【オマケ】報告書
20200625調査報告書(仮)
作成者 東雲愛
作成日 2020年6月25日(木)
【分類】 幽霊(地縛霊)
【評価】 B
【捕獲の有無】 成功
【捕獲者】 東雲愛
【概要】
2020年6月20日(土)東京都〇〇市在住の男性、神崎一成が部屋で起きる怪奇現象を山城神社の神主、町田陽介に相談。
怪奇現象の主な内容は、部屋の周囲で定期的に起きる異音、食器器具の破損、部屋内での人の気配等である。
相談後、神主の町田は部屋を視察し、霊媒師である高木圭にお祓いの依頼を行う。
高木への依頼後、町田からの連絡が途絶える。23日(火)高木は相談者の神崎と共に山城神社を訪問。
町田は自室で自殺しており、高木宛に手紙を残す。手紙の内容は下記の通り。
高木さんへ。
私が正気でいるうちにこれを記しておきます。
私が感じた限り、神崎さんの部屋にいるものは奇妙です。
松下家での除霊の時と似たようなものを感じます。
東雲さんにお願いした方がいいかもしれません。
……着物を着た女性が見えたら、お経が聞こえたら、お山が見えたら、男が切られたら
赤子を食べたら瞳が見えたら
お逃げください
部屋で、待っています。
同日、高木は調査のため相談者の部屋を訪れるが、現地で幽霊に遭遇、攻撃を受け魂を奪われる。←叱っておきます。
神崎も同様の攻撃を受けたが、一命を取り留める。これは、攻撃した幽霊の中に存在する神崎の知り合い、高橋理恵の魂の一部が原因である可能性が高い。おそらく、守護霊の役割を担ったと見られる。
6月24日 03:00 東雲愛が現地の部屋に到着。高木、神崎両名の身体を回収。
6月24日 12:00 神崎の証言により、幽霊の本体が山形県〇〇市□□村にある板橋山の社にいることを特定。
6月24日 17:00 板橋山周辺に到着。山頂へ続く山道にて本体と接敵。攻撃には、同じ評価の地縛霊を使用し、対象を捕獲。
原因となった幽霊は標的に対して幻覚、幻聴を与える能力がある。
高木と神崎に、攻撃を受けた時の状況を説明してもらったところ、両者で見たもの、聞いたものが若干異なることが分かった。
高木:お経、女の発狂する声、男性と思われる悲鳴声、赤ん坊が女に食べられる光景。
神崎:着物を着た女性、刀を持った鎧武者、黒いどろどろした芋虫のような化け物、お経、赤ん坊の泣き声、女性の叫び声、男性の怒鳴り声。
以上
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