拝読させて頂きました🌷
とても美しい文章で綴られていて「あぁ、日本語って素晴らしい」と再認識をさせて頂きました(^.^)🍑
構成力も見事だと思います。それでは順を追って🍀
名前を付けてしまいたい感情がある
この冒頭から始まって名前を付けたい感情の具体例が始まります。そのいずれもが「うん、あるある」と相槌を打ちたくなるものです。
それから一転して舞台は大学の講堂となります。ここからの講義風景の情景描写と主人公の心象描写がとても美しい言葉で流れるように綴られて行きます。同時にそれはとても丁寧で繊細なので、読書もそこに居るような臨場感を味わえます🐦
もっと。もっと。弾いて。優しく弾いて。力強く弾いて。私のために弾いて。私を包んで。離さないで。
圧巻なのは、この部分です。突如として主人公の心の叫びが響き渡ります。それまでの文章とは明らかに違う激しい感情の爆発は読者の心も揺さぶります🌳
彼の左手の薬指で何かがきらめいた。
主人公の感情の爆発はこの一文で決着をせざるを得なくなります。そして冒頭の名前を付けてしまいたい感情があるに帰結しますが、主人公は自分の感情に名前を付けない事を選びます🍀
窓の外で風が強く吹いて、真っ青な空に透ける緑が舞い上がった。
そして、この鮮やかな一文で物語を締め括らせています。見事です。長文失礼致しました(>_<) しかし、この作品を読ませて頂いた私は幸せです(^.^)🍎
作者からの返信
わ、わ、わ、わ、こんなに素敵なコメントを頂いていいんでしょうか⁉
順を追って感想を書いてくださり、とても丁寧に内容だけでなく構成にも目を向けて読んでくださったことが分かって、嬉しい気持ちでいっぱいです。
まるで、小説の最後にのっている解説みたいです。お話を読んだ後に、このコメントも読んでいただけたら、小説を一冊読んだような気持ちにきっとなりますね♪
「鮮やかな一文」と表現してくださっていて、やっぱり北浦さんわかってるぅ!とつぶやいてしまいました。
思いを寄せる相手の左手に指輪がきらめいたという描写は、バッドエンドにも持っていけます。しかし、私は悲しい気持ちで終わらせたいわけでもなくて、この主人公も「失恋」と名付けられるような経験をしたわけでもないのです。
それをどう調和しようかなと思って最後の一文を書いたので、見事と言っていただけて本望です。
私も、こんなに素敵なコメントを頂けて幸せです♪
とても甘い甘い曖昧
作者からの返信
甘い海の上で揺蕩ってください
星もつけていただきありがとうございました!