第13話 優花と明莉のカミングアウト

 それから、テストの時間になるまで明莉に付きっきりで、勉強を教えてもらって,,,,,

 なんと平均点以上をとることができました!イエーーーーーイ 

明莉、マジで神様、仏様、ありがとう!

「優花、テストの結果は大丈夫だった?」

「うん!なんとか平均点を越えることができたよ!明莉、ありがと~❗

 ところで、明莉は何点だった?」

明莉は自慢げに

「2つの合計点が,,,,,なんと,,,,,なんと,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

200点、ぴったりだったの!

すごくない?!あの高橋さえもとれなかったのに、私、取れちゃったんだよ❗❗」

 高橋とは、この学年で、成績トップの言わば優等生だ。

あの高橋を越えるのは、相当難しく、明莉は、普段の成績が惜しくも、学年2位だった。

「良かったね!私、凄く嬉しいよ、おめでとう!(拍手)」

明莉は、ガッツポーズをして、とても喜んでいた。



~休み時間~

 私は、明莉を自分の席に呼び出した。

「話って何?」

「実は、そろそろ、悠希に言った方がいいんじゃないかなって、私たちにも、悠希と同姓同名の幼馴染みがいるってこと。」

「なんで?」

明莉は、首をかしげた。

私は、話を続けた。

「なんか、嫌な予感がするんだよね。

超ヤバいことが起きるような。そんな感じ。

私の直感ってさ、今まで、かなり当たってきたじゃん。

だから、これも当たるような気がして。」

「同意、優花の予想は、大体当たるから、カミングアウトしてもいいよ。」


そのとき、丁度、悠希が寄ってきた。

「二人とも、なに話してるの?」

悠希が興味津々で、まるで、尻尾を振っている犬みたいだ。

「悠希!丁度よかった。話したいことがあったんだ。」

「ナニ?」

私たちは、顔を会わせて

「悠希ってさ、前に、私たちと同姓同名の幼馴染みがいるってこと言ってたよね。」

悠希が顔を縦にふった。

「実は、私たちにも、悠希と同姓同名の幼馴染みがいるんだよねぇ。」

悠希は、少し(゜ρ゜)ボケーっとしたあと、ビックリした顔で、こちらを見てきた。

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