第10話 魔王降臨
わしは魔族領アビスを収める魔王ルカじゃ。今日は魔族領を真面目に紹介するためにわしがナレーションをしてゆくぞ。
作者や神には知らせて無いから乱入されてメチャクチャになることは無いから安心せい。
「おーほっほっほ…おーほっほっほっほ。それは問屋が下ろさないんですよ!魔王さん。甘いですねぇ。それはもう、メロンソーダとコカコーラを割ったくらいに甘過ぎですよ。戦闘力530000の作者にかかれば隠し事はできませんよ。おーほっほっほっほ。」
「はぁー。ほんとどこにでも現れる奴じゃ。暇なのか?」
「おーっほっほっほっほ。失礼な!帝王の優雅な休日ですよ。魔王さん」
「さっきからその変な喋り方は何だ?」
「おーっほっほっほっほ。これが正しい支配者の喋り方ですよ。魔王さん。あなたも一緒にどうですか?慣れてくると病みつきになりますよ。この喋り方」
「恥ずかしいからわしは遠慮する」
「そうですか。残念ですね。では、ボケているのに普通に流しがって!そんな奴は宇宙のちりとなるがいい」
隙をついた様に魔王に殴りかかる帝王。ここまでボケたのに普通に変人扱いされたことが、お気に召さなかったらしい。腹いせに殴りかかる帝王。
「おーっほっほっほっほ。油断しましたね。」
拳が魔王の顔面にクリーンヒット。手にはズドンと確かな手応え。
「余裕をかましてるからですよ。帝王の恐ろしさが少しは分かりましたか?・・・・・なぜだ!なぜ倒れない!この帝王、作者様の一撃だぞ!!」
「蚊に刺されたかと思ったわ。お主弱すぎじゃろ。うちのペットより弱いぞ?」
「なっ!舐めるなぁ!」と今度は反対の手で追撃。
「そんなパンチがあるか!全くなったらんその性根と共に生まれ直して出直してこい!」
渾身の追撃をかわされ見事なアッパーカットを喰らう帝王。
「バッ!バカなぁぁぁ!俺は宇○の帝○!作者さまだぞ!こんなことがあっていいはずなぁぁぁい!」
どこまでも空高く飛んでいく帝王。魔王はその場から去る
「はい、カット!!良いですよ魔王さん。帝王を軽く吹き飛ばす魔王ってかっこいいですね。ちゃんとCMの秒数も意識して合わせてくれてありがとうございます。編集が楽に終わります。あとは、もう1パターン撮ります」
「うむ」
「おーい!作者はどうした!あいつまだ飛ばされてんのか?
早く落ちてこい!次のパターン撮るぞ!!すいません。魔王さん。
作者が落ちてくるまで休憩でお願いします」
「あい、分かった」
作者に厳しい監督。マジ鬼だわ。
今回は魔王さんの人柄を知ってもらうための回でした。
読者の皆さん、魔王さんてこんな感じの人です。
次回からは魔族領アビスをお届けします。
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