第5話 神たち

「ハクの奴、かなり暴走が悪化してねえか?」


と暴走具合に拍車のかかる実験に世界が耐えられるのか心配する技能神ライ。


「まあ、言っても聞かないので仕方ないですよ。今度、お茶に来た時にでも一応注意しておきましょう」と冷静に返す魔法神スフィアさん。


 この人は動じたところを見たことがないけど、驚いたらどんな反応をするのだろうか?


 そんなまじめな話をする2人とは対照的に、

「はう!さすがハクさんだ! 美しすぎる! 僕もあの刀で切って欲しい!」と創造神であるノアが邪竜愛を表現する。


なぜ創造神がこんなに邪竜を夢中になっているのかというと、最初は他の女子と同じようにアタックしていたのだが、他の女子とは違い嫌がったりせず無反応。とことんアプローチを無視するハクの反応にときめいて(興奮して)しまう。

 

ハクが神域に来るたびに猛アプローチ。ハクもお茶に来るたびに付き纏われるので、ドラゴンクロー(龍の爪)で吹っ飛ばすようになる。


 無反応なことに興奮していたが、愛しい人からの攻撃に開きかけていた新たな扉を開く。


 ドラゴンクローを喰らうたびにめちゃくちゃ喜ぶようになった。

それは、もう満面の笑みで「でへっでへっ」と笑う。とても幸せそうだ。


 最近では、自分から切られに行っている。設定を考えている作者も何こいつキモいなって引いてます。


 マイエンジェルハクが可愛そう!!


「お姉さまをマイエンジェルなんて気持ち悪い呼び方はやめて!私の敬愛する人をそんな呼び方するな!」とエリーゼは作者の眉間をファイアアローで撃ち抜く


 なんということでしょう!!ファイアアローは確実に仕留めるために、先端をドリルのように回転させる工夫を凝らした一撃!匠も驚く魔法技術はさすが神様です。それでも、作者は死なない!作者は永久に不滅です!!


 慈愛の女神エリーゼが何故邪竜のことをお姉さまと呼ぶのか?

説明しよう!作者の為になる設定資料はっぴょ〜う。

第一回目はお姉さまについて。


 慈愛の女神エリーゼは世界創生以来、年は重ねていくがいつまでも少女の見た目を気にしていた。年が上がるにつれて綺麗なスラッとした凛々しい美女に憧れるようになる。


 そんな時世界を覗いていると一体の龍を見つける。その龍はドラゴン形態でも白金と他にない色をしていた。とても美しかった。


 だが、人型になるとスラッとした凛々しい美女の姿になる。

 

 それはこの世のものとは思えないオーラを放つ美しさだった。


 そして邪竜ハクはいつなんどきも凛としていて落ち着いている。まさに自分が追い求めた大人の余裕をもっていた。憧れないなんてことはない。目が自然と邪竜ハクを追ってしまう。


 ハクに夢中になっていた。わたしもこんな美しい女性になりたい。その尊敬の想いからお姉さまと呼ぶようになった。(エリーゼは少し表現の仕方が独特なところがある)


 実際はハクにやってもらいたいことがたくさんあるのだが、眩しすぎて近づきすぎると気絶してしまう。一度ハクから話しかけられたことがあったが、その時は幸せのあまり鼻血を流し倒れてしまう


 後日の本人談では、緊張のあまり心臓が、いつもよりズドン!ズドン!と高鳴り、急に倒れてしまったとのこと。


 その時、ハクが抱き止めてくれたと聞き、ハクが触ってくれた体の部分は洗わないようになる。


 他の神達からは、石鹸の香りとくさいにおいが混じってら気持ち悪くなるから洗うならちゃんと洗ってと言われている。


 だが、エリーゼは自身が敬愛する神にも等しい存在(自分が神ということはもう頭の中にない人)が、自分の体を触ってくれた。とても名誉なこと。 


 それは憧れの野球選手からサインをもらった時の感動と同じ。本人からしたら、触られた箇所は洗わなくて当然である。


 作者的には、加齢臭と香水の匂いが混じった様な香りだからやめてほしい。


 ここで一つ、珍しいことが起こる。女性なら誰に対しても優しいノアが素で余計な一言を言ってしまう。


「前から思ってたけどエリーゼの方がはるかに年上なのに、お姉様って呼ぶなんて変じゃない?」といつもならやらない愚行。本人も言った後にやらかしたと気づく。


 エリーゼはというと何かドス黒いオーラが体が発生し始めていた


「ふふふふ……どうせ私なんて見た目詐欺ですよ !でもしょうがないじゃん!!歳を取っても見た目は変わらないだから!私だっていろんな努力したんだからね!フヒッハハハ……見た目が最初からジジイのお前には、この苦労はワカンねぇよな!フハハハハ!滅びろ!メテオ!!」怒りのあまり割と本気でメテオを放つエリーゼ。


 他の神はノアが禁句を唱えた時点でかなり離れたところまで避難完了している。


 メテオが直撃する前にノアが刀を横に一閃。ノアはすんでのところで直撃を免れる。


 戦闘スタイルはエリーゼがおとなしい時は大魔法主体で戦う。慈愛の女神ヒステリックモード時は、格闘術と身体強化と最速で発動する魔法を駆使して戦う。


 ノアは、刀をメインに技術のみで戦う。


 隕石を全て切ったノアは、「魔道具が壊れたらどうすんだよ!

ハクさんの美しいお姿が見られなくなるところだったろうが!」と激怒する。


「フヒッ!ふふふ……はははは!私の苦労がわからないなんて。そんな世界滅んで仕舞えばいい!ふふふ…ははは…ひはっ」


 今のはブラックエリーゼからのおはようという愛のこもった挨拶です♡


 勘違いしないでよね!ただ伝わりにくいから解説してあげただけなんだからね!


 ぶつかり合う神と神。ノアにとってヒステリックモードのエリーゼはやりづらく勝ち越せていない相手になる。どんな戦いを展開するのか。


次回…「神々の戦い」…よろしくな!

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