4.ヤンデレ妹「ふんふんふーん♪今日もお兄ちゃんにお料理作っちゃう~♪ふんふんっ♪」


妹料理中



ヤンデレ妹「ふんふんふーん♪今日もお兄ちゃんにお料理作っちゃう~♪ふんふんっ♪」


ヤンデレ妹「・・・・・・隠し味、入れないとね・・・・・・」スッ


あなた「おいっ!!!!」


ヤンデレ妹「ひっ!」ビクッ


あなた「指に包丁向けて何しようとしてるんだっ!」


ヤンデレ妹「えっ!あっ!あっ・・・これはね、そのねっ・・・えっと!」


あなた「包丁取り上げ!」


ヤンデレ妹「あっ・・・!お、お兄ちゃん、それじゃあ、料理作れないよぉ」


あなた「・・・そんなものはいいよ、それより、自分を指切ろうとしてたな?何があったんだ?」


ヤンデレ妹「な、何でも無いよっ!」


あなた「・・・・・・一応、俺はお前の兄だし・・・何かあるなら、相談してくれよ・・・」


ヤンデレ妹「えっ?えっ??」


あなた「・・・・・・」


ヤンデレ妹「あのね・・・えっと・・・」


あなた「・・・うん・・・」


ヤンデレ妹「・・・ちょ・・・ちょっと抱きついて良いかな?お兄ちゃん?」


あなた「いいよ、ほらっ」ギュッ


ヤンデレ妹「あっ・・・お兄ちゃん・・・えへへっ♪」


ヤンデレ妹「(お兄ちゃんに心配されてる・・・隠し味なんていつも入れてる事なのに・・・でも、こうやって優しく心配されるの・・・凄く・・・嬉しいなぁ・・・♪嬉しい・・・お兄ちゃん勘違いしてるのに・・・騙してるのダメなのに・・・」





登校時間



あなた「行ってきまーす」ガチャ


ヤンデレ妹「行ってきます」


妹友「おはようございますでち!「」さん、『妹』!」


あなた「わっ、わぁ!玄関のドアを開けたら妹の友達がいきなり現れたんだがっ!」


ヤンデレ妹「わっ・・・わわわっ」


妹友「現れたんじゃありませんでち!ずっと待ってたんですでち!」


あなた「・・・・・・待ってた・・・って?『妹』を?」


妹友「はいでち!「」さんと『妹』をでち!」


あなた「俺達を・・・?何で?」


妹友「この前、『妹』が「」さんのバッグに紛れて「」さんの高校に行っちゃったから、それを阻止する為に、でちが見張る為に来たんですでちっ!」


あなた「そ、そうなのか・・・?それは助かるんだが・・・ウチの妹の為にわざわざ足を運ばせてしまって・・・悪いなあ・・・」


妹友「良いんですでちっ!でちは『妹』の友人ですでちから!」


ヤンデレ妹「・・・友達だったら、来ないでよ~、折角お兄ちゃんと二人っきりで一緒に歩く清清しい朝なのに~」プンスカ


妹友「いい加減、兄離れするでち」


ヤンデレ妹「嫌!無理!離れられる訳無いよっ!私達兄妹なんだからっ!」


妹友「・・・・・・はぁ~・・・・・・、やれやれでち」


あなた「やれやれだな~・・・」



(仲良く三人で道が分かれる所まで登校しました)



あなた「じゃあ、俺の高校はこっちの道だから・・・」


妹友「はいでち!ここでお別れですでちね」


ヤンデレ妹「・・・・・・(あなたの方へ行ってあなたの手を握る)」


あなた「・・・・・・どうしたんだ、『妹』」


ヤンデレ妹「私もお兄ちゃんの学校行く・・・」


あなた「はいはい・・・妹友ちゃん、よろしく」


妹友「任せてくださいでち(ヤンデレ妹を引っ張る)」


ヤンデレ妹「ああ~・・・妹友~・・・やめて~・・・お兄ちゃんと引き離さないで~」ズルズル・・・


あなた「ふ~・・・ようやく行ったか・・・」



あなたと分かれて二人で登校道を歩くヤンデレ妹と妹友



ヤンデレ妹「・・・・・・」


妹友「・・・そんな暗い顔するなでち」


ヤンデレ妹「だって・・・お兄ちゃんが居なくなったんだもの・・・」


妹友「中学生にもなって、甘えん坊過ぎるでち・・・」


ヤンデレ妹「・・・そうかな・・・?」


妹友「そうでち、「」さんも迷惑してると思うでち」


ヤンデレ妹「でも、私、お兄ちゃんが居ないと生きていけないし・・・」


妹友「」イラッ


妹友「甘えるなでち!!」


ヤンデレ妹「っ!!」ビクッ


妹友「・・・あっ!・・・・・・ごめんでち・・・!ちょっ、ちょっと怒鳴ってしまったでち・・・こんなはずは無かったでちだけど・・・声の加減間違ったでち・・・ごめんでち」


ヤンデレ妹「んん~・・・うん・・・大丈夫だよ・・・大丈夫・・・」


妹友「・・・本当にごめんでち・・・」





妹学校



ヤンデレ妹「ふんふんふーん♪へへへっ♪」スリスリ


妹友「ペンをほっぺにすりすり擦り付けてなにしてるでち」


ヤンデレ妹「ん~・・・なんでもないよスリスリ~」スリスリ


妹友「・・・あやしい・・・そのペン、昨日まで持ってなかった奴でちよね?」


ヤンデレ妹「ぎくっ」


妹友「ぎくって何?そのペン『妹』のもの?」


ヤンデレ妹「え・・・えっと・・・そうだよ、うんうん」アセアセ


妹友「・・・・・・もしかして「」さんのものでち?」


ヤンデレ妹「ぎくっ!ぎくくっ!!!ぎっくううううううう~~~~っ!!!!!!」ギクギクギクギクッ!!


妹「・・・やっぱり「」さんのペンでちか・・・ドン引きでち・・・」


ヤンデレ妹「だって!だってだって!学校に行って、離れ離れになっても、常にお兄ちゃんを感じていたいだけなんだもの!」


妹友「はぁ~・・・!あたおかでち・・・「」さんが可愛そうでち・・・」


ヤンデレ妹「・・・?」


妹友「どうせ無許可でペン取ってきたんでしょでち?急に文房具が無くなって、「」さん困ってると思うでちよ」


ヤンデレ妹「・・・そんな事・・・無いと思う・・・多分・・・」


妹友「いやっ、ふつーに困ってると思うでち、毎度思うけど、『妹』は「」さんにあまり迷惑をかけるべきじゃないと思うでち」


ヤンデレ妹「・・・迷惑っ!?」


妹友「そうでち、いつもこんな事ばかりしていたら、困ってるでち、「」さん優しいから良いけど、その内愛想尽かされるでちよ」


ヤンデレ妹「ええっ!!お兄ちゃんに愛想尽かされる!!嫌われるっ!!」ガーン


ヤンデレ妹「嫌だーーーーっ!私はお兄ちゃん無しでは生きられないのに・・・っ!!嫌嫌っ!嫌あああああっ!!」ダキッ


妹友「抱きつくなでちっ!・・・はぁ・・・まったく・・・」

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