第2話
『どうしてこんなことをしたんだい?』
『初めて会ったその日から好きだった。いじめられている私に手を伸ばし救い出してくれた天使。彼女の瞳に映る自分以外の全てのものが憎くてしょうがなかった。一日中見守って安全な日々を過ごしているのか確認することが日課になり。私の世界は彼女を中心に回っていた。だから私だけを特別に思ってくれるように頑張った。その手に撫でられた罪深い生き物にはもう近づく気が起きないようにしたし。優しく接する人間にはかげぐちを刷り込み嫌悪の対象に変えた。私だけが彼女によりそい、いつでも味方だったの。そうして信頼関係を育んできた。彼女の瞳に映るのは私一人で充分』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます