35.♦次の日、早朝、あなたの自宅

あなた「鏡で、容姿をチェッーク・・・。うん、良し、全然、変な所無いし、気取った感じでも無いな。ちょうど良い位の着こなしだよな?」


ヤンデレ妹「うん、かっこいいよ、お兄ちゃん」ヒョコ


あなた「うわっ!お前、居たのかよ!?というか、勝手に部屋に入るなと言ったろ!?」


ヤンデレ妹「えへへっ♪ごめんごめん。お兄ちゃん・・・それよりさ・・・お兄ちゃん・・・」


あなた「何だよ・・・?」


ヤンデレ妹「これからさ・・・私とデートに行かない・・・?公園に遊びに行こうよ」


あなた「・・・・・・はあ・・・?・・・デート・・・?・・・あのなあ・・・俺、これからクラ子の買い物、付き合わないといけないんだけど・・・?」


ヤンデレ妹「断ってよ」


あなた「えっ?」


ヤンデレ妹「クラ子さんって、ただのクラスメートの人なんでしょ?そんな人より、かわいい妹との時間を優先しようよ」


あなた「・・・・・・ええっ・・?・・・・・・・・・あのなあ、お前さあ・・・クラ子の方が先約なんだから、そういう訳にはいかないよ」


ヤンデレ妹「・・・どうして?私とお兄ちゃん、家族なのに・・・・そっちの方優先しようよお」


あなた「わがまま言うんじゃありません。・・・ほらっ・・・俺とどっか行きたいなら、今度付き合ってやるから」


ヤンデレ妹「・・・本当?」


あなた「ああ、本当だ。・・・だからさ・・・今日はあきらめてな」


ヤンデレ妹「・・・・・・分かったよ・・・・・・・」


あなた「よしよし、良い子だ。・・・・・・おっと・・・そろそろ、出ないと、クラ子との待ち合わせの時間遅れるな・・・、行ってくるな、「妹」」


ヤンデレ妹「うん・・・・・・行ってらっしゃい・・・」


♦駅前


あなた「早く着きすぎて、30分前に来てしまった・・・待ち合わせはここだけど・・・」


クラ子「よっす!」ドンッ


あなた「う・・・うわっ!・・・・・・・・・何だ、クラ子か・・・急にタックル食らわせるな、すっ転ぶ所だったぞ・・・」


クラ子「ごめん!ごめん!あたし、ちょっとテンション上がっちゃっててさ・・・・・・それより、まだ30分前じゃん、結構早くに来てくれんだね。あたしと会うのそんなに待ちきれなかったの?あっははははっ!感心感心」バシバシ


あなた「いてて・・・叩くな叩くな・・・それを言ったら、お前だって、30分前から来てる事になるじゃないか」


クラ子「・・・え?・・・まあね・・・」


あなた「・・・もしかして、30分以上前から来て、待ってたのか・・・?」


クラ子「なっ!ななっ!な訳無いじゃん!!」バシバシバシバシッ


あなた「いって!いてて!!叩くな叩くな」


クラ子「・・・あっ・・・ごめん、つい叩いてしまって・・・「」君が変な事言うからだよ?」


あなた「変な事は何も言ってねーじゃないか!」


クラ子「それよりもっ!」グッ!


あなた「・・・うわっ!・・・何で腕を組むんだ・・・っ!」


クラ子「「」君が迷子にならない為だよ」


あなた「・・・・・・はぁ・・・・・・?」


クラ子「行こうよ、今日は買いたいの、いっぱいあるからさ、荷物持ち、コキ使ってあげるから」


あなた「・・・・・・分かったよ、今日いっぱい付き合ってやるから、これは貸しだぞ?クラ子?」


クラ子「うんっ!」


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