11stake 『EX(エクストラ)ベット』

「だっはっはっは! なんやー、自分ホンマ、オモロいやっちゃなあ!」


「かっかっか! 何言うとんのや! オモロいんは、自分の方やがな!」


 と、声高らかに笑うおじさんがふたり。


「……ど、どーゆーこっちゃねん、コレは」


 それを見て僕は目を丸くしていた。


 当初敵対関係、とでも言うべきだったはずの様なふたりは今や、昔ながらの大親友さながら、肩を組み合ってそれはもう豪快に大笑いしているのである。


「お! なんやベルくんやないか! もう来とったんやな」


 そのおじさんの片割れである森田さんが上機嫌で、居酒屋のテーブル席から出入り口で呆けていた僕に手を振った。


「おー! ベルくん! そんなとこ突っ立っとらんで、早ようこっちおいでや!」

  

 そして馴れ馴れしく、もう片方のおじさんが僕へと笑顔で呼び掛ける。


 なんだよそれ?


 どういう事だよ!?


 僕はそう叫び出しそうな気持ちを抑えて、ふたりが手をこまねくテーブル席へと近づく。


「……これは、なんのこっちゃ」


 僕が呆気に取られてそう呟くと、


「こんばんはベルさん。なんか、あれです。たまたま居合わせたみたいですね、広山さん」


 と、そのテーブル席で苦笑いしながらコーラを飲んでいた花守くんがそう教えてくれた。


「全く……私も驚きっす。ついさっきまで森田さんと一触即発やったはずなのに……」


 そう言ったのはキドケンさん。


 森田さんが和気あいあいと肩を組んでいる片割れとは、バカラ屋で散々に僕へ嫌がらせをしてきたあの広山なのである。


「いやぁ! ベルくんにゃあ悪い事したと今は反省しとる! すまん! この通りや!」


 広山はそう言いながら、僕へと両手を合わせて頭を下げてきた。


 僕は驚きの方が勝ってしまい、その広山の言葉に「あ、はぁ……」と、気の抜けた言葉しか返せなかった。


「ようわからん人もおるみたいやけど、ひとまずベルちゃんも花守ちゃんもまた仲良うなって俺も一安心やわ」


 喫茶店『リノ』付近の貸し駐車場のオーナー兼とあるヤクザの組長の息子でもある柿沼さんも、行方知れずだった花守くんが戻ってきたという事でこの場に来ていた。


 ここは地元の繁華街の一角にある、とある居酒屋。


 時刻は夜九時過ぎ。


 僕らがいきつけの居酒屋であるこの店は、仕事上がりのお客さんでごった返している。


 今日は僕と花守くん、キドケンさん、森田さん、柿沼さんの五人で集まり、祝賀会をやるという話だった。


 その祝賀会の内容とは、キドケンさんの婚約祝いだ。


 今夜はめでたい報告会という事で、深夜のバカラは無しにして五人で朝まで飲もうと決めて集まったのだったが。


「……何が、どうなっとんねん」


 何故か六人目として広山がそこにいるのである。


 相変わらず大笑いする森田さんと広山の姿に、僕は呆然とするばかりであった。




        ●○●○●




 キドケンさんこと、木戸きど 健也けんやさんはパチンコパチスロ攻略軍団『梁山泊』のメンバーであり、俗に言うパチプロである。


 西暦二千年の初頭。すでにメディアなどにも取り上げられていた『梁山泊』の名は、ギャンブラーたちの間に知らぬ者などいないとまで言わしめるほどの知名度を誇る軍団だ。


 そのメンバーは十数人と少数精鋭だったが、彼らの稼ぎは年収にして何千万から一億に届く事すらあったという。


 そこまでの稼ぎをあげる彼らは当然生活面にもゆとりがある者も多い。


 僕らの仲間うちの中で現金という財力を一番持っていたのは、言うまでもなくキドケンさんであった。


 そんな彼は十代の頃から真剣に付き合っていた彼女がいたのだが、この度、キドケンさんの貯金も将来設計も安定したという事でようやく彼女との婚約を取り付けたのだそうだ。


 それを聞いた森田さんが、花守くんが戻ってきた歓迎会も兼ねてこの祝賀会を開こうと提案したのである。


 そして当然大事な仲間であるユウシにも連絡をしたが、やはり電話は繋がらなかった。


 ――花守くんがこの地に戻り、僕らと再会したあの日から数日。ユウシの様々な計らいによって色々と助けられた僕は、彼に連絡をしてみたが、彼は電話に出てくれなかった。


 そしてあの日以降、ユウシに会う事はおろか僕ら仲間うちからの電話に全く出てくれなくなってしまったのである。


 一体何があったのかと彼の身を案じた僕らは、ユウシの実家に直接伺ってみたが、ご両親もユウシとはしばらく連絡を取っていないとの事だった。


 ユウシは実家暮らしだと聞いていたので、その実家に帰っておらず、電話にも出ないとなると彼の行方については知る由もなかった。


 僕は花守くんが戻ってくる代わりに今度はユウシという友人を失ってしまった気分だった。


 何故突然ユウシは消えたのか。


 花守くんが戻ってくる前から見せ始めていた、付き合いの悪さ。


 深夜のファミレスにひとりで佇んでいた事。


 そして花守くんと再会させる為に僕とキドケンさんを呼び出したその日からパッタリと音信が途絶えた事。


 これらは何かの予兆だったのだろうか。


 僕たちは特に誰もユウシと揉め事を起こしたわけでもない。


 それなのに突然僕らの前から消えてしまったユウシ。


「……はあ」


 居酒屋の喧騒の中、僕はユウシの事を考えひとり溜め息を吐いた。


「なんやぁベルくん、そんな女子みたいな溜め息なんか吐いて辛気しんき臭いやっちゃのお! 今日はめでたい席なんやろ!? 皆で笑わなアカンやろ!?」


 そんな僕の背中をバチンバチンと叩きながら、無神経な言葉を発しているのは例のバカラ屋の広山である。


「せやな、ベルくん。そこは広山くんの言う通りやで! 確かにユウシくんの事も気にはなるやろうけど、今は素直に飲んで騒ごうや!」


 広山に賛同するように森田さんも僕の肩を叩いた。


 全く、なんでこうなったのか。


 と内心呆れつつも、一応こうなった経緯は先程、花守くんと柿沼さんから聞いている。

 

 予定より早くこの居酒屋に着いてしまった花守くんと森田さんのふたりは、とりあえず先に始めるかと話し合い、森田さんはビールを、花守くんはいつものコーラでふたりで乾杯していた。


 酔いの周りが早い森田さんはすぐに大きな声で楽しそうに花守くんと盛り上がり始める。


 そんな時、森田さんの大きなリアクションで身振りをしたその手が隣の席のテーブルに激しくぶつかってしまい、そのテーブルのお酒をこぼしてしまったらしい。


 そこにいたのが広山である。


 当然広山は森田さんにいちゃもんをつけて来た。


 と、そこでお互い気づいたのである。


 闇カジノ『モンテカルロ』で見た事があるやつだ、と。


 だが、スイッチの入ってしまった広山と森田さんはお互いに顔面を近づけメンチの切り合いとなり、まさに一触即発となったその時。


 ガラガラだと引き戸を勢いよく開け、店内にやって来たのは柿沼さんであった。


 そして花守くんが柿沼さんに状況を説明すると、柿沼さんが間に割って入った。


 それでもふたりの勢いは止まらないか、と思われた時。


「ん……? も、もしかしてあんた、柿沼さんの?」


 と広山が何かに気づいたのである。


 広山の気づきに柿沼さんもすぐ察し、


「ほう。オヤジの事、知っとんのやな? んなら、この場は俺の顔に免じて、仲良うしてもらえんかな?」


 と言った事で事態はあっという間に収束。


 その後、広山も森田さんも互いに謝罪し、そしてバカラ屋での態度の事なども話し合うと広山はすぐにその事も謝罪。そして気づいたらふたりは意気投合していたのである。


 ちなみに広山のテーブルには広山の飲み仲間らしき人らも居たが、皆、広山と森田さんがバチバチにやり合いそうな雰囲気を察していつの間にかいなくなっていたのだそうだ。


「まぁ、そんなわけでな? これまでの事は水に流してほしいんや! な? ベルくん! これからは仲良うしてな?」


 相変わらず調子の良い広山だ、と思いつつも僕は苦笑いで頷く。


「ほんなら、ベルちゃんも納得してくれたところで始めよか! キドケンちゃん婚約祝賀会アーンド、花守ちゃんおかえりの会!」


 柿沼さんがパンパンっと手を叩いて場を仕切り直す。


 とにかくこんな冗談みたいな流れで、バカラ屋での僕の憂慮であった広山問題は、ひとまずあっさりと解決してしまうのであった。




        ●○●○●




 ――そしてそんな祝賀会から数日後。


「……一体はどうやったんですか?」


 行方の知れないユウシの事は気になるが、それ以外は割と平穏を取り戻した僕らは、いつものバカラ屋『モンテカルロ』がある雑居ビルを先程出て、深夜の繁華街の中を歩いている。


 今日は久々に僕と花守くんのふたりだけでバカラを打っていた。


 ついこの前まではキドケンさんや森田さんたちがかわるがわる混ざっていたので、花守くんとふたりきりでバカラを打ったのは、実に数ヶ月ぶりである。


 そしてつい先程、今日のひと仕事を終え、これから居酒屋に向かうところであった。


 そんな時、花守くんが僕のバカラのプレイングについて尋ねて来た。


「今日はふたりだけっすからね。ようやく花守くんに僕のアレを見せられましたし、説明もできるんすよ!」


 と、僕は息巻いた。


「正直言って、驚かされました。でもつまりアレは……『シーカーズベット』の進化系、ですよね?」


 僕はコクン、と頷く。


 今日のこの日まで、僕は誰にも悟られない様にひとりでコッソリとこの新たな『技』を日々試していた。


 今日この日まで、悟られるはずもない。


 何故なら僕は、その『技』の時、ベット単位を特に変化させていないからである。


 いつも通り、『シーカーズベット』で見定めたゲーム以外は低単位の金額でベットしていた風に見せかけていたのだから。


 だが、この新たな『技』によって全体的な的中率を上昇させることにより、『シーカーズベット』で大張りする様々なリスクを低減させる事に成功している。


 そして今日この日だけ。


 僕はついに『シーカーズベット』で見定めたゲーム以外にも少し強く張って見せたのである。


「ベルさんとの付き合いは一年にも満たないですが、それでもボクはベルさん、あなたの性格を理解してるつもりです。ベルさんは意味のない行動はしない。つまり、あのところどころでベット単位を変えたのは何かしらの根拠があった。ですよね?」


 花守くんの言葉通り、僕は今日、とあるワンシューターの中で数回、ベット単位を上げた。


 そしてそのベット単位を上げたゲームのほとんどを僕は当てて見せたのである。


「うん、その通りっす。根拠があったからこそ、僕は張り方を変えました」


「……ベルさん、単刀直入に聞きますね。もしかして、『シーカーズベット』を行なう時の記憶量を更に底上げしたんですか?」


 さすがは花守くんだ。


 たった一度で見抜いてみせた。


「正解っす。僕は『シーカーズベット』の記憶範囲を拡大化させました」


「やはり……」


 僕らが行なってる技術、『シーカーズベット』はディーラーのシャッフリング時のパターンと癖を逆手に取って、重なるであろうカードの一部だけを記憶し、その集合したカードが何枚目に出るかをデッキの厚みからしっかり読み取って、狙い定める。


 そのシャッフリングの際、『シーカーズベット』で着目している部分とは別の、連続していない単発で見えているカード、もしくは二枚程度連続して見えているカードもデッキの中にはある。


 これはこれまでの『シーカーズベット』を行なう際にも、当然見えていた副産物なのだが、そもそも『シーカーズベット』を行なうにはかなり脳をフル回転させてカードを記憶し、排出カードもよく覚えておかなければならない為、本来その副産物で見えているカードにまで気を配る余裕がないのだ。


 しかし僕は花守くんと行動を別にしていたこの三ヶ月近くの間に、それらも記憶できる様、密かに訓練していた。


 結果、僕は『シーカーズベット』の技術を拡張する事に成功したのである。


「……恐ろしい人です、ベルさんは」


 僕の説明を受けた花守くんが目を丸くしてそう言った。


「僕はこの技を『EXエクストラベット』と勝手に命名しました。『シーカーズベット』の拡張という事で」


「『EXエクストラベット』ですか……。まさにその名に相応しい技です」


「これによって『シーカーズベット』で張る時のベット単位を無理してオールインとかにしなくても良いし、もしくは様々な保険にもなる。応用はめちゃめちゃ効くんすよ」


 僕の言いたい事はすぐに花守くんに伝わった。


 一日の上限勝ち額は五万円程度で抑えるのはこれまでと変わらないし、負けてしまう日も作るのは当然として行なうが、圧倒的に前よりも短時間で勝負を終われたり、別の人間(仲間などに)勝たせてやったりと実に幅広く応用が効くのである。


「……理解はできましたし、メリットも素晴らしいです」


 花守くんがなんだか難しい顔をして腕を組んだ。


「えっと……なんか不味いっすか? 花守くんならもっと喜ぶかなぁと思ったんすけど……」


 僕が不安そうに尋ねると、


「いえ、それなんですけどね」


 と言ったのち、


「どう考えても、ボクには出来そうにないって事が問題なだけです」


 と続けてタハハと軽く笑った。


「ぶっちゃけ『シーカーズベット』だけでも毎回結構疲弊するので、他の部分に脳のキャパシティを割く余力なんてありえませんよ。おそらく木村さんでもこれは無理じゃないかな。つまり、それはねベルさんだけの技って事です!」


 花守くんは笑顔でそう言ってくれた。


「そ、そんな大袈裟な……」


 僕が照れ隠しに言うと、


「いやいやベルさん、それは誇ってください。それにしても本当に恐ろしい人です。その勝負ごとへの飽くなき集中力と精神力はもはや狂気じみていますね……」


「そんな……僕はそんなたいそうなもんやないですって……」


「いえ、むしろボクは誇らしいです。やはりベルさんに『シーカーズベット』を教えた甲斐がありました」


 と、花守くんはまるで育ての親の様にそう言ってくれた。


 僕の方こそ花守くんには感謝してもしきれない。


 彼が僕の雀荘に来てくれて、そしてバカラを、『シーカーズベット』を教えてくれたからこそ、今の僕があるのだから。


「さて、そういう事なら、ベルさんのその『EXベット』を使ったもっと効率の良い戦略をこれから考えていきましょう」


「うん! そうっすね! なんなら人を使って上手く勝ちを分散して、一日の上限を増やすってのも……」


「ベルさん、それなら他にもこんな方法が……」


 僕らは出会った頃の様に、再び和気あいあいと語り合いながら、居酒屋へと向かったのだった――。




        ●○●○●




 『EXベット』という新たな技を戦略に組み込み、花守くんと再びコンビを組んでバカラを打つ様になって、数日が過ぎた。


 雀荘の経営は特に問題も起こらず順調で、バカラ屋での問題児だった広山も今では大人しくなり、僕は安心して日々稼ぎをあげていた。


 ただ、気になるのはユウシの事である。


「……アイツ、ホンマにどないしたんやろ」


 僕は自分の雀荘のバックヤードの様な場所で、タバコを吹かしながら携帯電話の写真フォルダを見て呟く。


 その中には、居酒屋の外で僕、花守くん、ユウシ、キドケンさんの四人が並んで肩を組んだ写真があった。


 これはまだ花守くんと仲違いする少し前の写真。


 水上静留の問題が片付いた後くらいの時、ユウシの誕生日を祝う会の帰り道で、通行人に撮ってもらったものだ。


 まだたったの数ヶ月前の写真なのに、遠い昔の様な感覚さえ覚えてしまう。


「……マスター。ねえマスター! 鐘築かねちくマスターってば!」


「あ、ごめん、何?」


 ユウシの事に思いふけっていると、バイトの子が僕を呼ぶ声がした。


「なんかお客さんなんですけど……」


 バイトの子が何か妙な事を言っている。


 客ならいつも通り対応してくれれば良いのに。


「客? それがどうしたっちゅーねん?」


 僕が不思議そうに尋ねると、


「いえ、なんか鐘築マスターに用があるって言ってるんですけど」


「僕に? 誰や?」


「さあ……。私も初めて見る人で。普通のお客さんなら私が対応してたんですけど、とにかくマスターを呼び出せってしつこいんです」


 一体誰だ?


 僕を名指して呼ぶなんて、なんの用だろう。


 とりあえず僕は言われるがままに、その客の元へと赴く事にした。


 バックヤードから出ると、雀荘内のカウンター席の前で佇む男が見受けられる。


 スーツに真っ黒なサングラスを掛けた、少し場違いな雰囲気の男だ。


「……えーと、僕が鐘築です。おたくさんはどちらさんですか?」


 妙な威圧感を持つサングラスの男に若干気圧けおされながらも、僕はそう尋ねた。


「加山勇志、知っとんな?」


 その男は僕の問い掛けなど無視し、ぶっきらぼうにそう質問してきた。


「へ? はあ……? 知ってますけど……」


「今、奴がどこにいるのか知らへんか?」


「いや、それは知りませんけど……そもそもおたくさんはどちらさんなんですか?」


「本当に加山勇志の居場所に心当たりは無いんやな?」


 この男は僕の質問になど全く答える気など無く、執拗にユウシの居所を聞き出そうとしてくる。


「いや、知りませんて。僕らかてユウシの居場所を知りたいくらいなんやし……」


 僕が少し不機嫌そうに答えると、その男はジッと僕の目を少し見た後、


「……邪魔したな」


 それだけを言い残して、さっさと店から出て行ってしまったのだった。


 僕はわけもわからず訪れた謎の客と、謎の質問に呆気に取られてしまい、その場で少し呆けていた。


「……マスター。さっきのお客さん、なんやったんですか?」


「さあ……」


 バイトの子の心情と全く同じ気持ちだった。


 ただ、わかるのはあの怪しげな男はユウシを探しているという事。


「……なんや、妙な胸騒ぎがするな」


 行方をくらましたユウシを探す怪しい男。


 どう見ても事件性を窺わせるこの状況。




 僕は湧き上がる不安を抑えきれず、すぐにこの事を花守くん、キドケンさん、森田さん、柿沼さんにメールで連絡したのだった。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る