第3話-⑤ 封印完了
すると、メラナから少し離れた上空に黒い
その真下には、アイゼンと2体の星の子。
アイゼンは腰を低く落とし、鈍く光る刃を自らの左腕に押し当て、
対して、アイゼンは
「洗い出す。花散る
血の円が地面に落ちて焼き付く。
その衝撃でアイゼンの足元の星の子2体も浮きあがる。
アイゼンは落ちてくる
(っっおっも…!)
通常星の子を1体を封じただけで、30分は動けなくなる。メラナの援助があるはいえ複数体同時での封印は
「怖がらなくていい」
アイゼンはメラナの言葉を思い出す。
(…怖がってる暇なんかないっすよ。振り切らなきゃ、アンタに殺られる…!)
アイゼンは
「おおおおおりゃああっ!」
やがて鉄札と星の子は粉々に砕けた。花びらのようにヒラヒラとアイゼンの周りを漂う。
「染まれ」
アイゼンがそうつぶやくと、
同時にアイゼンもその場に
「アイゼンさん!」
ラウが駆け寄る。
アイゼンはヒラヒラと右腕を上げ、そのままメラナに通信を繋いだ。
「…こちらアイゼン。封印…完了です」
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