40.ヤンデレ妹「・・・お兄ちゃん大丈夫?・・・ほらっ、深く息を吸って・・・」

あなた「・・・何を・・・言って・・・?はあはあ・・・息が・・・苦しい・・・」


ヤンデレ妹「・・・ほらっ、吸って。深呼吸だよ、お兄ちゃん」


あなた「はあはあ・・・」


ヤンデレ妹「しょうがないお兄ちゃんだなあ・・・私が息を吹き込んであげるね。・・・お兄ちゃんのお腹の中に息を吹き込んであげるから、私の息を飲み込んでね?_」チュウ


あなた「んぐっ・・・んむっ・・・んっ」フー・・・フー・・・


ヤンデレ妹「」スー・・・スー・・・


あなた「んんっ・・・」フー・・・フー・・・


ヤンデレ妹「」スー・・・スー・・・


あなた「」スー・・・スー・・・


ヤンデレ妹「」プハッ


ヤンデレ妹「大丈夫・・・?息出来る様になった・・・?」


あなた「ああ・・・、「妹」・・・お前どうして、こんな事・・・」


ヤンデレ妹「こんな事って、お兄ちゃんにキスして息を吹き込んだ事?」


あなた「ああ・・・」


ヤンデレ妹「もうお兄ちゃん、私達、家族なんだから、家族のピンチを助けるのは家族の役目だよ」


あなた「・・・でも・・・こんな・・・」


ヤンデレ妹「・・・お兄ちゃんは、この公園に来る度に息が苦しくなるもの・・・介抱するのは、私も慣れてるよ」


あなた「・・・はっ・・・?」


あなた「・・・・・・昨日もここに来た時、息が苦しくなったけど・・・その時はお前に介抱なんてされてないぞ?」


ヤンデレ妹「ううん・・・そうじゃなくて・・・お兄ちゃんは、あの日以来、ここに来るたんびに、呼吸が苦しくなって・・・そして、公園に来ていた時の記憶を失っちゃうの・・・。だから、そのたんびに私がお兄ちゃんに息を吹き込んでいたんだよ・・・?」


あなた「はっ・・・・・・・・・?ええ・・・・・・・・?」


ヤンデレ妹「ふふっ・・・・・・混乱するよね・・・お兄ちゃん、ちょっと記憶がおかしいからね・・・。でも、大丈夫!お兄ちゃんはかわいい妹の私が居るものっ!何も心配しなくても良いんだよ?」


あなた「・・・何だよ・・・あの日って・・・?・・・「妹」・・・どういう事なんだ・・・?それに、記憶がおかしいって・・・?俺の記憶が・・・?」


ヤンデレ妹「うん・・・お兄ちゃんは何にも覚えてないんだよね・・・何にもさ・・・」


あなた「・・・・・・・・・・・・」


ヤンデレ妹「この公園でね・・・私とお兄ちゃんは家族になるって、約束しあったのに・・・・・・寂しいなあ・・・」


あなた「・・・えっ?・・・家族に・・・なる・・・?」


ヤンデレ妹「・・・・・・うん・・・・・・」


あなた「・・・俺とお前は家族じゃん」


ヤンデレ妹「・・・そうだよ・・・今はそうだね・・・」


あなた「・・・うっ・・・ううっ!」ハァハァ


ヤンデレ妹「大丈夫?お兄ちゃんっ!・・・深呼吸して・・・・・・息できない・・・?も一回、私が息を吹き込むね」チュッ


あなた「んむっ!」


ヤンデレ妹「」フーフー・・・


あなた「」フーフー・・・


ヤンデレ妹「・・・・・・ふう・・・これじゃあ、ダメだね・・・。『あの事』に関連する事は、お兄ちゃんの心が受け付けないみたい・・・。やっぱり、本当の事喋るのやめようかな・・・」


あなた「・・・・・・・・・・・・いや・・・・・・・・・話してくれ・・・・・・・」


ヤンデレ妹「・・・・・・」


あなた「・・・話してくれよ・・・。気になるじゃないか・・・。「妹」・・・」


ヤンデレ妹「・・・・・・うん・・・・・・分かった・・・・・・いいよ・・・」


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