第9話真犯人

夜、3時。

ある人物が204号室の扉を開けた。右手には出刃包丁が握られている。

「お前も死んで、詫びるのだ!」

出刃包丁を何度も振り落とした。


「今だ!取り押さえろっ」

部屋の明かりがついた。黒井川は右手の出刃包丁を奪った。その人物を戸川、山口、永吉が取り押さえいる。

派手な音を立てたので、自室で寝ていた者が集まってきた。


「おい、殺人鬼!ここには小田切春は寝てないぜ。僕の部屋に寝てるんだ」

「山口さん、丸田さんを呼んで下さい」

「わ、分かりました」


「今回の連続殺人事件犯人は」

黒井川は覆面を外し、



「田崎優子!お前だ!」


「う、ウソだろ?先生」

佐々木はその場にへたりこみ。和田は呆然としていた。

小田切は、

「先生、すみません、すみません」

と、いい続けていた。

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