植物を操る白百合の魔女、宙に浮く浮遊城、鏡の魔女、七人のドワーフに、白馬の王子様、古代遺跡に、恐ろしいドラゴンおとぎ話の登場人物が次々と登場するけれどどれもがうつろう世界の名残のようで、歴史の中に消えていく過程の様に感じてしまうのは気のせいでしょうか?童話は中世の口伝で、ファンタジーは近世の文学その中間の時代の、優しいけれど、どこか血生臭い口伝にも文字にも残らなかったどこかで見たような、見たことがない物語。そんな印象を受けました。どんな結末を迎えるのか、今から楽しみです。