【オマケ】高木と東雲の通話内容
「お疲れ様です。高木です。昨日相談した件ですが、あまりよくないほうに転がってしまいました」
「よくない方?」
「はい、町田が首吊って自殺しました。変な手紙付きで」
「内容は?」
「特定の音や風景、人物像を見たら逃げろというものです。手紙に書いてあるのは、着物姿の女性、男、赤ん坊。山、お経です」
「そうですか。首を吊って自殺というからには、原因の怪異は妖怪ではなく幽霊でしょうね。おそらく、手紙に記載されている音や映像は幽霊の魂の記憶で、攻撃時にその情景を相手に見せ、精神に影響を与えるもの。町田さんはその攻撃に耐えきれなかったのでしょう」
「一応これから問題の部屋を見に行こうと思います」
「一人で大丈夫ですか?聞いている限りだと、あなたとは相性が悪そうですが」
「やばかったらすぐ逃げます。東雲さんはこちらには来れますか?」
「もうじきこちらの仕事が終わるので、明日にはそちらに着くと思います」
「わかりました。では、失礼します」
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