ヤンデレ妹「兄妹も夫婦も家族なのは変わらないよ？」

１７．クラ子「(「」君は、根暗でどんくさい、あたしを助けてくれたんだものね・・・そりゃ・・・膝ぐらい貸すよ・・・)」

あなた「・・・・・・・・・」

クラ子「・・・ねえ、「」君、また妹さんの事考えているでしょ？」

あなた「えっ？」

クラ子「あっはははっ！君って奴は、酷い奴だなあ、こんな可愛い女の子に膝枕されてるのに、別の女の事考えるんだ？」

あなた「いやっ、そういう訳じゃないくて・・・というか、他の女ってなんだよ？。ただの妹だぞ？」

クラ子「そういう所」

あなた「へっ？」

クラ子「そういう所が、『妹』ちゃんが兄離れ出来ない原因なんだよ。「」君、妹ちゃんの事　ばかり考えてない？」

あなた「・・・そ、そうかな？」

クラ子「そうよ。・・・妹の宿題とか、そんな考える事無いんじゃない？普通の兄妹なら」

あなた「で、でもさ、心配なんだよ・・・。あいつ、ちょっとおとぼけてる所があるから、俺が多少ついてないと・・・」

クラ子「ダメだなあ、「」君は。『妹』さんが兄離れ出来てないんじゃなくて、君が妹離れ出来てないだけじゃないかあ」

あなた「ええ・・・いや・・・まあ・・・」

クラ子「あっはっはっはっ！！「」君は本当にダメだよ・・・ダメダメっ！」ﾍﾟｼﾍﾟｼｯ

あなた「いてて・・・！ちょっ！やめろって！」

クラ子「ふふっ・・・もし、誰かの心配がしたいって事ならさ、あたしの事も心配してよ」

あなた「はぁ？クラ子の事を心配？どうして・・・？何か問題でもあるの？」

クラ子「問題なんて、無いけど・・・、でもさ、あたしを心配する事によって、「」君の頭の中の心配のリソースから、「妹」さんの分を、少し、あたしに振り分けられるんだよ。そうやって、関心を分散させてさ、君自身も妹離れをするんだよ・・・ねっ？」

あなた「そんな無茶苦茶な・・・」

クラ子「あたしの事心配してよ・・・？妹離れの為にさ・・・ねっ？」ｽﾞｲｯ

あなた「う・・・うーむ・・・(何だ、クラ子の奴、ちょっと顔が近いぞ！・・・それに、どこか顔色が赤味があるような・・・」

妹友「おかゆ、お待ちどう様でち！！」ﾄﾞﾝｯ!!

あなた「あっ、妹友ちゃん！」

妹友「何、いい雰囲気になってるですかでち！あっちへ行けでち！！」

クラ子「なっははは！！やなこっただよ。あたしと「」君、恋人同士だし」

妹友「ただの仮の状態でしょうでち！！」ｲﾗｲﾗ

あなた「い、妹友ちゃん。ちゃんとおかゆ作ってくれてたのか？大丈夫だった？調理器具の場所とか、ちゃんとわかった？」

妹友「はいですでち！お米無かったから、コンビニに行って、お米を買ってきて、それを茹でただけですだけどでち・・・」

あなた「えっ！！わざわざ、そんな事までしてたの！？気を使いすぎじゃ・・・！」

妹友「いいえでち！「」さんには、いつもお世話になっていますからでち」

クラ子「「」君、もう、ちゃんと、気が確かだし。ぶっ倒れる事も無いと思うから、おかゆなんて、あげなくても良いと思うよ？」

妹友「でちっ！！？」ｶﾞｰﾝ

あなた「・・・おいおい・・・、折角妹友ちゃんが俺の為に作ってくれたのに・・・、何か色々ありすぎて、腹減ってきたな。妹友ちゃん、ごちそうになるね」

妹友「え・・・はいですでち！「」さん」ﾊﾟｱｱｱ