127.アノ日~お姉ちゃんとの初めて~

まえがき


いつもありがとうございます。

がっつりえちえち注意です!

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*****



「はぁっ、ぁんっ、あぁっ、ふぁぁっ……! んんぅっ、んっ、んぁぁっ……! ユエさまっ、ユエさまぁっ……! あぁっ……!? そっ、そこはっ……!? あぁんっ……!」


 ツバキさんに――。



*****



「ぁっ、ぁあんっ、ひゃぁんっ、んぅぅっ……! ユエさんっ、すきぃっ! すきぃっ、ぁっ、あぁん、はぁっ、ひゃぅっ……! だ、だめダメダメッ……! んうぅぅぅぅーーーーっ……!」


 アイネさんに――。



*****



「ぁっ、はぁっ……はぁっ……んっ……はぁっ……ユエ……さま……も、もうしわけっ……はぁっ……ございませんっ……」


「んくっ、はぁっ……! はぁっ……ユ、ユエさん、ごめんなさい……す、少し休ませて……はぁっ……」


 僕の中でドロドロと渦巻いていた衝動は、ベッドの上でぐったりとしてしまっているアイネさんとツバキさんのお陰で感覚的には減ってきている……気がする。


「はぁっ……はぁっ……くっ……」


 それでも、溜まりに溜まった僕の欲望は『まだ、もっと』と僕を突き動かそうとしていて……。


「……マリアナさん……」


 その捌け口を、僕らの行為をずっと見ていたらしいマリアナさんに求めようとしていた……。


「はぁっ……はぁ……ユエくん……」


 僕が名前を呼んでマリアナさんの方を見ると、マリアナさんは紅潮した顔に潤んだ瞳で僕を見返してきた。

 なぜだか既にその息は荒く、下着も全て取り去っている。


「私にも……してくれるの……?」


「はい……したい、です……。なるべく、優しくしますので……んっ……」


「んんっ……ちゅっ、ちゅるっ、んんっ、れるっ……!」


 そっと歩み寄ってきたマリアナさんを抱きとめ、その唇を奪うことで今すぐ押し倒したい衝動を何とか誤魔化す。


「んんぅっ、ちゅぱっ……! はぁっ……ユエくん、つらいの……?」


「はぁっ……はい……すみません、マリアナさんがほしくて……我慢できそうにないです……んんっ……!」


「んむぅっ、はぁっ、ぁんっ……ちゅっ、ちゅるっ……! ふぁっ……ふ、ふふっ……ユエくん、必死だぁ…………うん、いいよ……。その、お姉ちゃんも……もう我慢できないの……ぁっ、んぁっ……」


 マリアナさんも僕を求めてくれていると言ってくれて、その証拠を示すかのように僕の手を取りソコに導き……僕の指先に、しっかりとした水気を感じた。


「んっ、んんぅっ……お、お姉ちゃん……もう、準備はできてるから……はぁっ……」


「わかり、ました……んっ……」


「ちゅっ、んぅっ……! ぁっ……」


 優しくキスをしながら、そっとベッドの空いたところにマリアナさんの肢体を横たえる。

 身体の位置を変え……マリアナさんの足の間に入り、身体を倒して至近距離でその瞳を見つめた。

 僕らの間で2人の胸が押し付け合い大きく形を変えているのが分かる。


 そして、2人の繋がるところをそっと触れ合わせた。


「ぁっ、んんぅっ……! ゆ、ユエくんのが、あたって……ぁあっ……き、きて……?」


「……行きます。……くっ……」


 言葉に反して……初めてで僕を拒むかのようにきつく閉ざされていたそこを、ゆっくりと進み……。


「んうぅぅっ、くっ……!? っ……ぁっ……あぁっ……!? っ~~~……!!」


 痛みのせいか僕にしがみつくようにきつく抱きしめてくるマリアナさんの初めての証を、僕はついに突き破った。


「っ……ぁっ……け……っこう、はぁっ……い……たいかもっ……! くっ、んっ……き、キス、してっ……ユエくんっ……」


「はい……んっ……」


「んぅっ、ちゅっ……はぁっ、んくっ……! ちゅっ、ちゅるっ、ちゅぅぅっ……!」


 フルフルと身体を震わせるマリアナさんは、キスで痛みをやり過ごすかのように激しく僕の舌に絡みついてきた。


「ちゅっ……はぁっ……! その……大丈夫、ですか……?」


「ちゅっ、んっ……う、うんっ……い、いたい……けど……痛いけど、とっても……幸せな気分なの……んっ……」


「マリアナさん……」


「ア、アイネちゃんの……言ってた通り、ね……ふふっ……」


 目の端から涙をこぼしながらも、マリアナさんはそう言って何とか微笑みかけようとしてくれていて……。


 僕はなんだか胸がいっぱいになって……抱きしめる腕に力を入れると、今このときがマリアナさんにとっていい思い出になるようにと、必死に自分の衝動に抗って優しくその頭を撫でた。


「ありがとう、ございます……僕も、幸せな気持ちでいっぱいです……」


「ふふっ……こんな甘えん坊さんなユエくんも……可愛いわね……んっ、はぁっ……。私こそ、ありがとう、だよっ……? とっても幸せなの……夢が、叶ったんだもの……」


「夢、ですか……?」


「そうよ……。ユエくんの、お嫁さんになって……こうして、抱き合って……私の大好きなユエくんに、初めてをあげるの……」


「あぁっ……嬉しい、ですっ……こんな僕でも、マリアナさんの夢を叶えられて……んぅっ……!」


 小さな僕の心を救ってくれたお姉ちゃんの、ささやかだけど大きな夢を……僕は叶えることができたんだ。

 そしてそのお姉ちゃんは……マリアナさんは、今こうして僕とつながって僕の腕の中にいる。


「んぁっ、ちゅっ……ちゅるっ、ふぁっ、んむっ……んぁぁっ……!? ユ、ユエくんが……ピクピクって……はぁっ……!」


 感極まった僕はこの愛しさを伝えたいとマリアナさんの口に吸い付くが……それだけでは足りないとばかりに、マリアナさんの中の僕が暴れだしそうになっていた。


「ふふっ……んっ……ユエくん、切なそうなお顔してるわよ……?」


「す、すみません……マリアナさんの……気持ちよくて……でも……」


「う、うん……お姉ちゃんなら大丈夫だから……。ほ、ほら……やんちゃなユエくんを、お姉ちゃんがちゃんと受け止めてあげるから……ユエくんの、好きにして……いいよ……?」


 その微笑みは……反則だ。


「っ……っ……!」


「んぁっ、んくっ……!? はぁっ、ぁぁっ……!」


 ギリギリのところで保っていた理性的な考えは一気に溢れ出した想いに押し流されかけ、優しくしなければという理性とせめぎ合いながらも腰を動かすことを止められない。


「はぁんっ、ぁっ、んぁぁっ……! ぁんっ、んぅっ、はぁっ……ぁっ、あぁっ……!」


 紅い雫が僕たちの間からこぼれだし、シーツに僕らが愛し合っている証を刻む。


「ふぁぁっ、ぁんっ、ぁあっっ、んぁっ……! ユエくんがっ、私の中でっ、ぁんっ、いっぱいっ……!」


「はぁっ……マリアナさんっ……!」


「ひゃぁんっ、あぁんっ、んぅぁぁっ! ユエくんっ……ユエくんっ……! はぁっ、ぁっ、んぁんっ……!  すっ、すごいぃ、のぉっ……! これがっ、ほんとうのっ……! んんぅっ、ぁんっ、ぁぁっ……!」


「マ、マリアナさんっ……? くっ……腰がっ……」


 最初は動くと声に痛みが混じっていたのに、すぐに良くなってきたのかマリアナさんの声に甘い色が強く混じり始めた。

 そしてその顔を蕩けさせながら、自ら腰を動かして僕を強く抱きしめてきた。


「はぁっ、ぁんっ、あぁんっ……! ユエくんっ、いいのっ……! わたしっ、なんだかすごいのぉっ……! あぁっ……!」


 どこでそんな腰使いを覚えたんだと言うほど妖しく蠢くその動きで、僕はマリアナさんの中で翻弄され予想外の快感が頭を突き抜けていった。


「ぅぐっ、このっ……!」


 その思わぬ行動にあっという間に上り詰めさせられそうになった僕は、相手は初めてだというのにその相手を満足させる前に自分がそうなるわけにはいかないと、ガッシリとその腰を掴んで固定すると、想いを打ち込んでいった。


「ふあぁぁっ!? ああぁんっ、ぁっ、んぁぁっ……! すごいっ、ユエくんっ、あぁっ……! そんなのっ、はぁっ、すごいぃっ……! はげしいよぉっ……! ひゃぁんっ……!」


「んくっ、あぁっ……!」


 しかしそうしたところで、2人の間を暴れまわる快感が増すことに変わりはなく……。


「あぁぁぁぁっ、ひゃあぁんっ、ぁぁっ……! ユエくんっ……! わ、わたしっ……んぅぅっ……! も、もうっ……きちゃい、そうっ……はぁんっ……!」


「ええっ……! ええっ……! ぼく、もっ……あぁっ……!」


「んっ、あっ、はぁっ、あぁっ、んぁぁっ、ぁっ――――!? んうぅぅぅぅーーーーっ……!!」


 すぐにマリアナさんの中に欲望を吐き出すことになってしまった……。


 ほぼ同時にマリアナさんも反らした背筋を大きくビクビクと震わせていて……何とか、達することができたようだ。


「ぁぁっ……はぁんっ……はぁっ、はぁっ……ユエくん……」


「はぁっ……ぁっ、んっ……!?」


「んちゅっ、ちゅるっ、ちゅぅぅっ……! はぁっ……ふ、ふふっ……わたし、初めてだったのに……ユエくんのおかげで、すっごく……気持ちよくなっちゃったわぁ……」


「ぅっ……そ、それは……良かったです……」


 だからですね……そのえっちな笑顔は、今の僕には毒なんですってば……!


「…………まだまだこれからですよっ……!」


 このお姉ちゃんに、今の僕をその気にさせたらどうなるかを分からせるべく……僕はまだ荒い息を吐いているマリアナさんに構わず、想いをぶつける行為を再開した。


「はぁんっ……!? あっ、あぁっ、んぅっ……! ユエくんっ、そんなっ……!? お姉ちゃん、初めてでっ、いまイっちゃったばかりなのにぃっ……! ひゃぁんっ、ぁっ、あぁんっ……!」


「マリアナさんっ……マリアナさんっ……!」


「ひゃぅっ、はぁっ、ぁぁっ……! ふ、ふふっ……ユエくん、そんなにっ、ぁんっ、私を求めてくれてっ、るのねっ……? んぁっ、ぁんっ……! い、いいわよっ……お姉ちゃんがぜんぶっ……受け止めてあげるからぁっ……ぁっ、んぅぅっ!」


「マリアナさんがっ、良すぎるからいけないんですよっ……! 好きですっ、愛していますっ……!」


「あぁっ、うっ、嬉しいっ……! もっと、いっぱいしてぇっ……!」


「くっ、ぅっ……!」


 ま、また自分からそんなっ……!


「あぁっ、はぁんっ……! ぁんっ……ふふっ……んぁっ、ユエくん、気持ちよさそうっ……ふあぁぁっ……!」


 笑っていられるのも今のうちですからねっ……!



*****



「はぁっ……はぁっ、ぁっ!? んぁっ……!?」


 既に何度かマリアナさんに向けて吐き出したあと……ベッドの端で息を整えていた僕は、急に柔らかい感覚に包まれて変な声をだすことになってしまった。


「んむっ、ちゅるっ、れろっ……ふふっ……ユエくん、私の胸の中でピクピクしてる……♡」


「うっ、くぅっ……ちょ、ちょっと……マ、マリアナさんっ……! これ、いきなりっ……あぁっ、良すぎてっ……!」


 な、なんだこの暴力的でありすべてを包む優しさもある感覚はっ……!?


「んふふ……♡ あぁっ、ユエくんの切なそうなその顔……キュンキュンしちゃう……」


 僕を挟み込んでくる密着度が半端なく心地よくて……。


 く、くやしいけどこのままでは一方的に……い、いやっ、まだだっ!


「ぅ、くっ……マリアナさんっ、ごめんなさいっ……!」


「ふぇ……? きゃっ……!? あ、あら……? んんぅ、んっ……!?」


 僕はベッドの端に座った僕の足の間に入っていたマリアナさんを抱えあげて寝かせると、その上に馬乗りになり……暴力的な双丘を鷲掴みにするとその間に想いを打ち付けた。


「ぅくっ、うぁっ……な、んだこれっ……あぁっ……!」


 一方的にされてるからいけないのだ! とこんな体勢にしてみたものの……お姉ちゃんのお胸の前ではどちらであろうと僕の頭を殴りつけるような快感に襲われるだけだったようだ。


「ぁっ、んんっ……ユエくんが……私のお胸に出たり入ったりして……んっ、はぁっ……ずんずん来ちゃうわっ……♡」


「あっ、あっ、あぁっ――!」


「ぁっ……きゃっ……!? ユエくんの、熱いのがお胸の間で……ふふっ、いっぱい出せたね、ユエくん……♡」



****



「ひゃぁっ、んぁぁっ、ふぁぁんっ……んっ、んぁっ……! ユエくんっ、ユエくんすごいよこれぇっ……! ユエくんが下から、私の奥までずんずんってくるのぉっ……! はぁんっ、ゃんっ、はぁんっ……!」


「うっ、くっ……ま、マリアナさんっ……! ちょ、まっ……んぅっ……!」


 先程のお返しなのか……いつの間にか僕は組み敷かれ、仰向けになった僕の腰の上でマリアナさんの身体が跳ねていた。


 気を使う立場だったはずの僕は、なぜか逆に全く気を使われない腰使いで攻め立てられていて……。


 下から見上げるマリアナさんのお胸が弾む光景という強烈な視覚効果も相まって、息を吸うことと快感に耐えることしか出来ないという……どうみても僕のほうが翻弄されている様相を呈していた。


「はぁっ、んぁっ、んぅぅっ……! ちょっと、んぅっ、コツがわかってきた、かもぉっ……! あぁユエくんっ、可愛いわよユエくんっ……! すきぃっ……!」


「うっ、あっ、くっ……!?」


 マリアナさんの身体が跳ね、勢いよく落ちてくる度に、チカチカと頭の中で火花が散るような快感に襲われ、うめき声を上げることしか出来ない。


 あれから、別にマリアナさんだけを相手にしていたわけではない。

 復活したアイネさんとツバキさんにも求められて……僕もまだ足りないと2人がもう一度ぐったりしてしまうまで愛し合った。


 それでもその合間合間でマリアナさんが『私も』『もっと』とまるで2人から奪い取るように求められ……ついには足腰の体力が尽きかけて動けない僕を好きにするマリアナさんという状態になってしまっていた……。


「はぁっ……はぁっ……ユ、ユエ様が……あんなに……」


「ユエさん……はぁっ……頑張ってユエさん……」


 ぐったりしてしまっている2人は信じられないものを見るかのようにマリアナさんを見て、翻弄されている僕を応援することしか出来ず……。


「あぁんっ、んぁっ、はぁっ、んぅっ……! ユ、ユエくんっ、んふっ……またっ、んぅっ、大きくなったわっ……! いいわよっ、ぁんっ、きてぇっ……!」


「うぁぁぁっ、あぁっ――!」


「ひゃぁぁぁぁーーーーっ……! はぁっ、はぁっ……ユエくんっ、ユエくぅんっ……!」


「はぁっ……はぁっ……! ぅぁっ、ぁっ……!?」


 このお姉ちゃん、まったく止まってくれないっ……!


「……薬を用意しておいてよかったわ……。もし薬がなかったら……これじゃあ、真っ先にマリアナさんが赤ちゃんができちゃうもの……」


「さ、左様でございますね……」


 そ、その薬って、本当に避妊効果だけですよねっ!?

 強壮剤とか、入ってないですよねっ……!?


「んぁっ、あぁんっ……♡」


 翻弄される僕を蠱惑的な笑みで見下ろしながら元気に跳ねるマリアナさんを見て、僕はそう思わずにはいられなかった。


 結局……。

 丸一日が経過して僕の身体がもとに戻るまでに……。


 恐ろしいほど溜まっていた僕の欲望は、綺麗さっぱり……どころかマイナスなのではというほど、吐き出させられ続けたのだった。


 僕を応援してたはずのアイネさんとツバキさんも、途中で混ざっていた……気がする……。






――――――――――――――――――――――――――――――――

あとがき


お姉ちゃんには敵わない……!


お読みいただき、ありがとうございます。

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新作の『宇宙イチャラブハーレムもの』の更新を始めました。

ぜひそちらも作者情報や下記URLからお読みいただけると嬉しいです。

https://kakuyomu.jp/works/16817139558885411953


次回、「温もりに包まれた朝~1人と3人、続く幸せな関係~」

ついに第三章の最終話!

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