4.ヤンデレ妹「ふんふんふーん♪今日もお兄ちゃんにお料理作っちゃう~♪ふんふんっ♪」
妹料理中
ヤンデレ妹「ふんふんふーん♪今日もお兄ちゃんにお料理作っちゃう~♪ふんふんっ♪」
ヤンデレ妹「・・・・・・隠し味、入れないとね・・・・・・」スッ
あなた「おいっ!!!!」
ヤンデレ妹「ひっ!」ビクッ
あなた「指に包丁向けて何しようとしてるんだっ!」
ヤンデレ妹「えっ!あっ!あっ・・・これはね、そのねっ・・・えっと!」
あなた「包丁取り上げ!」
ヤンデレ妹「あっ・・・!お、お兄ちゃん、それじゃあ、料理作れないよぉ」
あなた「・・・そんなものはいいよ、それより、自分を指切ろうとしてたな?何があったんだ?」
ヤンデレ妹「な、何でも無いよっ!」
あなた「・・・・・・一応、俺はお前の兄だし・・・何かあるなら、相談してくれよ・・・」
ヤンデレ妹「えっ?えっ??」
あなた「・・・・・・」
ヤンデレ妹「あのね・・・えっと・・・」
あなた「・・・うん・・・」
ヤンデレ妹「・・・ちょ・・・ちょっと抱きついて良いかな?お兄ちゃん?」
あなた「いいよ、ほらっ」ギュッ
ヤンデレ妹「あっ・・・お兄ちゃん・・・えへへっ♪」
ヤンデレ妹「(お兄ちゃんに心配されてる・・・隠し味なんていつも入れてる事なのに・・・でも、こうやって優しく心配されるの・・・凄く・・・嬉しいなぁ・・・♪嬉しい・・・お兄ちゃん勘違いしてるのに・・・騙してるのダメなのに・・・」
◆
登校時間
あなた「行ってきまーす」ガチャ
ヤンデレ妹「行ってきます」
妹友「おはようございますでち!「」さん、『妹』!」
あなた「わっ、わぁ!玄関のドアを開けたら妹の友達がいきなり現れたんだがっ!」
ヤンデレ妹「わっ・・・わわわっ」
妹友「現れたんじゃありませんでち!ずっと待ってたんですでち!」
あなた「・・・・・・待ってた・・・って?『妹』を?」
妹友「はいでち!「」さんと『妹』をでち!」
あなた「俺達を・・・?何で?」
妹友「この前、『妹』が「」さんのバッグに紛れて「」さんの高校に行っちゃったから、それを阻止する為に、でちが見張る為に来たんですでちっ!」
あなた「そ、そうなのか・・・?それは助かるんだが・・・ウチの妹の為にわざわざ足を運ばせてしまって・・・悪いなあ・・・」
妹友「良いんですでちっ!でちは『妹』の友人ですでちから!」
ヤンデレ妹「・・・友達だったら、来ないでよ~、折角お兄ちゃんと二人っきりで一緒に歩く清清しい朝なのに~」プンスカ
妹友「いい加減、兄離れするでち」
ヤンデレ妹「嫌!無理!離れられる訳無いよっ!私達兄妹なんだからっ!」
妹友「・・・・・・はぁ~・・・・・・、やれやれでち」
あなた「やれやれだな~・・・」
(仲良く三人で道が分かれる所まで登校しました)
あなた「じゃあ、俺の高校はこっちの道だから・・・」
妹友「はいでち!ここでお別れですでちね」
ヤンデレ妹「・・・・・・(あなたの方へ行ってあなたの手を握る)」
あなた「・・・・・・どうしたんだ、『妹』」
ヤンデレ妹「私もお兄ちゃんの学校行く・・・」
あなた「はいはい・・・妹友ちゃん、よろしく」
妹友「任せてくださいでち(ヤンデレ妹を引っ張る)」
ヤンデレ妹「ああ~・・・妹友~・・・やめて~・・・お兄ちゃんと引き離さないで~」ズルズル・・・
あなた「ふ~・・・ようやく行ったか・・・」
あなたと分かれて二人で登校道を歩くヤンデレ妹と妹友
ヤンデレ妹「・・・・・・」
妹友「・・・そんな暗い顔するなでち」
ヤンデレ妹「だって・・・お兄ちゃんが居なくなったんだもの・・・」
妹友「中学生にもなって、甘えん坊過ぎるでち・・・」
ヤンデレ妹「・・・そうかな・・・?」
妹友「そうでち、「」さんも迷惑してると思うでち」
ヤンデレ妹「でも、私、お兄ちゃんが居ないと生きていけないし・・・」
妹友「」イラッ
妹友「甘えるなでち!!」
ヤンデレ妹「っ!!」ビクッ
妹友「・・・あっ!・・・・・・ごめんでち・・・!ちょっ、ちょっと怒鳴ってしまったでち・・・こんなはずは無かったでちだけど・・・声の加減間違ったでち・・・ごめんでち」
ヤンデレ妹「んん~・・・うん・・・大丈夫だよ・・・大丈夫・・・」
妹友「・・・本当にごめんでち・・・」
◆
妹学校
ヤンデレ妹「ふんふんふーん♪へへへっ♪」スリスリ
妹友「ペンをほっぺにすりすり擦り付けてなにしてるでち」
ヤンデレ妹「ん~・・・なんでもないよスリスリ~」スリスリ
妹友「・・・あやしい・・・そのペン、昨日まで持ってなかった奴でちよね?」
ヤンデレ妹「ぎくっ」
妹友「ぎくって何?そのペン『妹』のもの?」
ヤンデレ妹「え・・・えっと・・・そうだよ、うんうん」アセアセ
妹友「・・・・・・もしかして「」さんのものでち?」
ヤンデレ妹「ぎくっ!ぎくくっ!!!ぎっくううううううう~~~~っ!!!!!!」ギクギクギクギクッ!!
妹「・・・やっぱり「」さんのペンでちか・・・ドン引きでち・・・」
ヤンデレ妹「だって!だってだって!学校に行って、離れ離れになっても、常にお兄ちゃんを感じていたいだけなんだもの!」
妹友「はぁ~・・・!あたおかでち・・・「」さんが可愛そうでち・・・」
ヤンデレ妹「・・・?」
妹友「どうせ無許可でペン取ってきたんでしょでち?急に文房具が無くなって、「」さん困ってると思うでちよ」
ヤンデレ妹「・・・そんな事・・・無いと思う・・・多分・・・」
妹友「いやっ、ふつーに困ってると思うでち、毎度思うけど、『妹』は「」さんにあまり迷惑をかけるべきじゃないと思うでち」
ヤンデレ妹「・・・迷惑っ!?」
妹友「そうでち、いつもこんな事ばかりしていたら、困ってるでち、「」さん優しいから良いけど、その内愛想尽かされるでちよ」
ヤンデレ妹「ええっ!!お兄ちゃんに愛想尽かされる!!嫌われるっ!!」ガーン
ヤンデレ妹「嫌だーーーーっ!私はお兄ちゃん無しでは生きられないのに・・・っ!!嫌嫌っ!嫌あああああっ!!」ダキッ
妹友「抱きつくなでちっ!・・・はぁ・・・まったく・・・」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます