あとがき
読んで下さり有難う御座います
深山雪華です。
あとがきに書いて良いものなのかは分かりませんが、お喋りが大好きなのでお話をさせていただきます。
東日本大震災当時、私は小学2年生、8歳でした。
教室で、算数のテストを受けていました。3桁の足し算の筆算のテストでした。
当時使っていた、お気に入りだった鉛筆が地震によって机から落ちる音を覚えています。
それから家に帰されて、確かテレビで見たものは、もうこの地球は終わってしまうんだと思うほどのものでした。
堤防を越え家や車を飲み込む水。
どれだけ揺れたのかが分かる映像。
切羽詰まった声で繰り返し聞こえる「直ちに避難してください」という報道とサイレン。
今でも頭から離れません。
今回の話で出てきた「放射能の雨話」は他校では分かりませんが、私の通っていた小学校では皆知っていましたし、信じていました。
先生も、大人も、本当に。
本当に先生に「雨にあたってはいけません。」と言われました。
言っていることがコロコロ変わる大人が怖くて、私は調べられる限り震災について調べました。
その時知った内容はとても痛ましいものばかりでした。
少しでも助かる人が増えるようにと、津波にのまれるまでアナウンスを続けたお姉さんの話。その音声。
津波の恐ろしい音の音声。
逃げ惑う人達の悲鳴の声。
私は放射能がどういうものなのか知りませんでしたが、未知のものですから怖かったです。
どういうものなのか分かっている今でももちろん怖いですが、とにかく「原子爆弾」のことなどは知りませんでした。
知ったきっかけは小学3年生の時にたまたま手に取った絵本です。
あの日が起こった時期が来るとテレビではあの日のことを取り上げ出すので、しんどくなってしまいテレビを消してしまいます。
きっと、忘れたくても忘れられないものですね。
あの日が起こったことで差別や非難された方々がいたこと、心に深い傷を負い今も悲しみにくれているかもしれないことをどうか忘れないでください。
エピローグがあるせいでややこしいですが、これはフィクションですのでご安心くださいね。
あの日から 深山雪華 @miyamayuzuha
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます