41.ヤンデレ妹「・・・・・・あれは、まだ、私達が小学生だった頃・・・・・・お兄ちゃんと私は、将来、家族になるって、約束したの・・・この公園で・・・・・・」

あなた「・・・・・・うん・・・?」


ヤンデレ妹「・・・・・・あの時の私は、お兄ちゃんみたいな、お兄ちゃんが欲しかったから・・・。私にも、お兄ちゃんみたいなお兄ちゃんが居ればなあ・・・ってずっと思っていたよ・・・。羨ましかった・・・。お兄ちゃんみたいなお兄ちゃんが居て・・・」


あなた「・・・・・・・・・何を言っているんだ・・・・・・?俺は、お前のお兄ちゃんだろ?」


ヤンデレ妹「・・・・・・違う・・・・・・って言ったら・・・?」


あなた「なっ・・・なに・・・?違う訳ないだろ・・・俺達は家族なんだぞ?」


ヤンデレ妹「うん、そうだよ」


あなた「・・・じゃあ・・・馬鹿な事言うなよ。お前が言ってる事、矛盾してるぞ?」


ヤンデレ妹「ふふっ・・・矛盾しているのは、お兄ちゃんの方だよ?」


あなた「・・・俺が・・・っ!?・・・ううっ!うぐっ!」


ヤンデレ妹「大丈夫?・・・また呼吸が辛くなったかな?ほら、深呼吸して・・・」


あなた「はあはあ・・・(何だ・・・また、急に、息が苦しくなって・・・「妹」が、訳のわからない事ばかり言う度に・・・呼吸が)・・・」


ヤンデレ妹「・・・・・・う~ん・・・・・・この様子だと、やっぱり、何も言わない方が良いのかな・・・?」


あなた「・・・・・・・・・「妹」・・・。お前、何を知ってる・・・?俺の、この息苦しさと何か関係ある事を知ってるのか?」


ヤンデレ妹「うん・・・」


あなた「・・・・・・お前がさ・・・・・・深呼吸と評して、俺にちゅーして来たり、今日はやたらスキンシップが激しかったり・・・お前が知っているものと関係あったりするのか・・・?」


ヤンデレ妹「・・・っ!!」


ヤンデレ妹「・・・鋭いね・・・お兄ちゃん・・・いつもは超絶鈍感の癖に・・・」


あなた「・・・俺のどこが鈍感だっ!!・・・・・・まあ、いいや・・・話してくれ・・・」


ヤンデレ妹「・・・・・・鈍感だよ・・・・・・超絶鈍感・・・。今から話すのは、お兄ちゃんが鈍感すぎるのが原因の話だよ・・・?」


あなた「・・・ああ・・・?」


ヤンデレ妹「・・・・・・・・・私はね・・・・・・・・・お兄ちゃんと今、家族だけど、本当の妹じゃないの・・・・・・」


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