出会い編
第6話 起床
「…………ん……」
いつの間にか車の中で眠ってしまっていたようだ。
「………!」
ユーファミリーがいないか周りを見渡すも誰もいない。
「……ふぅ…」
追っ手がいないと分かり一安心した。
今いるスクラップ場は見渡す限り出口らしき物がない。
もし見つかればその場で捕らえられてしまうだろう…。
「…」ガチャン
誰かいないか警戒しながら車を降りる。
「………」ザラァ
錆だらけの車のボンネットを撫で、ボロボロなのを再確認する。
「…お前も私と同じ…か…」
同じ使い捨てとしての同情の言葉を車にかける。
…何をしているんだ私は…
「……」バタン
ユーファミリーでの件で持ち去った魔法石を車の中に入れドアを閉める。
…これからどうするか…
キキキキブゥン!
「!」
突如先程の車がエンジンを吹かし始めた。
「…これは…!?」スチャッ
私は拳銃を取り出し構える。
ガッギッゴン
すると車が2~3㍍の金属の巨人に変形しだした。
「!」
…なんだこれは…?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます