33.♦あなたの自室

ヤンデレ妹「はぁはぁはぁはぁ・・・宿題嫌だよお・・・死んじゃうよお・・・」


あなた「・・・俺と同じ高校に来たいんだろ?もっと頑張らないといけないぞ・・・。まあ、今日の所は、終わりだな。頑張ったな」


ヤンデレ妹「えへへ・・・ねぇ・・・お兄ちゃん」


あなた「ん?何だ?」


ヤンデレ妹「頑張ったから、頭なでなでして?」


あなた「はぁ!?・・・お前・・・子供じゃないんだぞ?もう中学生なんだぞ?」


ヤンデレ妹「まだ中学生なんです!お兄ちゃんに甘えたい盛りなんです・・・」


あなた「・・・しょうがないなあ・・・」ナデナデ・・・


ヤンデレ妹「えへへ・・・」


あなた「」ナデナデ


あなた「・・・もう良いか?」


ヤンデレ妹「まだまだ」


あなた「」ナデナデ


あなた「・・・もう良いだろ?」


ヤンデレ妹「もっと」


あなた「いい加減にしなさい」


ヤンデレ妹「ええ・・・ケチ・・・良いもん、勝手にお兄ちゃん分を補給するんだから」ダキッ


あなた「うわっ!急に抱きつくな!」


ヤンデレ妹「えへへ・・・お兄ちゃんお兄ちゃん。すりすり、すーはーすーはー」


あなた「お前、な、何、匂い嗅いでいるんだよっ!」


ヤンデレ妹「家族だもん、気にしない気にしない」


あなた「気にするよ!ほらっ、どいて」


ヤンデレ妹「・・・お兄ちゃん・・・しばらく、こうさせてよ・・・ねっ?」


あなた「(「妹」がじっと俺を見ている・・・・こういう上目遣いで見られると断りずらい・・・)」


あなた「わかったよ・・・しばらくこうしてやるから・・・、好きにしなよ・・・」


ヤンデレ妹「わーい!お兄ちゃん大好き!」スリスリスリスリ・・・


あなた「・・・・・・(我が妹ながら、どうして、こうもブラコンなんだ・・・それにしても・・・今日は、やけにスキンシップが激しいな・・・さっきは胸を触らせていたし・・・)」


あなた「ほらほらっ、そろそろ離れな」


ヤンデレ妹「ええ~・・・ケチぃ・・・」


あなた「俺は明日に備えて、やる事があるの」


ヤンデレ妹「やる事?」


あなた「そうそう、明日、クラ子と買い物に出かけるから、よそ行き用の服を用意しないとな」


ヤンデレ妹「え・・・?」


あなた「だから、ほらっ、あっち行った行った」


ヤンデレ妹「ええっ!!それ・・・どういう意味・・・?」


あなた「どういう意味って、明日、クラ子と買い物に行くって意味だが?」


ヤンデレ妹「ええええっ!ダメだよ!だめだめ!絶対ダメだよ、そんなの!」


あなた「・・・どうしてだよ?」


ヤンデレ妹「だって、お兄ちゃんが、あの人に影響されて、悪い人になったら、私、悲しいもん!」


あなた「あのなあ!俺をどういう目で見てるの?・・・それに、あいつは、別に悪い奴じゃないよ」


ヤンデレ妹「・・・ええ・・・でも・・・」


あなた「まっ、そんな訳だから、今日は構ってあげれなくて悪いけど、明日の準備しないとだからさ・・・だから、今日は一人にしててくれよ?」


ヤンデレ妹「・・・やだよう・・・やだよう・・・」


あなた「わがまま言うんじゃありませんっ!」

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