第131話 圧勝
2030年10月15日
この死の森の砦に来てから1か月が経った。
何度か食料が足りなくなり後ろの陣やイザークまで戻ったりしたが、ほぼこの最前線で戦い続けることが出来て、イザーク辺境伯領に来る前と比べて格段に強くなった。
死の森の中は流石にまだ怖いので外周の敵とひたすら戦いまくっていた。外周にもたまに森の内部の魔物が出現することもあったが難なく倒すことが出来た。この1か月の成果はというと
【名前】マルス・ブライアント
【称号】雷神/風王/聖者/ゴブリン虐殺者
【身分】人族・ブライアント伯爵家次男
【状態】良好
【年齢】10歳
【レベル】37
【HP】90/90
【MP】7948/7948
【筋力】86
【敏捷】87
【魔力】106
【器用】84
【耐久】78
【運】30
【固有能力】天賦(LvMAX)
【固有能力】天眼(Lv10)
【固有能力】雷魔法(Lv8/S)
【特殊能力】剣術(Lv9/A)
【特殊能力】火魔法(Lv4/E)
【特殊能力】水魔法(Lv5/D)
【特殊能力】土魔法(Lv5/D)
【特殊能力】風魔法(Lv9/A)
【特殊能力】神聖魔法(Lv7/B)
【装備】雷鳴剣
【装備】
【装備】偽装の腕輪
自分で言うのもなんだが完全にB級冒険者上位になったと思う。まず魔力が目標の100を超えた。
そしてブリザードばっかり使っていたから水魔法がなんと才能Dになりレベルも5に上がった。火魔法もレベル4になり、何と言っても天眼のレベルが10に上がった。天眼レベル10は色々なものが強化されていた。
【名前】クラリス・ランパード
【称号】弓王・聖女
【身分】人族・ランパード子爵家長女
【状態】良好
【年齢】10歳
【レベル】41
【HP】81/81
【MP】1521/1521
【筋力】60
【敏捷】60
【魔力】72
【器用】72
【耐久】57
【運】20
【固有能力】結界魔法(Lv4/A)
【特殊能力】剣術(Lv6/C)
【特殊能力】弓術(Lv8/B)
【特殊能力】水魔法(Lv6/D)
【特殊能力】風魔法(Lv4/F)
【特殊能力】神聖魔法(Lv7/A)
【装備】ディフェンダー
【装備】
【装備】
【装備】
【装備】偽装の腕輪
クラリスも完全にB級中位クラスにはなったであろう。
9月の下旬から剣術と水魔法を中心に戦っていたので、その2つのレベルが上がっていた。そしてさらに美貌に磨きがかかった。もしかしてクラリスはレベルが上がると可愛くなったり綺麗になったりするのか? もうこれ以上綺麗になってもらわなくてもいい気がする……
【名前】エリー・レオ
【称号】-
【身分】獣人族(獅子族)・レオ準女爵家当主
【状態】良好
【年齢】10歳
【レベル】37
【HP】100/100
【MP】100/100
【筋力】74
【敏捷】91
【魔力】22
【器用】26
【耐久】60
【運】10
【固有能力】音魔法(Lv1/C)
【特殊能力】体術(Lv7/B)
【特殊能力】短剣術(Lv7/C)
【特殊能力】風魔法(Lv3/G)
【装備】ミスリル銀の短剣
【装備】
【装備】
【装備】風のマント
【装備】風のブーツ
HPが【暁】で唯一100を超えた。だがエリーは今伸び悩んでいる。ステータスは抜群なのだが、1対多になると苦戦する。またスキルのレベルもなかなか上がらない。
しかし本人はそんなことどこ吹く風と言わんばかりに、俺にべったりだ。まぁ1対1は無類の強さを発揮するんだけどね。
【名前】カレン・リオネル
【称号】-
【身分】人族・フレスバルド公爵家次女
【状態】良好
【年齢】10歳
【レベル】37
【HP】45/45
【MP】480/480
【筋力】31
【敏捷】32
【魔力】70
【器用】35
【耐久】24
【運】1
【特殊能力】魔眼(LvMAX)
【特殊能力】鞭術(Lv5/B)
【特殊能力】火魔法(Lv8/B)
【装備】
【装備】炎の鞭
【装備】
【装備】
死の森では火魔法をあまり使えなかったのでそこまでレベルが上がっていないが、筋力値と敏捷値、器用値が相当上がっているのでかなり以前よりかは安心して戦いを見ている事が出来る。
【名前】ミーシャ・フェブラント
【称号】-
【身分】
【状態】良好
【年齢】10歳
【レベル】39
【HP】65/65
【MP】215/215
【筋力】56
【敏捷】71
【魔力】60
【器用】62
【耐久】35
【運】5
【特殊能力】槍術(Lv7/B)
【特殊能力】水魔法(Lv6/C)
【特殊能力】風魔法(Lv5/D)
【装備】
【装備】幻影のローブ
【黎明】で一番強くなったのはミーシャだろう。レベルもパーティで2番目の39だ。やはりブリザードを俺と一緒に唱えていたクラリスとミーシャのレベルの上がり方は凄かった。
今まで水魔法は目くらまし程度にしか使っていなかったのにいつの間にかメイン攻撃となっている。クラリスとミーシャが【黎明】の2大水魔法使いとなった。
【名前】バロン・ラインハルト
【称号】-
【身分】人族・ラインハルト伯爵家嫡男
【状態】良好
【年齢】10歳
【レベル】30
【HP】62/62
【MP】287/287
【筋力】42
【敏捷】39
【魔力】42
【器用】43
【耐久】38
【運】1
【特殊能力】剣術(Lv7/B)
【特殊能力】火魔法(Lv3/D)
【特殊能力】水魔法(Lv3/D)
【特殊能力】土魔法(Lv6/C)
【特殊能力】風魔法(Lv3/D)
【装備】
【装備】
バロンはずっとミネルバの付き添いをしていたのでキラーアントとたまにマザーアントを倒すくらいだった。
レベル30まではキラーアントだけでも上がったようだがそれから相当倒してもレベルは上がらなかった。あと俺はバロンに1つ課題を出していた。
それは剣と土魔法しか使わないようにと伝えたのだ。このままでは器用貧乏となってしまうので長所を伸ばす作戦だ。
成功したかどうかはまだ分からないがバロンは納得してくれたようで剣術レベルと土魔法レベルが1ずつ上がっていた。
【名前】ドミニク・アウグス
【称号】-
【身分】人族・アウグス準男爵家当主
【状態】良好
【年齢】10歳
【レベル】30
【HP】70/70
【MP】60/60
【筋力】46
【敏捷】44
【魔力】23
【器用】28
【耐久】46
【運】5
【特殊能力】剣術(Lv7/C)
【特殊能力】風魔法(Lv3/E)
【装備】黒鉄の剣
【装備】黒鉄の盾
【装備】黒鉄の重鎧
【暁】で一番変わったのは間違いなくドミニクだろう。
戦闘スタイルがまず大幅に変わった。昔は華麗に躱して敵を仕留めるという戦闘スタイルだったが今は完全にタンクの役目をしている。
そして装備も大幅に変わった。装備していた身躱しのマントがキラーアントの酸攻撃を食らいまくって完全に溶けてしまったのだ。
だから一度補給をかねて城塞都市イザークに戻って一式買いかえた。別に疾風の剣まで変える必要なかったのだが全て同じ色にしたかったらしい。1人だけ真っ黒な装備でかっこいい。
黒の剣士……どこかで聞いた気がするな……確かその黒の剣士もハーレムマスターだった気がするが……スターバースト……まぁ戦闘スタイルが全く違うんだけどね……
【名前】ミネルバ・ゼビウス
【称号】-
【身分】人族・ゼビウス子爵家長女
【状態】良好
【年齢】10歳
【レベル】30
【HP】36/36
【MP】235/235
【筋力】22
【敏捷】24
【魔力】43
【器用】40
【耐久】19
【運】1
【特殊能力】剣術(Lv3/E)
【特殊能力】鎖術(Lv3/C)
【特殊能力】火魔法(Lv5/D)
【特殊能力】水魔法(Lv4/D)
【装備】銀の剣
【装備】水精霊の杖
【装備】シルバーチェーン
【装備】魔法の法衣
【装備】マジカルブーツ
待っていました我らがミネルバ。
ひたすら謙虚にレベル上げに勤しむミネルバを全員が応援していました。そして大分戦闘スタイルが確立されてきた。
やはりまだ筋力値が低いので鎖攻撃がメインとはいかないが、鎖攻撃で相手の気を散らしながら水魔法のアイスランスなどで止めを刺すというスタイルになっていた。
もしも鎖で敵の身動きを封じることが出来れば剣でサクッと止めを刺すスタイルも健在だ。
【名前】ライナー・オルゴ
【称号】剣王
【身分】人族・平民
【状態】良好
【年齢】33
【レベル】35
【HP】80/80
【MP】85/85
【筋力】43
【敏捷】49
【魔力】24
【器用】59
【耐久】30
【運】0
【特殊能力】槍術(Lv7/B)
【特殊能力】剣術(Lv10/A)
【特殊能力】水魔法(Lv3/E)
【装備】氷の刃
最後にライナー。ブラムは? という声もあるかもしれないが、ブラムはこの程度の敵ではもうレベルは上がらないから割愛で。
レベルの割りにステータスが低いがそれは【黎明】のメンバーと比べるとそう見えるだけだ。
「レッカ様。この1か月どうもありがとうございました。おかげさまで僕たちはとても強くなることが出来ました。予定よりも少し早いですがリスター帝国学校に戻ろうと思います。また来ると思いますので、その時はまたよろしくお願いします」
今俺は砦でレッカに別れの挨拶をしている。十分強くなったからもうリスター帝国学校に戻ろうという声が多かったので帰る事にしたのだ。俺も目標より大分強くなったからガス抜きも必要だ。流石にずっとクラリスに料理を作ってもらうのも悪いしね。
「ああ。マルス君たちには本当に驚かされる事ばかりだった。1つ頼みがあるんだが聞いてもらっていいか? 一度マルス君と手合わせ願いたいんだが?」
レッカが聞いてきた。そう言えば俺がここに来る目的の1つにA級冒険者に近いと言われるレッカと手合わせするというのがあったな……
「分かりました。ルールはどうしますか?」
俺が聞くと驚いたことにレッカは「なんでもあり」でと答えた。カレンが一応反対をしたのだが結局真剣勝負となった。
戦闘経験は明らかにレッカの方が上だ。だが俺には圧倒的なステータスがある。結果はやる前から分かっていた。
カレンの「始め」という合図と共にレッカの
だがすぐに弱点に気づいた。俺はまた土魔法で石剣を作ると同じように構えてレッカの
すると先ほどと同じように
圧倒的に筋力値が違うし、敏捷値も違う。このスピードの逆風をレッカが受け止めることは出来ないのだ。レッカは驚いた表情をしていたがすぐに魔法攻撃をしてきた。
「フレアボム!」
という声と共に魔法が発現されそうになるが、俺が風魔法でそれを阻止する。流石に発現の阻止までには至らなかったが火力が圧倒的に低くなり、俺のアイスランスで簡単に相殺することができた。
レッカは「バカな」といいながら次のフレアボムの準備をしたがここで俺が戦闘を終わらせにかかる。
「勝負あり!」
俺が剣を添えて2、3秒経ってからカレンの声がした。カレンも俺の姿を一瞬見失ったらしい。
「と、とんでもないな……俺は本気だったんだが……
項垂れながら俺に聞いてきたので
「はい。あれは風魔法です。さすがに凄そうな魔法を食らう訳にはいかないので。フレアボムってどういう魔法なのですか? 見せてもらってもいいですか?」
俺が答えてからフレアボムを見せて欲しいというとレッカが
「分かった。これはフレアが直撃すると爆発する魔法だ。直撃しなくても爆発させることは出来るがその分威力は弱くなる。かなりレベルが高くないと扱う事が出来ない」
そう言って近くの大きな岩にフレアボムを放つと岩にフレアが当たった瞬間、爆発して大きな岩が粉々になった。こんな魔法を俺に向けていたなんて……青ざめている俺をレッカは笑いながら
「どうせ当たらないと思っていたんだ。風魔法で進路を外されると思っていたからな。まぁマルス君を信じていたからこそ使ったんだ。気を悪くしたなら謝る」
「いえ……信用してくださってありがとうございます」
顔を青くしながら答えた。
「それにしてもフレスバルド公爵家の2番目とはいえ騎士団長よりも強い1年生って……フレスバルド卿は本当に人を見る目があるのだな。マルス君、これからもカレンお嬢様をよろしく頼む!」
レッカが俺に頭を下げてきた。
「レッカ様! 頭を上げてください。カレンの事はしっかり考えておりますので」
その後身支度をして【暁】全員で砦を後にした。こうして俺たちのイザーク辺境伯領での修行は幕を閉じたのだ。
-----あとがき-----
7章はこれで終わりです。
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