31.♦放課後

あなた「よーやく、授業終わったあ・・・はよ帰ろう」


クラ子「あら、「」君、帰るなら、一緒に帰らない?」


ヤンデレ妹「その必要は無いよ」


あなた・クラ子「うわっ!」


ヤンデレ妹「お兄ちゃんは私と一緒に帰るの。家族だから、当然だよね・・・」


あなた「おいっ!「妹」、何で、ここに居るんだ!?」


ヤンデレ妹「私の学校の授業終わって、すぐここに駆け付けたの。お兄ちゃんと一緒に帰りたいから」


あなた「こらっ、部外者以外、立ち入り禁止だぞ、ここは!」


クラ子「くすくす・・・本当に、「妹」ちゃんって、ブラコンなんだねえ・・・」


ヤンデレ妹「・・・・・・お兄ちゃん、帰ろう・・・一緒に」グイッ


あなた「お・・・おい、引っ張るな」


クラ子「くすくすくす・・・まっ、今日の所はいいか・・・うん、「」君、一緒に帰ってあげなよ」


あなた「あ・・・ああ、うん、そうだな、帰るわ」


ヤンデレ妹「・・・?」


クラ子「・・・じゃあね、「」君、「妹」ちゃん」フリフリ


あなた「ああ、じゃあなクラ子」フリフリ





♦帰路、住宅街


テクテクテクテクテク・・・


あなた「・・・おい・・・「妹」・・・もう、うちの学校に来るのやめてくんない・・・?」


ヤンデレ妹「え・・・?何で?」


あなた「だって、恥ずかしいだろ、妹が自分のクラスまでやって来るのさ・・・」


ヤンデレ妹「恥ずかしく無いよ。家族なんだもん」


あなた「恥ずかしいよ・・・俺、クラスメートにブラコンとか思われてるんだぞ?」


ヤンデレ妹「思わせとけばいいじゃない、周りの目なんて気にしちゃ駄目だよ。ウチの家庭の事なんて、外から口出ししていいものじゃないし・・・」


あなた「・・・あのなあ・・・」


ヤンデレ妹「・・・ほらっ!お兄ちゃん、細かい事は気にしない気にしない」ガシッ


あなた「うわっ!腕を組むな!!」


ヤンデレ妹「んふふふ~♪」


あなた「(・・・困ったな・・・「妹」の奴、ますますブラコンぶりに磨きがかかっている気がする。普段は腕組みとかしないんだが・・・)」


ヤンデレ妹「んふふ~♪お兄ちゃん、お兄~ちゃん♪」


あなた「なんだよ」


ヤンデレ妹「ふふっ、呼んでみただけ」


あなた「なんだよ、そりゃ・・・」


ヤンデレ妹「んふふ~♪」


あなた「(・・・・・・本当にブラコンで・・・困った妹である・・・でも、俺に甘えてくる、「妹」は正直言って可愛いし、甘えられる事はまんざらでも無い・・・。本当にブラコンぶりを治すべきなんだろうか・・・?それとも、気にせず「妹」がブラコンぶりに任せるままにしても良いのか・・・?妹が言う様に、周りの目を気にせずに・・・)」


ヤンデレ妹「お兄ちゃん、コンビニでたい焼きを食べたい!」


あなた「何~・・・太るぞ」


ヤンデレ妹「太らないもん!」


あなた「はいはい」ナデナデ


ヤンデレ妹「あっ・・・んふふ♪」


あなた「(まっ、今日のところは甘やかしても良いか、今日の所は・・・。・・・・・・クラ子と妹友ちゃんにどやされそうだけど・・・)」

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