5.あなた「・・・・・・」
家の中
あなた「・・・・・・」
ヤンデレ妹「ZZZ・・・」
あなた「俺の膝の上を座ったまま寝ないでくれー・・・」
ヤンデレ妹「ふにゃあ・・・お兄ちゃん・・・だいしゅきぃ・・・むにゃむにゃ・・・」
あなた「はぁー・・・しゃーない妹だな・・・こいつの部屋まで持っていくか、よいいしょっと・・・」
ヤンデレ妹「むにゃあ・・・」
あなた「はぁ・・・黙っていれば可愛い奴なんだがなぁ・・・」スタスタ・・・
妹の部屋の前
あなた「・・・『妹』、勝手に部屋に入るぞ?お前いつも俺の部屋に無断で入るからおあいこだからな」
ヤンデレ妹「むにゃむにゃ・・・」
ガチャ
あなた「・・・・・・・・・っ!!!!!」ビクッ!
あなた「な!!!!なんだ!何なんだ!この部屋はっ!!!!」
あなた「部屋中全体に俺の写真が無数に貼られている・・・っ!」
あなた「・・・こ、この写真どこで撮ったんだ・・・!明らかに隠し撮りじゃないか!俺はこんな写真取られた覚えは無いぞ・・・というか、これ、俺が風呂入ってる時の写真じゃないか!」
あなた「おい、こら、起きろ!『妹』っ!!」ホッペムニー
ヤンデレ妹「ひゃあっ!む、むにゃあ・・・な、何っ?いたたっ」
あなた「『妹」っ!お前の部屋の俺の写真!これは一体どういう事だ・・・」
ヤンデレ妹「あれ・・・私・・・?寝てたの・・・?お兄ちゃんに抱えられて・・・、これって、お、お姫様抱っこだ・・・えへへ・・・えへっ・・・」
あなた「えへへじゃないっ!俺の話を聞け!」
ヤンデレ妹「あっ・・・ご、ごめんっ!」
あなた「それで・・・お前の部屋の俺の写真は何・・・?隠し撮りだよなこれは・・・」
ヤンデレ妹「・・・え・・・あ・・・ごめんなさい、お兄ちゃん」
あなた「ごめんなさいじゃなくて、説明が欲しいんだが・・・」
ヤンデレ妹「・・・その・・・部屋に居ると、お兄ちゃんが居ないのが寂しくて・・・お兄ちゃんのお顔が見たくて・・・」
あなた「うん」
ヤンデレ妹「だから、お兄ちゃんの写真取って、部屋で眠る時は、お兄ちゃんの写真を見つめながら眠るの。お兄ちゃんが私の傍に居てくれてるみたいで、安心して眠れるの」
あなた「そっかあ・・・」
ヤンデレ妹「うん、そうなんだよ」
あなた「でもさぁ・・・俺が風呂入ってる時の写真は撮る必要無いんじゃないかな・・・?」
ヤンデレ妹「・・・あっ!(ビクッ!)・・・えっと・・・それはね・・・」アセアセ
あなた「うん」
ヤンデレ妹「・・・・・・それは・・・・・・お兄ちゃん、最近一緒にお風呂入ってくれないから・・・昔は一緒に入ってくれたのに・・・」
あなた「そりゃ、俺は高校生、お前は中学生。昔の様には行くわけないだろ!」
ヤンデレ妹「だから・・・寂しいから・・・だから必要なの、その写真も・・・」
あなた「そっか・・・」
ヤンデレ妹「・・・うん・・・」
あなた「でも、写真は全部撤去な!撤去!」ビリビリ
ヤンデレ妹「そんなあ・・・!!」ガックリ
◆
家の中
ヤンデレ妹「」ビクビクコソコソ
あなた「『妹』何をこそこそ俺から隠れているのかな」
ヤンデレ妹「ビクッ!!・・・別にお兄ちゃんから隠れている訳じゃないよ、私はいつだってお兄ちゃんの事好きだし隠れる訳ないし」
あなた「そっかぁ・・・所で『妹』よ、この前終わった中間テスト、そろそろ回答を返して貰ったよな・・・」
ヤンデレ妹「ど・・・どうだったかなあ・・・」
あなた「嘘つく奴はお兄ちゃん嫌いだぞ?」
ヤンデレ妹「あわっあわわわっ!ごめんねお兄ちゃん!貰ったから、嫌いにならないで!」
あなた「はいはい・・・じゃあ、見せてみて・・・」
ヤンデレ妹「うん・・・」
ヤンデレ妹「・・・・・・はい、テストの結果だよ・・・・・・」バサッ
あなた「うん、どれどれ・・・うーむ・・・また赤点かぁ・・・」
ヤンデレ妹「・・・・・・ごめんね、お兄ちゃん・・・」
あなた「いや・・・良いんだ・・・俺の教え方が悪いばっかりに・・・」
ヤンデレ妹「違うよ!違うっ!!お兄ちゃんは一生懸命、私に勉強教えてくれているもん!・・・・・・私が、馬鹿だから・・・」
あなた「いやっ・・・『妹』!お前は馬鹿なんかじゃない・・・違うんだ・・・」
ヤンデレ妹「・・・・・・」
あなた「・・・・・・今日も一緒に勉強しような・・・・・・・テストの答え合わせしよう」
ヤンデレ妹「うん!お兄ちゃん!一緒に勉強しようっ!」
あなた「(俺と一緒の時はちゃんと勉強出来てるのに・・・テストとなると点数低いんだよなあ・・・内の妹は・・・)」
ヤンデレ妹「(授業中、お兄ちゃんの事を考えて、テストに集中出来てなかったなあ・・・ちょっと思考の隙があると、ついついお兄ちゃんの事考えてしまってぼんやりしちゃうんだよね・・・お兄ちゃんは私の為に勉強教えてくれてるのに、ダメな妹だよね・・・私・・・」
ヤンデレ妹「(・・・でも、テストの点数低いから、お兄ちゃん、テスト勉強付きあってくれるんだよね・・・私の為に・・・それは・・・嬉しい・・・な・・・♪)」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます