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2022年10月4日 07:57
第二部、まさに混戦トレーションというエピソードタイトルの通り目まぐるしく展開する本戦バトル描写を楽しませて頂きました。激しくぶつかり合う中、12歳の子どもである各プレイヤーそれぞれの背景、心情が垣間見えたのも印象的でした。 特に、天才的なセンスと暴力と恐怖のカリスマを持った暴君であるケンヤが、他の参加者のようにアスリートとして研鑽を積めなかったことへの無念を見せたこと、誰かの記憶に残りたいと、腐ることなく努力と挑戦を続けた田中くんの姿勢が好きです。この二人は対照的ながら、クルセイドバトルに全てをかけて燃え尽きていった生きざまが良いですね。 最後に田中くんに歓声を浴びるようにしてくれたなつの優しさもまた、バトルロワイヤルの中にあっても爽やかさを感じました。 一方読みにくさを感じた点は、キャラクターの視点が変わった時に誰の視点なのか分かりにくいことです。三人称かと思ったら主人公視点の一人称だった、ということが何度かありました。 この二部のように多人数で視点が目まぐるしく変わる場合、地の文で誰の視点かすぐに分からないとバトルのテンポ感が落ちてしまうように感じます。 漫画ならばキャラクターの絵がセリフ、モノローグと共に分かるのですが…… 途中、《キャラクター名視点》と表記していた箇所もありましたが、一貫していないため、工夫が中途半端になってしまっています。 全ての視点変更で《キャラクター名視点》から始めるか、視点切り替えから早めに誰か分かる情報を含めるかという工夫があればさらに読みやすく、バトルに盛り上がれると考えます。一人称なら自分の呼び方(僕、私、オレ)から始めるよう一貫するだけでもかなり分かりやすくなると思います。
作者からの返信
あらためて、素晴らしいレビュー、ご感想、そしてご指摘に、心より感謝申し上げます!!こんなにきちんと読んでいただいて、私も作品もキャラクターたちも、とっても幸せです!!視点の切り替えについて、たいへん申し訳ありませんでした。すべてお見通しで、アニメ的な切り替えを試みた結果、読みづらくなってしまいました。こちら、後続読者の皆様のためにも、近日中に改稿いたします。第二部のフィニッシュも間近です。引き続きお付き合いいただけますと幸いです!!
第二部、まさに混戦トレーションというエピソードタイトルの通り目まぐるしく展開する本戦バトル描写を楽しませて頂きました。激しくぶつかり合う中、12歳の子どもである各プレイヤーそれぞれの背景、心情が垣間見えたのも印象的でした。
特に、天才的なセンスと暴力と恐怖のカリスマを持った暴君であるケンヤが、他の参加者のようにアスリートとして研鑽を積めなかったことへの無念を見せたこと、誰かの記憶に残りたいと、腐ることなく努力と挑戦を続けた田中くんの姿勢が好きです。
この二人は対照的ながら、クルセイドバトルに全てをかけて燃え尽きていった生きざまが良いですね。
最後に田中くんに歓声を浴びるようにしてくれたなつの優しさもまた、バトルロワイヤルの中にあっても爽やかさを感じました。
一方読みにくさを感じた点は、
キャラクターの視点が変わった時に誰の視点なのか分かりにくいことです。
三人称かと思ったら主人公視点の一人称だった、ということが何度かありました。
この二部のように多人数で視点が目まぐるしく変わる場合、地の文で誰の視点かすぐに分からないとバトルのテンポ感が落ちてしまうように感じます。
漫画ならばキャラクターの絵がセリフ、モノローグと共に分かるのですが……
途中、《キャラクター名視点》と表記していた箇所もありましたが、一貫していないため、工夫が中途半端になってしまっています。
全ての視点変更で《キャラクター名視点》から始めるか、視点切り替えから早めに誰か分かる情報を含めるかという工夫があればさらに読みやすく、バトルに盛り上がれると考えます。一人称なら自分の呼び方(僕、私、オレ)から始めるよう一貫するだけでもかなり分かりやすくなると思います。
作者からの返信
あらためて、素晴らしいレビュー、ご感想、そしてご指摘に、心より感謝申し上げます!!
こんなにきちんと読んでいただいて、私も作品もキャラクターたちも、とっても幸せです!!
視点の切り替えについて、たいへん申し訳ありませんでした。すべてお見通しで、アニメ的な切り替えを試みた結果、読みづらくなってしまいました。
こちら、後続読者の皆様のためにも、近日中に改稿いたします。
第二部のフィニッシュも間近です。
引き続きお付き合いいただけますと幸いです!!