第3話 一般職含めた席次
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代々続く家系には家紋というのが使われる。実はこれ西洋と日本でしか通じない上に、交流がなかった独自の文化が同じように発達した珍しいものなんですよ。
大前提として、その紋章を見て何者かが特定できて、その上で連続して使い続けられているものを指します。一人だけで終わるのは紋章ではないってことですね。
イギリスで多いのは盾の形をしているモノです。動物が王冠被ってたりするような形のもありますね。 Coat of Arms コートオヴアームズ、紋章の字面ですがこれです。初期は盾に描かれていたのでしょう、Armsが武器を現しているので。それに馬が来ているのがCoatですね。
これ、描くにルールがあります。使える色があって、上書き不能な組み合わせがあって、添える印が決められていて。これを分割して四つにして家系を示してみたり、更に細かく描いてみたり。実際は視認性の問題であまり細かくはしないのですが、狂ったように全てを残した家系もありますね。
目的としては、どこのだれであるかを示し、どういう流れを汲んでいるかを見たら分かるようにしたのが家紋です。同じ勢力内では同じ柄は使用できないので、後期は複雑になっていくというお約束もしっかりとありますよ。
現代に続く素晴らしい歴史ある文化の一つですね！
通信がまだ発達していない近世の宮廷席次
皇帝
元勲（国に対して極めて功績絶大な人物で、頸飾や大綬章などを得た人。いわゆる世界を救った勇者とか）
帝国大宰相（皇帝に代わって国の政治を任せられている人。居ない場合もある）
枢密院長、元老、三公（皇帝に対して助言する人たちのトップ。皇帝の教師とか）
王（国王であっても臣下の一人ゆえにこの辺）
皇帝の継承権一位（皇太子、あるいは皇太女）
国家元帥、大将軍（国家元帥は元帥府ではないから注意。何と言わず全軍の象徴。最早直接軍を指揮はしない。不在なこともある）
大司教（神職の最高位などの）
宮廷大臣（皇帝に下問されたら応えられる上級大臣）
総督（皇帝直轄領を支配する全権代官）
副王（皇帝直轄領を支配する代官）
元職・枢密院長（先代の皇帝のそれだった人など）
元職・宮廷大臣（病気などで退任した人など）
枢密院副長（事実上の助言者リーダー、実務の進言を行う）
大将（軍隊のトップ）
大使（国を離れて国家を代表する、皇帝の代理人）
各大臣（様々な担当大臣、農業とか教育とか保健とか）
首都長官、裁判長官、検事長官、各議会議長
大勲（功績絶大な人物で、大勲章などを得た人。いわゆる常勝将軍や、大改革を行った人）
軍司令長官、鎮守府司令長官、首都大学総長、警視総監、地方政務長官などで長年勤めた功労者（１０年とか）
公爵（ここでようやくあの公爵様）
王の継承権一位（王太子）
皇帝の子（皇子、皇女がこれ！）
枢密議員（国家の元老、黒幕、揺るぎない権力者ら。永年務めると元老と呼ばれる称号を付与される）
公使（国家を代表する皇帝の代理人の次席。ただし大使が居ない場合はその職位を代行する）
中将、知事、師団長、次官など（各種の実務機関のトップ）
公爵の継承権一位（ただし王族限定）
王の子（ご存知王子、王女）
各議会副議長（帝国立法機関の実質的なとりまとめ役。議長は名誉職で最長期間議員として続けている者）
審議官（局長、次官などの独立職）
侯爵（よく出てくるあの侯爵様です）
辺境伯（辺境の伯爵という名前の組み合わせではない）
中勲（功績絶大な人物で、勲章を得た人。会戦で大勝利したり、帝国版図を拡げたりした人）
文化勲章（日本）
公爵の継承権一位（王族以外）
名誉団長など（騎士団や師団、公館などの長待遇を認められた遥任者。手っ取り早く地位をつけたいときにも）
伯爵（でました伯爵ですよ！）
侯爵の継承権一位
公爵の子（令息、令嬢らがココ！）
子爵
伯爵の継承権一位
侯爵の子
司教、主教（地方の神職の責任者）
少勲（功績絶大な人物で勲章を得た人。単身で敵中突破したとか、奇跡を引き起こしたとかした人）
男爵（低く見えるけど貴族ですよ！）
子爵の継承権一位
伯爵の子
各議会議員（貴族互選や市民選挙などで選ばれた人たち）
首都大学教授（知識の権威は結構高位）
少将、警視監、消防総監、将軍（三国志）
領事（大使や公使をおかない在外公館の長）
准男爵、都亭侯（三国志）
男爵の継承権一位
子爵の子
男爵の子
連隊長
大佐、警視長、消防司監、教授
騎士（でました騎士様！）
中佐、警視正、消防正監
大隊長
少佐、消防司監、司祭、神父
中隊長
大尉、警視、消防司令長、博士
小隊長
中尉
少尉、警部、従騎士、消防司令、シスター、ブラザー
曹長、警部補、消防司令補
巡査部長、消防士長
軍曹、巡査、消防士
伍長
兵
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