24
「や…きたな、よっ…!」
「汚くねぇし、濡らさねぇと入らねんだよ…」
止めてと訴える善に國将は駄目だと告げ、舌を中へと突き入れる。
こうした作業も勿論初めてだったが…善相手だと言葉通り、全く嫌悪感はなかった。
「指入りそうだな…」
充分ふやけてきた所で、指を唾液で濡らし始める國将。その間も善は抵抗を試みたが…若干緩くなった性器を扱いてやれば、すぐに従順な様を見せつけた。
すかさず濡れた指を、蕾へと挿し込む。
「いッ…!」
「少し我慢してな…?」
宥めるよう、前をゆるゆると上下しながら入口の襞を掻き分ける。
未使用のソレは、易く侵入者を受け入れてはくれず…阻むよう、國将の指に絡み付いてきた。
善を見やれば圧迫するソコに耐えきれず、不快そうに顔を歪めていて。
國将は彼を傷付けぬように、慎重にその指を進めていった。
「あッ…ああ…!」
暫く腸内を解すよう指を動かしていると。
徐々に水気を帯びてきて…。
「平気か…?結構柔らかくなってきたけどな…」
指もいつの間にか2本に増え、グチュグチュと音を発するまでになっていた。
善は真っ赤な顔でコクコクと頷く。
「確か尻にも性感帯があったハズなんだが…」
國将はなんとか少年を気持ち良くさせようと。
手探りながら、指を抜き挿ししていたら…
「ああッ…!!」
ある箇所を掠めた所で、善が一際艶やかな悲鳴を上げ。その場所で、國将はピタリと指を止める。
「ココか…?」
「あッ…やだ、ソコ…!」
もう一度同じように指を突き立てれば、またも善が反応を示したので…。
目を光らせた國将は、見つけたとばかりにその場所を攻めたて始めた。
「あっ、あッ…國将さっ…」
「気持ち良いのか?こっちも勃ってきたけど…」
一度は萎えた善の中心が、後ろの敏感な箇所を刺激した途端に再び勃ち上がってきて。
問われた善は、言葉にならない喘ぎ声で答える。
「そろそろ…イケるか…」
指を抜き挿しするソコは、充分過ぎる程柔らかくなっていて…入口の蕾は赤く熟れ、欲しがるかのようヒクヒクと痙攣してみせる。
加えて國将の仕舞ったまんまの熱も、窮屈過ぎて限界だったから…。彼は善の中に埋めた指を引き抜き、その上にのし掛かった。
「善…いいか?」
頑なに主張する下半身を、少年の太股に押し当てて。自らの欲求を知らしめる。
「あ…いい、よ…」
もう善に考える余裕なんてなかったけれど。
注がれる熱い眼差しに誘われ、迷わず頷いてみせた。
チュッと音を立てて、額にキスが降りる。
「力、抜いてな…?」
片手で器用にベルトを外した國将が、ジーンズのファスナーを下ろして。
すぐさま完勃ちした雄が、ぶるりと露になる。
それから膝裏を持ち上げられ、善の厭らしい部分が解放されて…すぐに國将の猛るモノが、熟れた蕾の元へと宛がわれた。
その感触に、善は肩を揺らし身構える。
「善…」
大好きな声が、自分の名を紡いで。次には、
「愛してる…」
そんな甘い言葉を囁く。
それから、グッと宛がった熱に力を込めて…
「ッ…あああっ─────…!」
それはゆっくりと、愛しい者の中へと埋められた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます