはそれが無かったからまともなファイアーボールにならなかったわけだ。
「えーと、・・・ほら、練成所の学生って、脳筋、じゃなくて、理論とか好きじゃないのが多いだろ。
タイジは理論から入る方だからこっちの方がいいよ」
取り繕って、とりあえず、両手にファイアーボールをだす。
「この両手のファイアーボールだけど、現在のマナ量は同程度だ。
だが大きさは違う。わかるか?」
タイジが頷く。
「だが、この二つをこのままファイアーボールとして使用すると威力が全然違う。
マナ量は同じでも圧縮した方が威力は上がるんだ。
単純に言うと、圧縮すればするほど威力は上がる」
「マナの量が同じなのに?」
「そうだ。
厳密に言えば圧縮するという行為自体でもマナを使うけどな。
魔力量が同じでも圧縮度が高ければ威力は高い。
逆に言えばどんなにマナ量が多くても圧縮度が低いと威力は低い。
恐らくタイジのはそれだ」
「じゃあ、たくさんのマナを出して、それを固めるのかい。
ああ、それとも小さい球体にマナを押し込めていくのかな、・・・どっちでもいいんだっけ?」
「ああ、どちらでも構わない。
オレの場合は今言った両方を併用している」
話しながら手の上のファイアーボールを圧縮したり、広げたりして見せてやる。
「うわぁ、自由自在だ」
「慣れれば、これぐらい直ぐにできるようになるよ」
「良く、マナが続く、・・・ねえ、キョウスケ、さっきからマナ使ってる?」
「ああ、これは自分のマナは使っていない。
一旦発火したファイアーボールは周囲のマナを消費して勝手に燃えるって話をしただろ。
これを意識的に行う。
つまり、周囲のマナを取り込むことで自分のマナを使用せずに魔法を維持できるわけだ」
右のファイアーボールを大きくして、同時に左を小さくする。
また逆に右を小さくして左を大きくする。
「最初に核となるマナの球体は自分のマナで作った方が楽だ。
核となるマナの塊が出来たら後は周囲からマナを取り込んでマナの密度を上げる事ができる。
マナの出し入れ、周囲から取り込む、あるいは周囲に発散する、それぞれにもマナを使用するから全く自分のマナを使わないわけじゃない。
だが、慣れると自分のマナを一ポイント使って十ポイント以上のマナを周囲から取り込むことが可能だ。
練成所で習った方法だとこれはできないだろ」
「あの、キョウスケ。
そんなこと、自護院の座学で聞いたこと無いよ。
自護院の講師でもそんなことしてないって自信持って言えるよ。
みんな呪文を唱えて即座に投げつけてるもの。
そんなことが可能なら、何発でもファイアーボールを打てることになっちゃうよ」
「そーなのか?
上の方は確実にこれをやってると思うぞ。
以前の訓話で、上級魔導士がファイアーボールを一日に三〇発、更にはライトニングボルト一〇回以上使ったとか言ってただろ」
「そうだね。それだけ魔力量があるってことでしょ」
「違うな。カゲシン自護院の正魔導士が一日に撃てるファイアーボールは十発前後って話だ。
単純計算すると上級魔導士は正魔導士の四倍以上の魔力量があることになる。
だけど、オレが見た限りではせいぜい二倍、甘く見積もっても三倍まではいかない。
つまり計算が合わない」
「そこまで詳しく見てたんだ。
僕はキョウスケほどにはマナが見えないと思う。
でも、うん、言われてみればそこまでの差は無かった気がする。
技術の差、ってことなんだね」
「そう、技術の差。魔力量だけじゃない」
「じゃあ、見た目全然、マナを感じないキョウスケがひょいひょいファイアーボールを使えるのも技術ってこと?」
「まあ、そんなとこかな。それじゃ練習を開始しよう」
話がオレ自身に向かう前に練習に集中させる。
オレの場合、肉体の許容範囲内なら、つまり一定出力以下なら無制限だからな。
結果を言えば、スタイとナムジョンはダメだったが、タイジは球体を形成して発火させるところまで行った。
周囲からのマナの取り込みも少量だができたようだ。
タイジが魔力の半分弱を使用したところで、明日に備えて本日の練習はお開きにする。
タイジがいい調子なので三人とも上機嫌だった。
黒パンに塩漬けの肉のシチュー、キャベツの漬物という兵士と同じ夕食を食べて就寝になる。
食事はお世辞にもうまいとは言えないがこれも訓練だろう。
完全にずるだが、個人的にテントの中で風呂を掘って入浴した。
これぐらいはいいだろう。
そして、就寝となったのだが、・・・眠れたもんじゃなかった。
周囲から、アレの声が響いてくる。
四面楚歌どころか四面喘ぎ声だ。
なんなんだ。
つーか、全てのテントでやってるみたいだ。
隣のタイジのテントからも聞こえてくる。
・・・何かうらやましい。
だが、そう思えるのはタイジのとこだけだ。
他は、何と言うか、雄たけびと言うか、サバトと言うか。
大型テントから聞こえるのは獣の叫びとしか思えない。
うちの小隊で牙族はタイジたちだけのはずだが。
いや、テントの中でやってるのはまだいい。
外でやってるのもいる。
つーか、並んでやるな!
掛け声掛けてやるな!
運動会かよ!
ちなみに冬、一二月だ。
カゲシンのお山には雪が積もっている。
連なる山脈も白景色。
平地は積雪していないが充分に寒い。
どーして、外でヤルかなぁ。
いや、確かに、全裸じゃないけどさ。
正直、見ていて何にもうらやましくない。
エロい気にもならない。
オレから見れば、女に見えるヤツはほぼいない。
男と男が繋がってるようにしか見えん。
しかし、静粛性とか隠匿性とか考えてないのだろうか?
敵の斥候がいれば丸わかり、奇襲も簡単だろう。
まあ、今回は訓練だから、こうなのだと信じたい。
それにしても女性多数世界の軍隊ってどこもこうなのだろうか?
あー、いい加減うるさい。
合図のラッパとか太鼓とか無視して遮音しようかと考え始めたころ、乱痴気騒ぎはいきなりの終焉を迎えた。
打って変わって静寂に包まれる周囲。
後で聞いたところでは、時間を区切ってセックスが許可されるのだそうだ。
常識だそうです。
もう、疲れきったよ、パトラッシュ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます