6がつ 21にち 「まんが」

 六月二十一日 曇りのち雨 湿気がすごい


 こうしけしけしていては、頭からきのこが生えてくるのではないかと心配になるような湿度です。うそです、べつにそんなこと心配してはいません。しかしエノキとか生えてきたら嬉しいかも知れません。訝しまれたときには白髪ですと言い張れることでしょう。


 朝は、二度寝をしました。一回起きて、朝ご飯も食べたのにです。いつの間にか寝ていました。茶々瀬は一度目の目覚ましから一時間を空けて、もう一度アラームを鳴らしています。あとのアラームで起きられました。危なかったです。


 朝から、鼻水がひどかったです。アレルギーっぽい感じです。茶々瀬の免疫は宿主に似ておばかさんです。だから何に反応しているのかもよくわかりません。午前中ずっと大変でした。午後になったらすっきり落ち着きました。なんだったのでしょうか。


 お仕事のところに行くまでの電車で「吾輩は猫である」の続きを読みました。今日、やっと読み終わりました。ちょっとずつだったからすごく時間が掛かりました。あとになるにつれて、社会風刺がきつくなっていくのがよかったです。終盤の結婚とか自殺とかのくだりに、「そんなわけあるか」「もしかしたらそうかも」とどっちも思ってしまうところがあって、印象的でした。終わりがあんまりに呆気なくて、ちょっとびっくりしました。


 今日のお仕事は、担当のところ以外にいることが多かったです。ちょっと気楽でした。のんびり色々なひととお喋りをしました。お仕事だと思えば、ひととお喋りするのは好きです。相手も、茶々瀬がお仕事でやっていることをわかっている、その距離感が丁度いいです。プライベートでのお喋りはむつかしいです。茶々瀬は、ひとが何を思っているのか、理解するのが苦手です。


 お仕事が終わる時間になって、雨が降ってきました。悲しいタイミングです。この前、傘を差さずに帰ってびしょびしょになりました。だから今日は、お仕事のところで置き傘を借りて帰りました。それなのに、今日はぽちぽち降るばっかりでした。これなら傘を差さなくてもよかったです。荷物が増えて残念でした。


 帰りに、またマンガを買いました。買いすぎかも知れません。でもいいです。今日買ったのは「よふかしのうた」十一巻、「シャドーハウス」十一巻、「黄泉のツガイ」一巻です。あと「草枕・二百十日」も買いました。「吾輩は猫である」が読み終わったから本屋さんに寄ったのです。最後のだけ買うつもりだったのです。どうしてこうなってしまったのでしょう。「草枕」はひとにすすめられた本なので、楽しみです。

 あと、金子みすゞとか萩原朔太郎とかの詩集がセットになって売ってるのを見つけました。茶々瀬は詩にまったく親しんだことがないので、ちょっとほしかったです。カラスの写真集みたいなのも見つけました。それもほしいです。もうすぐボーナスです。他にも使う予定があるから、余ったら買います。本屋さんは楽しいです。


 今日はひとまずマンガを読みます。おやすみなさい。

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