34.♦夜、あなたの自室
あなた「うーん・・・明日、どういう服着ていけばいいのか・・・、俺とあいつの仲だから、大して気を使う必要無いけど、一応、ちゃんとした服を着ないとな」
ヤンデレ妹「断っちゃいなよ、明日の話」
あなた「・・・うえっ!・・・・・・・「妹」っ!いつから、俺の部屋に入ってきたんだ!」
ヤンデレ妹「今さっきだよ」
あなた「入る時ぐらいノックぐらいしろっ!無言で隣に居たらびっくりするわ!」
ヤンデレ妹「ごめんごめん・・・・・・それよりさ・・・明日の事よりさ・・・おにーちゃんっ!」ダキッ!
あなた「何だ!何だよ!急に抱きつくな・・・って・・・押すな押すなっ!・・・うわっ!」バタンッ
ヤンデレ妹「えへへ・・・お兄ちゃん・・・♪」
あなた「・・・いてて・・・何で、ベッドに押し倒して来るかなあっ!」
ヤンデレ妹「・・・だって寂しいもん」
あなた「・・・寂しい・・・?」
ヤンデレ妹「うん・・・お兄ちゃんが、私から、離れていこうとしているの、寂しいもん」
あなた「・・・離れるって・・・んな訳無いだろう」
ヤンデレ妹「離れてるもん・・・明日、クラスメートの人とデートしようとしてる」
あなた「・・・・・・あのなあ・・・、あいつと俺、デートをする仲だと思うか?」
ヤンデレ妹「ううん、思わない。でも、あの人は多分、違うよ?デートだって勘違いしてると思うよ?」
あなた「・・・クラ子が?」
ヤンデレ妹「うん」
あなた「はははっ!んな訳無いだろう、クラ子みたいながさつな奴が俺とデートなんてさ・・・・っ!あいつ、そういうのとは、一番遠い位置に居る女なんだぜ?」
ヤンデレ妹「・・・・・・お兄ちゃん、鈍感だから、そう言うんだよ・・・。「」
あなた「・・・俺が鈍感?・・・何か証拠でもあるのか?」
ヤンデレ妹「うん」
あなた「ふーん・・・そうかそうか・・・おもしれー妹だ。・・・まあいい・・・ちょっとどいてくれない?明日、クラ子の買い物付き合いの準備しないといけないからさ」
ヤンデレ妹「どかないよ」
あなた「どうして?」
ヤンデレ妹「だって、寂しい気持ちなんだもの」
あなた「はあ・・・?」
ヤンデレ妹「かわいい妹をほっぽいて、変な女とデートするなんて・・・私と言う妹がありながら・・・」
あなた「・・・はいはい・・・可愛い妹が居て、兄としては鼻が高いよ・・・、だからさ、早くどいてくれ」
ヤンデレ妹「いっ!やっ!」ギュゥ!!
あなた「・・・うわっ!何だよ、顔を胸に埋めるなよ!!・・・ちょっと・・・おいっ!」
ヤンデレ妹「えへへ・・・お兄ちゃん♪お兄ちゃん♪」スリスリ
あなた「暑苦しいぞ!抱き着くなっ!こらっ!」
ヤンデレ妹「照れちゃだめだよ。うりうりっ♪」スリスリ
あなた「おいっ!胸を押し付けるなっての!!・・・あのなあ~・・・!!「妹」っ!!こういう事はやっちゃいけません!!」
ヤンデレ妹「どうして・・・?家族間のスキンシップなのに?」
あなた「家族はこういう事しないよ、フツー」
ヤンデレ妹「ふ~ん・・・じゃあさ、家族じゃなかったら、良いの?」
あなた「ええ・・・?そりゃあ・・・関係次第だけど・・・」
ヤンデレ妹「明日、会う、ガサツな女の人はやって良いの?」
あなた「クラ子の事か?する訳ないじゃないか!」
ヤンデレ妹「ふ~ん・・・そう。じゃあ、こういう事、誰とするのさ」スリスリ・・・
あなた「そりゃあ・・・将来、家族になる人じゃないか・・・?」
ヤンデレ妹「・・・じゃあ、こういう事していいよね?」スリスリ・・・
あなた「ダメに決まってるだろ・・・ほらっ、引きはがしてやるから」グイグイ・・・
ヤンデレ妹「うわあ・・・もうっ、お兄ちゃんったら、意地悪なんだから」
あなた「常識的な兄の行動をしてるだけだ」
ヤンデレ妹「・・・でもさ、お兄ちゃん、家族じゃなくて、将来家族になる人なら、もっとスキンシップしても大丈夫なのかな・・・?」
あなた「・・・・・・えっ・・・?・・・・・・う~ん・・・まあ・・・そうだな・・・そういう事なら、やってもセーフじゃないかな・・・?」
ヤンデレ妹「そうなんだ・・・。今ちゃんとした家族じゃなくて、将来、本当の家族になる人だったら、やっても大丈夫なんだね?」
あなた「まあ・・・そうなるな・・・」
ヤンデレ妹「ふふっ・・・ふふふっ・・・分かったよ、お兄ちゃん・・・そういう事なら、分かったよ・・・。」
あなた「何、へらへら笑っているんだ?・・・もしかして、また良からぬ事、考えているんじゃないよな?」
ヤンデレ妹「考えてないよ・・・全然、そんな事考えてないから・・・。・・・・・・・・・今日の所は、これで勘弁してあげるね。明日の準備頑張ってね、お兄ちゃん」バタン
あなた「お・・・おい・・・。出て行ってしまった・・・。何なんだ?あいつ・・・」
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