第180話 見えない心

 見えない心を見ることのできる眼鏡を発明した。

 これで他人の心がお見通し。

 手始めにあの美女を見るか。天才科学者の私に熱い視線を…え、後ろのイケメン見てる。私が邪魔?

 あっちの美女は、口にするのもはばかれることを…。

 どこもかしこも同じじゃないか。

 私は眼鏡を外し、踵で踏みつけた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る